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「この数値(年間20ミリシーベルト)を、乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず・・・」

と、4月29日に小佐古敏荘教授は涙を流しながら記者会見を開き、内閣官房参与を辞任しました。
教授は、子供の年間被ばく量を国際放射線防護委員会(ICRP)が定めている「年間1ミリシーベルト」の基準に下げることを提案していたようですが、政府には受け入れられなかったそうですね。


しかし、五井野博士の見解からすると、この「年間1ミリシーベルト」という基準も妥当ではないそうです。

五井野博士は、裏はスカル・アンド・ボーンズなどのハイレベルな秘密結社からスカウトがきたり、表も世界の国王クラスから声がかかるほどの日本を代表する天才科学者です。

そんな裏も表もすべて知っている五井野博士は、原子力産業は政府、新聞、テレビ等のマスコミ、電力会社や原子力製造会社等の企業体が「お金」で繋がっており、その背後には闇の支配者が強力な力を持って控えていると言います。

そして、年間の被ばく量として妥当なのは、これらの支配下にある国際放射線防護委員会(ICRP)が定めている「年間1ミリシーベルト」の基準よりも、政治や企業論理の影響を受けないヨーロッパの科学者グループで構成された欧米放射線リスク委員会(ECRP)の基準である「年間0.1ミリシーベルト」だと博士は言っています。それも子供の基準ではなく、大人の基準で。

その視点から考えると、今回政府が定めた子供の被ばく量「年間20ミリシーベルト」という基準が、いかに狂気の沙汰であるかがわかります。


しかし、このように表に出てくる情報はハチャメチャなものであるのにも関わらず、その情報を真に受けてなのか、最近は何かにつけて「とにかく安全で大丈夫」という声ばかりが、世間からは聞こえてきます。

特に、賛否両論の様々な意見のある野菜の風評被害の件ですが、これについては、個人的には以下の玉蔵さんや武田教授の見解と同様に思っています。


■ 玉蔵さんのブログより
「原発情報 初期症状について」

へー。
素晴らしいですね。風評被害解消のために福島の野菜の即売会だそうです。



文部科学省が公表したデータでもチェルノブイリを超える土壌汚染が明らかになっているのに。
ものともしない現代の神風特攻隊。
勇ましい。。命知らずばっかりだ。
第二次大戦で死んでいった本当の神風特攻隊の人達は草葉の陰で涙していることでしょう。

前に書いた飯山一郎さんという方のサイトに気になる情報がありますた。
(※もちろんこれは極端な例を言っているだけかもしれません。各自が判断してください)

この1ヶ月,私の朝は携帯電話の着信音で始まる.
ほとんどの着信電話は乳酸菌の培養の話で,楽しい会話になって終わる.
しかし,この10日間は楽しくない電話が多い.メールも楽しくない.
鼻血や茶黄色の痰や下痢の話が多く,体調不良をうったえる声が暗いのだ.
今朝のメールは次のようだ.
はじめまして。××××といいます。
今は北海道にいますが、昨日まで10日ほど東京にいました。
鼻血も出ましたし、あまり体調がよくありません。
飯山先生のお力を借りたく連絡させていただきました。
米の磨ぎ汁の乳酸菌培養に失敗してしまいました。
成功するポイントがあれば教えてください!
それと毎日磨ぎ汁を保存した方いいのでしょうか?
その場合、ペットボトルに日にちごとに分けた方がいいのでしょうか?
他に何かあれば教えてください!お願いします!
肥田舜太郎医師も大変に心配されておられる.
私が一番心配しているのは…元気な者を含めて、放射線の病気が始まって
くるのは、おそらくこの秋から来年の春にかけてたくさん出てくるだろう。
東北では、下痢がはじまっています。
(被ばく者の)最初の症状の一つは下痢が始まりです。
これは今の普通のお薬では止まりません。
東京板橋の某大手病院の救急救命センターでは,被曝症と断定せざるをえない
患者が増えているという.
大手病院を回っているプロパー(製薬会社の営業部員)からも同じ話を聞いた.
放射性物質が肺に吸引されたことによる内部被曝症.これは日本の医療システムに
とっては完全に未知の領域で手に負えない事態なのだ,とも.


