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 2月18日に新宿で開催された【五井野正スペシャル】の五井野博士の講演ですが、最初の話題としては未来型新素材である「ナノホーン」についてを話されてました。

五井野博士は、直径20~40nm(ナノメートル)の球状ナノカーボンホーン(S-CNH)を低コストで大量合成に成功したことで、現在世界中の産業界から注目されています。

ナノと聞いてもピンと来ないかもしれませんが【1ナノメートル = 0.000 000 001メートル】であり、画像にもあるように地球を1メートルとした場合、1ナノメートルとはビー玉くらいの大きさとなります。

ナノテクノロジーの世界とは、目には見えない想像以上に超ミクロな世界の特殊な技術のことです。
この超ミクロの世界を自由に扱えるようになると、世の中は一変するようです。

五井野博士は「数年後にはナノの世界になる」と仰ってましたが、これによって何が起こるかといえば「SFの世界が現実となる」ようです。SF、つまりドラえもんの世界がいよいよ現実となります。

具体的なイメージの1つとしては、ノキアが「ナノホーン」を使った場合の未来の携帯電話の姿をYouTubeで配信しています。



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※薄型のパットから
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※ワンタッチで携帯へ早変わり
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※さらにリストバンドにもなる

また、未来の飛行機もまた面白いです。
「ナノホーン」を使うと一瞬のうちに飛行機が透明になり、中からパノラマで空の景色を眺めることができます。高所恐怖症の人にとっては、地獄のようなフライトかもしれませんが、機内で満天の星空を眺めながら過ごす空の旅も夢ではないようです。



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これらは一例にすぎず、応用していけば「ナノホーン」は何にでも活用できるので、樹脂と結びつければ空飛ぶ車なんかも簡単に作れるそうです。こういったナノの技術が当たり前になってくる頃には、もしかしたらUFO(未確認飛行物体)もUFOと呼ばれなくなるかもしれませんね・・・。

しかし、まるで錬金術のようにモノが自在に姿を変えるのが何とも不思議で面白いですが、よくよく考えてみるとモノも人間も小さな原子一つひとつ(半径は約0.1~0.3nm)の集合体であるので、その超ミクロの世界を扱えるようになれば、確かに一見魔法のような現象も簡単に引き起こすことが出来るのかもしれません。

フリーエネルギーなどによる「エネルギー革命」が近い将来に想定されてますが、こういった「ナノ革命」も負けないくらいに世界中へ大きな衝撃を与えそうです。この2つの革命が起こっただけでも今と世界は180度変わってしまいそうです。

ドラえもんが愛読書を超えて、もはやバイブルのようになっている自分にとっては、こんな未来を考えるだけでも楽しくてしょうがないです。クリスマスを待つ子どものような気分で楽しみに待っていたいと思います。

 一方で、これだけ何でも出来るナノテクノロジーは、悪用されたらとんでもないことになると思いました。というより、すでに悪用されているかもしれませんが、注射器にナノサイズのチップなどを混ぜて人間に埋め込むことも容易だと思います。

フリーエネルギーも同様ですが、使い方次第では人類が一瞬で滅亡するのが科学だと思いますので、本当に人類や地球にとって良い形で利用していきたいのであれば、ますますこれから先の人類の意識進化が重要であると思いました。

 残りの五井野博士の他の話は、半分以上が浮世絵やゴッホの絵に隠された暗号(?)の解説であり、最後の方に少し政治的な話や宇宙の話題がありました。

それにしても、政治の話もスケールが大きすぎるので驚きました。ロシアでプーチンが大統領になったのも日本で鳩山さんが首相になったのも、それらの背後にはすべて五井野博士の影響があったようです。ロシアに至っては、プーチンよりも上のクラスの人々と親交があるようで、現在もロシアと日本が最低限良好な関係を保っていられるのも五井野博士の存在がかなり大きいようです。

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※月にある人工建造物?

 また、宇宙飛行士ともほとんど友人である五井野博士は、彼らより実際に「月」で見てきたことも生で聞いているようです。ただし、とても公表できる内容ではないそうなので具体的には教えてくれませんでしたが、ちょっとだけヒントっぽく呟いてました。

「月は砂漠ではないし・・・動いているモノもいる・・・」

この辺の真相もそう遠くない未来に明らかになってくると思いますので、楽しみに待っていましょう。

 今回、五井野博士の講演を聞くのは二回目でしたが、どうやら公の講演の場では、立場上や影響力のことからあまり深い話はしないようにも感じました。といっても、ポイントポイントではとても重要なことを伝えているので、それを受け取る側がどう解釈するかが問われているとも思います。

博士は「宗教では、目覚めさせるのは無理だ」と確信をしたので、芸術を切り口にして日本人を目覚めさせるように活動しているようです。目覚めるというより、本当の日本人に「戻る」と言った方が良いのかもしれません。

その中で、浮世絵を中心とした江戸の文化がキーとなって来るようですが、これは昨年に高次元の存在から自分へも以下のようなメーセージが降ろされているので、個人的にも「江戸」については今も研究中です。

『今、人間は滅びの道を歩んでいる。これから先は「滅び」か「再生」の二者択一の道である。「再生」の道へ進むには、【価値観の変化】が必要。それは西洋から東洋の価値観。モデルとなるのは日本の「江戸時代」である』

ただ理想は、縄文時代の自然(神)と一体化する精神性(アニミズム)と江戸時代の循環型社会の統合ですね。それにフリーエネルギーやナノテクノロジーなどの近代文明の叡智が加われば、きっと人間も地球も「再生」へと向かうでしょう。