1
※倒壊寸前の福島第一原発4号機

度々になりますが、原発情報、および放射能汚染状況について。

まず、福島第一原発の4号機がどうなっているかについてですが、今現在聞いている内容だと、やはり1日に発生した地震によってメルトダウンし、燃料がコンクリートを溶かし始めて黒煙を出している状態が濃厚とのことです。ただ、幸いにも完全に倒壊していはいないようなので、今の段階では大惨事には至っていないものと思われます。

しかし、4号機のメルトダウンの影響かどうかは確定してませんが、今現在に至っても周辺地域に大量の放射性物質が飛散されているのは間違いないようで、事実メディアなどでも今年に入ってからの放射線量の急増を報じています。

■ 福島市で放射性セシウムが異常な上昇
2

 文部科学省が発表した福島市内の「定時降下物環境放射能測定結果」によると、同市内で検出されたセシウム134、137の値が異常に上昇していることがわかった。

 1月4日午後2時時点の測定結果によると、福島市内で1月2日午前9時~1月3日午前9時までは、セシウム134が180MB(メガベクレル)/平方キロ、セシウム137が252MB/平方キロとなった。

 その前日の1月1日午前9時~1月2日午前9時までは、134、137ともに、ND(検出限界値未満)だった。また、それ以前と比べても、2日~3日の値は軽く10倍以上となっている。
2012年01月05日 16時40分(ゆかしメディア

また、テレビにも頻繁に登場して良くも悪くもすっかりと有名になった中部大学の武田邦彦教授も、1月2日以降にセシウムが大量に降っていることを指摘しています。この基準は、避難レベルであるそうです。

■ 緊急速報  セシウム降下と4号機(武田邦彦教授)
3

12月29日、30日と高かった福島市のセシウム降下量は、いったん12月31日、1月1日と下がったものの、1月2日には「4月なみ(4月は福島からのデータはないので、茨城県北部のデータを参照した)」セシウムが降っている。

この量が続けば3月、4月と同じだから一時避難しなければならない。ただ、今の段階で間違ってはいけないことがある。それは「原因を追及するのではなく、本当に3月4月なみのセシウムが降っているのか、なぜそれを政府が警告し、マスコミが報道しないのか?である。

データは文科省の正式報告であり、値は1日で252メガベクレル(1平方キロメートルあたり)だから、十分に警告を出して良いレベルだ。「2,3日、様子を見る」ということかも知れないが、危険な兆候は知らせてくれないと困る。

被曝は足し算だから、直ちに逃げなくても良いが、マスク、外出抑制はまずして、学校の開校は時期をずらした方が良いだろう。また、本当ならまもなく水道も汚れてくるはずであるし、半月後には葉物野菜が汚染されるだろう。

第二に重要なのは原因の追及より、セシウム降下の事実を調べることだ。たとえば、このように考えたら良い。火事が起きて家族のいる居間に火が移ろうとしている。その時に逃げる準備や火がどこまで迫っているかは大切だが、火元が台所か風呂場かは当面はあまり深く追究しても意味が無い。だいたいの方向が判れば良い。

実は、私も「4号機が危ない」という情報があったので、それを調べていたら、どうも「セシウムが降ったのは4号機ではないか」と類推し、4号機の問題にすり替わったらしい。4号機かどうかなどは2,3日後でも間に合う。

セシウムが降っているなら、それだけに注目し、逃げる準備が先である。4号機でも1号機でも、福島周辺からの2次汚染でも、同じことが起こる。でも、原因追及より、事実確認をすることが第二だ。もちろん、事実確認をしている内に被曝してはいけないから、ともかく危険なデータがでたら、即、準備をするべきだ。(平成24年1月6日 午後6時)

今のところ表に出ている情報では「福島を中心に放射線量が上昇している」「福島でセシウムが大量に降っている」と言われていますが、先ほど入った情報によると、千葉でもかなり高い放射線量が検出されただけでなく、なんと渋谷のハチ公前で毎時2.2μSvの放射線量が検出されたと聞きました。

一般的に許容放射線量は、内部被ばくを含まない水準としても毎時0.19μSvまでと言われているので、軽く基準の10倍以上の値です。これが事実だとしたら、東京は当然ながら、首都圏全域も数日間は注意をした方が良いです。外出時はマスクをして出かけるようにして下さい。

ただ、数日間で治まる一時的なものであれば良いですが、もしもこの放射線量の急増が4号機のメルトダウンの影響であるならば、事態はこれから先が本番となります。

というのも、4号機だけでもかなりの燃料棒が溶け出す危険性があるのですが、その事態を収束させる作業員すら避難していなくなった場合、他の原発までもが次々にメルトダウンする可能性があるそうです。

①4号機のメルトダウン<内部は原発10個分以上の使用済み燃料棒+未使用燃料204本>
     ↓
②作業員の全員退避により福島原発第一の作業、及び第二の作業が完全停止
     ↓
③福島第一5、6号機のメルトダウン 福島第二原発のメルトダウン 
     ↓
④総量として原発20数個分相当のメルトダウンが福島県で現実となる


まぁ、④まで行ったら日本どころか北半球どこいっても意味がないと思いますので、人類は放射能耐性遺伝子にスイッチを入れるしかなくなります。

その準備も着々と進んでいるので、万が一の際もすぐに悲観する必要もないかと思いますが、とにかく大事にならないことを願うと共に、しばらくの間は十分に放射能対策をされることを推奨します。

と言いながら、明日は朝から東京方面に一泊で行く予定があります・・・。
マスクとゼトックス、ゼオミストを持参して何とか乗り切ります。皆様もご注意下さいませ。