③(世界支配計画を解き明かす)では、いよいよ支配者達の目的が暴かれてきます。そして、そこには「人口削減」という普通に考えたら信じ難い計画が着々と実行されている現実があります。

映画『スライヴ(Thrive)』書き起こし③(世界支配計画を解き明かす)
18)

 私は、金融エリートの隠された目的は完全な世界支配であるという有力な証拠と、それを主張する信頼のおける専門家に何度も出会いました。最初は信じたくありませんでしたが、どんな事実が明らかになろうとも人類が力強く成長できない原因を見つけると決心していました。ある日の午前3時・・・私はある疑問に目を覚ましました。少数の人間が、世界を支配したいとしたら何を支配する必要があるのか?私は飛び起きて書き出し始めました。何よりも、まず金融を支配すること・・・金融を支配すれば他はすべて管理できます。エネルギーの支配も必要です。大規模農業と世界貿易もすでに支配しています。世界の水の供給も買い占めています。医療も手に入れていて自然治療(法)を弾圧しています。人々から入手する情報の種類やその反応も支配しなければなりません。アメリカでは現在、最高の通信手段であるインターネットと草の根運動の管理や検閲は行われていませんが、その解放性はあらゆる方面から攻撃されています。政府、企業、国軍はどれも支配権を握ろうとしています。安全な支配の為には、反対意見の管理が必要です。
人々の権利を奪い、一般市民を見張り、生活のあらゆる側面を監視しなければなりません。
夜も明けてくる頃、私は権力を持ったエリートが世界支配の体制をほぼ整えているのだと確信し、独裁者が未来ではなく今ここに居るという恐ろしい事実を認識しました・・・どうしたら(この体制から)出られるでしょうか?
私はその実態を見極めるため、支配構造とその仕組みを知ることが必要だと思いました。
比較的少数の家族、特にロスチャイルド、ロックフェラー、モルガン、カーネギー、そしてハリマン、シフ、ウォーバ-グは何世紀にもわたって政府の支配階級のエリートの先頭に立っています。
このような家系の全員が世界支配の計画を知っているとか、計画に参加していると言っている訳ではありませんが、このような王朝の当主が多くの人々の暮らしを破壊する陰謀を実行する企業利権や金融利権を支配していることは確実です。
計画を秘密裏に推進している人々は多くの名前で知られています。流出した情報によれば彼らは世界中で密室の会合を開き、計画について話し合います。そして時計のような正確さでその計画が、メディア、金融、企業、政府、軍事の分野に登場し始めるのです。
もちろんグループの全員が意思決定に参加している訳ではなく、知識と参加の程度を決める序列が存在します。

59)
支配エリートの主なシンボルの一つが、「すべてを見通す目」です。これは「1ドル札」、当初「全情報認知」と言われたアメリカの大衆管理システム、イギリスの情報機関「MI5」、そしてロスチャイルド家にすべての設計と資金提供が行われた「イスラエルの最高裁判所総合ビル」にも観られます。
(このシンボルは)クフ王のピラミッドの壮大な姿と伝説の金属製の頂点を取り入れ、頂点に立つものが下々全てを監視し、支配することが出来るという意味にこじつけたのだと思います。
これを利用した痛ましい例として「反ユダヤ主義」の推進があります。反ユダヤ主義者はこれを「ユダヤの陰謀」といって民族差別を続け、多くの人々の生活を脅かし命を奪いました。
これは決してユダヤの陰謀ではありません。中央銀行家たちが第2次世界大戦で両方の陣営に資金を提供し、ユダヤ人に対するヒットラーの残虐行為に関連する企業に資金を提供したことも確認されています。一族が代々必要とする以上の富を持ち、貨幣を造り出す権力を持っているこのような人々は富を最終目的としていないと思います。

06)
(G エドワード・グリフィン)
「物欲をすべて満たした人は何を欲しいと思うでしょうか?多くの人は権力・・・世界規模の権力を欲しがります。彼らは知的エリートとなり自分たちの計画が他の誰よりも優れていると考え始めたのです。彼らは、自由は危険だと考えています。大衆に自由を与えればどうなるか?どうせ賢い使い方はしないだろう・・・我々は一般大衆より賢いのだから彼らの為に支配してやろう・・・」

 エリートが完全な世界支配を計画しているということに気付くと、彼らが大胆に、公然とそれを語るのを耳にするようになりました・・・ただし・・・「新世界秩序」という言葉を使って・・・

