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※ゴッホを超えた五井野画伯

早いもので、今年もあと一ヶ月。12月になりました。
山梨も寒いですが、東京もすっかり冬の気配が漂ってきており、夜になるととても寒く感じます。

東京初日(12/1)は、久しぶりにスーツを着て、ビジネスマンっぽく東京にいる知人の会社へと次々に訪問しましたが、夕方からはまったく主旨を変えて芸術三昧の日でした。

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※タンギーの店

最初に訪れたのは、世界最高峰の科学者であり芸術家でもある五井野正画伯(博士)が銀座に開いたギャラリー「タンギーの店」という場所です。

僕が東京へ行くということで、有り難いことに急遽お店からご招待頂き、初めてお邪魔させて頂きました。

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ここでの目玉といったら、何と言ってもゴッホが描けなかった「6本の向日葵」の絵です。
芸術に関しては疎い自分でも、この絵から伝わって来るエネルギーの強さにびっくりし、見ているだけで体が熱くなってきました。もはや宇宙の絵ですね。さすが七次元(宇宙)からやって来た画伯・・・。

五井野画伯は、今となっては世界中の国王や首脳陣を相手に活動をされている方なので、今後もますます国際レベルで活躍の場は広がっていくと思います(本当は銀河レベルなんですが、その辺の話はまたどこかで)。

そのため、今後はなかなか一般の方向けに絵を描く時間も限られてくるかもしれないので、絵画コレクターの方は、是非とも一度「タンギーの店」に訪れてみて下さい。この「6本の向日葵」は購入することができる絵なので、今が一番オススメですよ。


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※清塚信也さん

「タンギーの店」の後、同じ銀座で訪れたのは、コンサート会場であるヤマハホール。
ここで今注目の若手ピアニスト「清塚信也」さんのピアノコンサートがありました。

清塚さんは、あの人気ドラマ「のだめカンタービレ」の登場人物で「千秋真一」パートの吹き替え演奏を担当したことで一躍注目を浴び、最近ではNHK大河ドラマ「龍馬伝」において、龍馬にまつわるゆかりの地をたどるミニコーナー「龍馬伝紀行」のテーマ曲を演奏したことでも有名な方です。

*******PROFILE*******

幼少の頃よりクラシックピアノの英才教育を受け、日本および世界各国のコンクールで数多くの賞を受賞。ピアニスト中村紘子氏、加藤伸佳氏、セルゲイ・ドレンスキー氏に師事。

現在、リサイタルおよびサロンコンサートでの演奏を軸に、CD、TV-CM、ゲーム音楽、映画音楽、テレビドラマの分野を始め、学校、病院、介護施設等でのボランティア演奏等、マルチな活動を展開。

聴衆の心を揺さぶる彼の表現力は、各方面で高い評価と厚い支持を得ており、知識とウィットに富んだトークを交えた彼ならではのコンサートは毎回多くのファンを魅了している。

2008年度は年間150本を超える演奏活動を達成。

近年、話題のドラマ「のだめカンタービレ」にてサウンドトラック演奏および劇中の「千秋真一」のすべての吹き替え演奏を担当。

映画「神童」ではサントラ演奏、ピアノ演奏指導に加え、出演も果たす。

「たけしの誰でもピカソ」や「みゅーじん<音遊人>」等のテレビ番組で取り上げられるなど、メディアの関心も高く、現在、若手ピアニストの中で注目度ナンバーワンともいえる存在である。

知人の紹介で清塚さんのお母様とのご縁があり、この日に「タンギーの店」同様に初めて生の演奏を耳にすることができました。

感想としては、まさに天才の一言。
清塚さんの創造性豊かで魂のこもった演奏には、正直驚かされました。

同世代の方が活躍するのは本当に嬉しいことなので、是非とも音楽が好きな方は一度清塚さんの演奏を耳にしてみて下さい。

ちなみに12月7日(水)19時〜のフジテレビ系「2011 FNS歌謡祭」に出演されるそうです。コンサートまで行けない方は、こちらの番組を良かったらどうぞ。

● 清塚 信也オフィシャルウェブサイト

それにしても、絵や音楽などの芸術に触れることで、最近思っている「人生」についてをより深く考えさせられた気がします。

絵を描くことも楽器を演奏することも、一つの作品を完成させてようやく一つの素晴らしい物語が出来上がります。

ピアノの演奏なんてわかりやすく、曲の中のある瞬間だけを切り取っても、そこには、ただ【高い音】【低い音】だけが存在するだけであり、「時間」という流れに乗って音が繋がっていくことで美しいメロディを奏でます。

絵を描くのも同じで、【明るい色】【暗い色】などの一筆一筆のタッチの積み重ねで作品ができており、その一筆の瞬間だけにフォーカスしても、ただ【明るい色】【暗い色】がキャンパスに付いたという意味しかありません。

なんだか、この3次元世界で「時間」とともに人間が生きているのも同じような感じがしました。

自分が芸術という作品を創っているアーティストの立場であれば、もちろんどの音も色も必要だと分かっていて使いますが、もしかしたら僕らはいつの間にか「人生」という一つの作品を創っているアーティストであることを忘れ、その作品の中で生きているのかもしれません。

「人生」という一つの作品は、生涯を終えてようやく完成するものだと思います。

そのため、「人生」の中で起きた【良いこと】【悪いこと】も、その瞬間だけを切り取っただけでは、その作品(人生)本来の意味や素晴らしさを理解できないものだと思います。

作品が完成して初めて【良いこと】【悪いこと】もすべてが必要だったと気づくのかもしれません。

でも、さらに残念なことに、人間は三次元世界の地球(作品)の中で生きていると【良いこと】は受け入れても【悪いこと】は否定してしまいます・・・。

自分の短所や自分に起こった悪い出来事であればまだしも、悪い国も悪い勢力も悪い人も全部・・・。
作品の中で生きている限りは、いつまでも善悪、光と闇の二元論から抜け出せません。

ご存知のとおり、新しい時代は二元論からの卒業、統合の時代です。アトランティスとムー、西洋と東洋、ユダヤと日本、天上界と地上界、右脳と左脳、肉体と魂などなど・・・光も闇もないすべての統合です。

統合の時代へとシフトする、いわゆる「アセンション」とは、人類がいよいよ作品から飛び出す時期のことでもあるのかもしれません。

誰もがアーティストは、自分自身であると認識すること。

今回は、たまたま芸術に触れる中でふと「人生」についてを学びましたが、物質文明から精神文明に移行し、お金の時代から文化の時代になって来ると、より飛び出すきっかけは増えるかもしれませんね。

2012年、どこまでやれるか楽しみです。