地震が噂された11日は、幸いにも台湾にもイタリアにも、そして日本にも大きな地震は起こりませんでした。

しかし、スペインでは比較的大きな地震が起き、被害が出ました。

『スペイン南部で地震、8人死亡=M5.1、建物一部倒壊も』(時事通信)
【パリ時事】スペイン南部で11日午後6時47分(日本時間12日午前1時47分)ごろ、マグニチュード(M)5.1の地震が発生した。ムルシア自治州ロルカで建物が一部崩れるなどし、地元当局によると少なくとも8人が死亡。負傷者も167人に上り、うち3人は重体とされる。
 米地質調査所(USGS)によると、震源地はムルシアの南西50キロで、震源の深さは1キロ。この約2時間前にもM4.4の地震があった。首相府によれば、ロルカのほかアルバセテ、ベレスルビオでも被害が出ている。
 サパテロ首相は同日、軍や警察の緊急部隊を派遣するとともに、関係省庁に協力して被災地支援に当たるよう指示。12日にはルバルカバ副首相を現地に派遣する。首相はカルロス国王と謁見(えっけん)中に地震の一報を知らされたという。
 現地からの報道によると、ロルカでは建物の壁面が崩落したり、壁に亀裂が入ったりしている。落ちてきたがれきの下敷きになり大破した車もある。

マグニチュード5規模の地震なら、最近の日本では日常茶飯事のことですが、なぜ被害が大きかったのかいうと、震源の深さがなんと「1キロ」なんですね。最初は、一桁間違えているかと目を疑いました。これは、さすがに自然地震とは思えませんが・・・。

しかし、世界ではスペインの地震が注目されてますが、その前日の10日午後7時55分 に、実はもう1つ別の地域で非常に気になる地震が発生しました。

『バヌアツ沖でM7.1の地震=米地質調査所』(ロイター)
米地質調査所によると、バヌアツの南西83マイルの沖合でマグニチュード7.1の地震が発生した。震源の深さは16.4マイル(26キロメートル)という。

このバヌアツという南太平洋の国。
聞き慣れない方がほとんどだと思いますが、世界地図だとオーストラリアの北東あたりになります。

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実は、このバヌアツで地震が起こると日本にも地震が起こるというのが、昔から有名な話であり、ニニギさんや玉蔵じいさんもその件に注目しています。

※バヌアツと日本の地震の関係
2007年
3月25日 9時39分 バヌアツ
3月25日 9時41分 能登半島地震 M6.9
7月15日 9時27分 バヌアツ M6.3
7月16日 1時13分 中越沖地震 M6.7 
8月2日 2時8分 バヌアツ M7.2
    11時38分 サハリン南部 M6.4 
2009年
8月11日 駿河湾 M 6.4
10月8日 バヌアツ M7.8
10月30日 奄美大島北東沖 M6.8
2011年
3月11日 東北地方太平洋沖 M9.0
3月17日 バヌアツ M6.3

これは、恐らく太平洋プレートで繋がってるからだと思います。
改めてプレートの世界地図を見ると、確かにバヌアツは太平洋プレートとインドプレート狭間のラインにピッタリのっています。

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となると、やはり太平洋プレートが活発に動いている可能性が高いため、日本もある程度地震の警戒をしておくほうが良いかもしれません。

この感じだと、フィリピン海プレートを巻き込んだ、東海、関西方面を中心の南海トラフあたりがポイントになってくるかと思います。
引き続き大気イオンの濃度を確認してますが、やはり関西方面の値だけが非常に高いものが出ています。

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ただ、トリガー日は、正直わかりづらい状態になっています。

一番危険なのは、再三伝えているように、満月(17日)の前後です。さらに今月は、15日が月が地球に近づくタイミングで、16日は彗星近日点でもあります。これらの影響も考えると、15日~22日の1週間がトリガー期間といえると思います。

では、直近は大丈夫かといえば、そうとも限りません。先ほどのバヌアツとの関係でいえば、同日や翌日に日本で地震が発生しているケースもあります。

また、このタイミングで台風が日本に近づいてきたのも気になっていはいます。
これも以前から伝えてますが、台風は地震エネルギーが溜まっている地域に向かう傾向があり、台風から温帯低気圧に変わる(台風が崩れる)地域が特に要注意となります。

とうことで、本日から10日ほどはトリガー期間として警戒しておく必要があると思います。
それが過ぎれば、5月は一旦は落ち着くかと思います。自然の動きとしては・・・。

何ごともないことを祈ります。