52)
(ジョージ・ブッシュ=パパブッシュ)
「成功した暁には、この新世界秩序の大きな可能性が開けます。」

06)
(元英国首相 ゴードン・ブラウン)
「まったく異なる、新しい課題を持った新世界秩序です。」

22)
(ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー 元米大統領補佐官)
「可能ですよ、素晴らしい機会となります。」

 世界の状況を考えると新世界秩序は(一見)いい考えのようにも思えます。しかし一握りのエリートが単一世界の政府を動かす世界支配と、世界が相互に繋がるということは同じことでは有りません。現実には世界の人々は繋がりを持っていて、根本的なレベル、精神的なレベルにおいても繋がっているのです。しかし世界支配計画は、実は正反対です。これは、お互いに競争させる「分割支配(分割統治)」としての戦略で、民主党と共和党、あるいはリベラル派と保守派が、目指すものが最終的に同じなのに、どちらかが問題だと思わせるものです。
世界はわずかなエリートが権力を独占し、すべてのルールを作って支配する全体主義的な世界的権威というか、軍事独裁に向かっているのですこれが成功すれば逃げ場がありません。
考えてみてください。

 陰謀論は、散々馬鹿にされてきたので検討するだけでも社会的に困難です。また、どのような出来事も、それだけをもっともらしく説明することは可能です。私も、同じ人間がいつも富と権力を得る結果になるのは、ただ機会を利用しているだけで、実際にこの状況を引き起こしている訳ではないと考えようとしていました。しかし、10年近くデータや情報を集めてきて、これは無作為ではなく、強大な力を持った少数の金融エリートの一族が、政治家や企業と組んで人々を管理 し、支配することを共謀しているのだと・・・私は確信しています。この計画の実態と規模が解ると・・・どこまで探ろうかと自問しました。人間がどこまで悪になれるのかに焦点を合わせるのか・・・私は、彼らの正体と組織の仕組みを知る価値があると考えました。真実を理解した私たちは怒り、悲しむ一方で、はっきりと物事を考え、集中して効果的に取り組む力を持っているからです。

16)
(デビット・アイク)
「最大の監獄は、人からどう思われるかという恐怖心です。散々白い目で見られた私は、他人の目を恐れる心から飛び出しました。そうすることで初めて、なんと酷い牢屋に入っていたかに気付けるのです。私は少数の人が大衆を支配するのが、いかに簡単かを自分なりに理解できるようになりました。社会的な規範、物事の善悪、何が道徳的で何が不道徳か、何が可能で何が不可能なのかを決めてしまえばよいのです。そして【問題なしゾーン】というものを作り上げます。そのゾーン内での認識、信念、言論、理想に沿って暮らす人は【普通】とみなされるので、誰かに煩わされることがありません。
この囲いから出て個性を主張し始めると、規範からはみ出したとみなされることになり、イルミナティにより(知らず知らずの内に)刑務所の看守に仕立て上げられた人間集団が、寄ってたかってはみ出した人たちを非難するのです・・・面白いことに言論と思想の問題なしゾーンの端にくると、世界銀行の総裁になんと言われるかとは思わないのです・・・母はどう思うか・・・飲み仲間や会社の人たちになんと言われるか・・・と考えるのです。イルミナティは(大衆がそうとは気付かないよう巧みに)規範を作り上げることによって、(各自が特に疑問とも思わずに)その規範をお互いに(無意識のうちに)強要する、一大集団を作り上げたのです。」

 世界征服の大戦略は既に実行に移されています。管理がしやすいように世界が国境を越えた超国家に切り分けられています。「欧州連合」、「アフリカ連合」はすでに設立されています。
アメリカ、カナダ、メキシコの政治家は「安全と繁栄のためのパートナーシップ」の名の元で、おそらく「アメリカ連合」と呼ばれる計画の北半分に取り組んできました。これは市民や議会の同意もないまま何年も続いています。「太平洋連合」も既に進められています。

01)
 これは世界専制政治の組織図で完全支配の構図を示しています。
ヨーロッパでもっとも大きな権力を持つ二人が単一の世界政府への動きについて語っています。

16)
(Jean Claude Trichet ジャン=クロード・トリシェ 欧州中央銀行総裁)
「この新しい地球統治を自らのものとする上で、特に大西洋の西側では同じルールを同じように実施することは極めて重要です。」