初期症状として言われているのは鼻血はもちろんですが、訳もなく疲れる、異常に眠いなどの倦怠感、喉のイガイガ、痰そして下痢などのようです。

まぁ、松原照子さんが言うように9000万人ぐらいまで人口が減るんでしょうね。

今、目には見えないがサバイバルが始まっている。
スピルリナや、炭や、ゼオライト、乳酸菌、はたまた味噌、玄米食、醤油、古来からの日本の発酵食品。
とにかくありとあらゆる手段を駆使して生き残るしかないのでしょう。
広島、長崎でも生き残った人はいっぱいいた。今、やれることをやりましょう。

もうこういう即売会に行くような人達。
命知らずの特攻隊志願者を説得している暇はないのかもしれません。

本当にありがとうございました。(転載終了)



■ 武田教授のブログより
 原発 緊急情報(62) 「風評」を流し続ける政府・自治体

「風評」とは単に「うわさ」のことですが、最近では「事実ではない噂」のことで使われます.
福島原発事故が起こってからの主な風評(多くは風評より「ウソ」に近い。括弧は主として風評を立てた人と、それが風評である理由)は、

1.  被ばくしても直ちに健康に影響はありません
(官房長官。放射線の健康被害は一般的に晩発性だから)
2.  CTスキャンに比べて低いので健康に影響はない
(官房長官。CTスキャンは医療行為)
3.  規制値の3355倍でも健康に影響はない
(保安院。言うまでもなくウソ)
4.  学校は20ミリシーベルトまで良い
(文科省。1ミリシーベルト)
5.  福島県に汚染されていない瓦礫がある
(川崎市長。福島県の瓦礫が汚染されていないとしたら、福島県の放射線量が1時間0.03マイクロシーベルト付近でなければならない)
6.  福島県の野菜は安全だ。汚染されているというのは風評
(農業関係者?流通関係者? 川崎市長と同じく、理論的な間違い。福島県には原則として汚染されていない野菜や酪農品は無い。もしこれを言うなら「どのような方法で汚染を除去したか」を明示する必要がある。今の段階では「汚染されている」という方が風評ではなく、「汚染されていない」という方が風評。)
・・・・・・・・・
目の前に、2束の野菜がある。一つが「放射線物質で汚染されていない野菜」であり、もう一つが「規制値の2分の1の放射性ヨウ素で汚染されている野菜」とする。
それをスーパーの人が「大切なお客さん」に丁寧に事実を説明する.2つの野菜の値段は同じだ。
お母さんは考えることもなく、「放射性物質で汚染されていない野菜」を買う.あまりにも当然だ。
・・・・・・・・・
このお母さんの行為を批判している人が「風評被害を主張する人」です。その人たちは、お母さんの気持ちを理解できず、子供に被ばくさせようと懸命です.
なぜ、それまでして子供に汚染野菜を食べさせたいのでしょうか? この世に「汚染された野菜しかない」なら、あるいはいろいろな考え方もあるでしょうが、「汚染されていない野菜がある」のに、なぜ日本の子供達に汚染された野菜を「大丈夫だ」といって食べさせようとするのでしょうか?
おそらくは「お金」でしょう。お金が欲しいから子供を被ばくさせる、「このぐらい大丈夫」といって放射性物質が含まれている野菜を店頭に並べる、
一体、心優しい、子供を大切にしてきた日本の大人はどこに行ってしまったのでしょうか?
(転載終了)


ただ、「風評被害を主張する人」を悪い人達だとは思いません。
政府や東電は、賠償金額の問題から被害を過小評価したいので、武田教授が伝えているように「お金」の話が絡んでくると思いますが、一般の企業や人々は、純粋に農家やその地域の人々のことを想って行動していると思います。

しかし、政府やメディアの言うことを鵜呑みにして、ただ「大丈夫、大丈夫」と安全性について何の根拠もない野菜を販売する、自ら食べる行動で「安心」を伝えるよりは、まずは正しい知識(大人の年間被ばく量0.1ミリシーベルト)を知り、その上で「子供や妊婦が食べても安全だ」という基準で土壌や野菜の放射線量のデータをチェックして公表していくことが、消費者と生産者に本当の意味での「安心」を与えることができると思います。

生産者を含めた「風評被害を主張する人」は純粋な人々だけに、後から騙されていたことを知るとショックがかなり大きいものになる可能性があります。特に自分達が生産した農産物で、将来の子供達の健康が損なわれることほど、農家の人々にとってつらいことはないかと・・・。


また、玉蔵さんが紹介した飯山一郎さんの情報のように、5月に入ってから首都圏近郊の人々から様々な体調不良の話は、事実聞いています。
5月から温度が急上昇中で、再臨界が噂されている福島第一原発3号機と関係があるのかわかりませんが、昨日の東京はこれまでにないほど濃い濃度の放射線量が観測されたそうです。

都内の放射線量急上昇(NEVADAブログ)

東京は本日も雨ですので、濡れないようにご注意下さい。