19)
(EU.PRESIDENCY Herman Van Rompuy ヘルマン・ファン・ロンパウ 欧州理事会議長)
「2009年は金融危機のさなかG20が確立され、地球統治が始まった年でもあります。」

 国際的には中央銀行の金融エリートが「世界貿易機関」、「世界保健機関」、「世界銀行」、「国際通貨基金」など政策実施のための巨大な組織を導入してきました。
ジョン・パーキンスはいわゆる「エコノミック・ヒットマン」としての長年の経験から銀行、企業、政府の共謀が世界中を乗っ取ってきた経緯を知っている人物です。

08)
(John Perkins ジョン・パーキンス)
「使った手法は数多くありますが、もっともよく使った手法は石油のように企業が欲しがる資源を持った国に行って、世界銀行やその系列などの組織からその国への巨額な融資を手配するというものです。しかし貸し出された資金の大半はその国ではなく、ベクテルやハリバートン、ゼネラルモータース、ゼネラルエレクトリッ クといった米国企業の手に渡り、その国に巨大なインフラを構築します。
富裕層の為の発電所、高速道路、港、工業団地などで、貧困層はその恩恵をほとんど受けられません。むしろ貧困層は巨額な借り入れ返済のツケをこうむります。教育、医療などの社会福祉に充てられるべきお金が借金返済に充てられるのです。意図的に国に莫大な負債が残るようになっています。すると【エコノミック・ヒットマン】が行って言うのです。
『こんなに借金がある・・・どのようにしても払ってもらうからな!』反米の大統領が選出されると、すぐに行きます。『おめでとうございます。私は大統領と御家族を大金持ちにしてあげることが出来ます。私たちの方法に従えば、このポケットの数億ドルは大統領のものです。そうしないなら、もう一つのポケットには貴方の名前入りの弾が入ったピストルが入っています・・・選挙公約を守って、我々を追い出そうとしたときの為にね・・・アメリカの石油会社に石油を安く売るか、次の国連投票でアメリカに賛同するか、イラクなど、世界のどこかに米軍を支援する部隊を送ってください・・・』このようにして世界帝国を築き上げたのですが、そのことを実際に知っている人はほとんどいません・・・」

 多くの人と同様、私も世界支配の陰謀なんか、実際には上手くいくはずがない、人間の能力はそれほど高くないと思っていました。高度な管理と機密性が必要な、このような計画をやり通せるはずがないと思っていました。

47)
(キャサリン・オースティン・フィッツ)
「すべての政府が無能なせいだとするのは空頼みで、大きな誤りです。皆が理解していないのです。これはもちろん、本当は進む道が解っている体制にとっては都合のいいことです。体制は、進みたい方向に進むことに成功しています・・・」

 私は、それほど大規模な腐敗の秘密が守られるのはどうしてか疑問でした。

16)
(デヴィット・アイク)
「構造が単純なのが鍵で、単純でなければ上手くいかないのです。これは区分されたピラミッドに例えられます。多国籍企業でも、大学や政府、秘密結社でも現代の組織は皆ピラミッド型の構造を持っています。CIAなどの情報機関には『必要な人にだけ開示する』というルールがあります。職務の遂行に必要な範囲だけの情報を知らせるというものです。貴方が銀行に行くとしましょう。底辺には銀行の窓口係りがいて顧客の対応をします。窓口係は背後の支店長の知っていることや話していることを知りません。知っているのは知る必要のあることだけです。事務室にいる支店長は次のレベルのことは知らず、そのレベルの人も、次のレベルのことを知りません・・・最終的には極わずかの人が銀行のピラミッドの頂点に立つことになります・・・銀行の本当の意図や方向性、その理由はこの人達だけしか知りません。第2次世界大戦で原子爆弾を開発したマンハッタン計画で動員された13万人が何も知らなかったのは、このような区分化が実行されていたからです。」

 陰謀の意図と規模と初めて理解した時には、2週間くらいインフルエンザにかかっているような気分でしたが、だんだん解ってきました。人間の可能性を押しつぶそうとする、巧みに計画され、組織された企てにあっても、私たちの優秀さは発揮されると・・・組織的に関心をそらされ、制圧されても、人々は膨大な数の問題に対する、画期的で巧みな解決策を考えだしてきました。この陰謀がこれほど組織的で計画的だと気づかなかったのは、私たちの過失ではなく課題なのです。
私は、支配階級のエリートが既にもたらした世界を見て、すべての場所のすべての人が完全に支配されたらどのような世界になるのかと考えました。新世界秩序では、私生活に踏み込む監視、暴力による反対意見の弾圧、借金奴隷制度によってごく僅かの人々が、すべての人々の生活を完全に支配します。想像してみてください。豊かな富を持つ小島が、悲惨さの海に囲まれているところを・・・そしてその島の軍隊は、持てるものを持たざる者から守ることを使命としているのです・・・彼らの最終目的は非常に不吉なものであり、計画を実行するためには手段を選ばないのだと思うようになりました。アメリカ人にとっては受け入れがたいことかもしれませんが、世界エリートの計画にはアメリカの経済力と主権の破壊が含まれていると、私は確信しています。言論の自由と武装反乱の歴史を持つアメリカは、世界支配の強化の大きな障害になっています。国際エリートはアメリカ打倒に成功したら、アメリカ人の権力と生産力を単一の世界独裁政権に移譲しようと考えていると思います。デヴィット・アイクの言葉を借りれば「全体主義の忍び足で、少しずつ私たちの生活を乗っ取っていくのです・・・」彼らは、アメリカに返済不可能な巨額の債務を抱えさせています。ドルも暴落させて国際通貨基金の世界通貨に置き換えようとしています。キャッシュレスな電子世界通貨や圧力をかければ、中央権威は個人や集団の経済的能力を瞬時に奪うことが出来ます。
現在、気候変動への対処のためと称して「国際税」が史上初めて提案されています。提案された条約は2009年コペンハーゲン気候会議で発表されたもので、トロイの木馬のように環境への人々の懸念に訴えていますが、この「前代未聞の炭素税」が「世界銀行に納付」され、「世界警察によって取り締まりが行われる」という事実から関心を逸らしています。汚染の削減は当然必要ですが、専制政治の税基盤を構築しなくても対策方法はあります。

19)
(デヴィット・アイク)
「社会を変えたいのですが、あからさまだと拒絶反応がおきるのでこっそりやる訳です。
問題、反応、解決の手順で行きます。第1段階~問題を造り出す、爆弾テロでも9.11でも、取り付け騒ぎでも、株式市場の大暴落でも、政府の崩壊でもいいのですが、誰のせいでこうなったのか、 なぜ起きたのか、自説を他人に語ります。ここで報道をちゃんと行うメディアが存在すると、問題、対応、解決の手順は失敗します。しかし、主流メディアは事件の公式見解を伝える広報室となるのです。事件に関する大衆の唯一の情報源は主流メディアとなります。問題、反応、解決の第2段階は、激しい怒りと非常に大事な恐怖の反応を起こします。そして大衆が政府に訴えることを期待します。何とかししなければ・・・このままでは駄目だ・・・どうするつもりなのか・・・そこで第3段階。嘘の話に対する大衆の反応を収集して、自ら作り出した問題の解決法を正々堂々と提案します・・・」

 悲劇的事件をでっちあげたり利用するという発想は、彼らが目的達成の為にどこまでやるつもりなのかを理解するうえで非常に重要なものでした。アメリカが偽りの口実でベトナム戦争に介入したのは裏付けのある事実です。ロバート・マクナマラ国防長官はトンキン湾での軍艦攻撃は実際にはなかったことを認めています。

54)
(ロバート・マクナマラ)
「あの日、攻撃されたという判断は誤りで、攻撃はなかったのです・・・」

 最近では、ブッシュ元大統領が存在しない大量破壊兵器を口実にイランを侵略しました。
このような戦術は「偽旗(ニセハタ)作戦」とも呼ばれます。9.11は中東の石油を乗っ取り、憲法上守られた保護規定を取り除く土台作りの為に世界エリートが引き起こした「偽旗作戦」だったと信じる人が増えています。警察国家に必要なものは、実はすでにほぼ整備されています。現在アメリカの政府は、警告や正当な理由もなく誰でも投獄することが出来ます。また、その行動が 政府の計画を脅かすと判断すれば、合法的に誘拐、拷問、暗殺することが出来ます。いわゆる、対テロ戦争の容疑者として指名するだけでいいのです・・・監視は益々強化されています。2010年、国民を監視するカメラの数はアメリカだけで3,000万個有りました。デモ参加者は言論自由ゾーンという婉曲的な名前の場所に追いやられます。言論の自由(が法律で認められた権利)なのに自由に(言論する)場所を選べない・・・電話やメールはすべて収集して保管され、いつでも調査が可能です。運転免許やパスポートにはコンピューターチップが埋め込まれ、行動を逐一追跡できます。入院患者も同様なチップを皮下に埋め込まれています。実はこのチップを開発したのは「P&G」で当初は製品を追跡するのが目的でした。チップは役に立つものですがCIAの副長官(James Monnier Simon)ですら、「これは国民の追跡と管理を強化するために全国民にチップを埋め込む道を開いた」と認めています。

05)
 支配をたくらむ者たちは米国宇宙軍団を通じて「全領域支配」という計画をまとめました。高度な衛星監視、すでに開発済みの「指向性エネルギー兵器」やレーザー兵器は、反対者が地球上のどこにいても標的にすることが出来ます。
彼らは抵抗者への効果的な対処法を確実にしようとしているのです。流行病または社会的不安時の為と称し、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の強制収容所や、拘束具付きの鉄道車両がアメリカ全土で、最近建設または改造されています。
 世界支配計画についてお伝えしたい、もう一つの残酷な事柄があります。恐ろしい事実ですが、これなしでは真意の追及は不完全であり、解決のための戦略も不十分な情報に基づくものとなってしまいます。研究をする中で私は、世界の人口の大多数を抹殺することが計画に含まれているという説得力のある証拠を見つけました。不快感を覚えますが、支配する人間が少ない方が完全支配には有利だと考えれば理解できます。まさかこんなことはしないだろうと思うたびに、それが間違いであることが解ってきました。私は「優生学」が計画の中心的柱の一つであるという驚くべき文書を見つけました。「優生学」は、誰が子孫を残すのにふさわしく、誰がそうでないかを一部の人が決めるものです。断種はこの秘密計画を実施する狡猾な方法の一つです。
1904年、カーネギー家はロングアイランドのコールドスプリングスハーバーに有った初の優生学研究所に資金を提供しました。ロックフェラー家は優生学プログラムを通じて有色人種の強制断種に資金援助し、後にヒトラーに採用される人種(白人)至上主義計画を進めるために、ドイツのカイザーウィルフェルム研究所に資金を提供しました。

10)
 2007 年には農務省と国土安全保障省が、700万人が住む北カリフォルニアの都市部で(薬剤を)空中散布する計画に資金を提供しました。市民が団結して計画に反 対すると当局は、散布される薬剤に病気を引き起こし生殖周期を乱す複数の毒素が含まれていることを渋々明かしました。市民の抵抗によって計画は運よく阻止されました。アメリカ政府は有毒な化学物質を使った実験を市民に対して秘かに30回以上行っていたことが明らかになっています。
兵士、囚人、アメリカ先住民族の居留地、そして町や郡全体にもです。ワクチンに秘密の物質を加えて秘密裏に行われる女性集団断種もブラジル、プエルトリコ、ニカラグア、メキシコ、フィリピンで明るみに出ています。これらは様々なプログラムの賛助を受けて行われました。例えばジョン・D・ロックフェラー人口評議会、健康教育福祉省、ネルソン・ロックフェラーが次官を務めていました。そしてロックフェラーが設立した世界保健機構、「ノバルティス」と「シンジェンタ」は米国農務省と国防総省と共同で遺伝子組み換えトウモロコシの実地試験を行いましたが、それは男性が食べると精子を殺して不妊にしてしまうというものでした。これは「世界の人口過剰問題の解決に貢献」と小さく発表されました・・・例を挙げればキリがありません・・・
 現在世界では不妊が急増しています。これは決して偶然ではありません。
私が、全体像をつかみ直面する課題に十分な反応を得ることが出来たのは、直接的な人口減少計画について積極的に考察、調査したからこそだと思います。馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、1932年のドイツで今後10年間に何百万人もの人が抹殺されると言ったら、(恐らく殆どの人が)そんなことを誰もする訳がないと言うでしょう・・・これが「人口減少計画」の姿です。私は決して誇張はしていません。間違っているかもしれません。でも・・・もし正しければ・・・私たちは進化の重要な分かれ道に来ています。一方の道の先には、専制政治と自滅が待っています。もう一方の道の先には、地球上すべての人の権利と自由を尊重する、平和で健全な文明が待っています。新しい方向への道を通れるようにするのは私たちです。「我慢できない!」と意思表示するときです。別の方法があるのです。私たちの知識と資源、そして解決策を合わせれば困難を乗り切ることが出来ます。

42)

~最終章:(クリエイティブな解決方法)~へ続く