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※今朝の河口湖からの富士山

 明日は、東京で開催される【未来からのツール展】に参加するため上野に朝から向かいます。恐らく午後過ぎに会場にいるかと思いますので、参加される方々とお会いできるのを楽しみにしております。たぶん、ロゴストロン関係のブースにいるか、その辺をうろついていると思いますのでお気軽にお声がけ下さい。
尚、代理での予約は締めきってしまいましたが、もしも当日に飛び入り参加したい方がいれば、受付で「天下泰平ブログ読者です」と伝えて下されば、割引価格にしてもらえると思いますので直接ご来場下さい。

 さて、今日の河口湖は本当に春の陽気で素晴らしい天気でした。そして、今日は朝から夕方まで一日子守りをする日だったので、息子を連れて近くを散歩しました。
歩いて十数分で河口湖のほとりまで行けるので、そこで冒頭の写真を撮りましたが、今日も富士山が美しいです。

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※綾小路きみまろ公式ショップ「るりびょうたん」

 散歩していると、メディアでもよく紹介される【綾小路きみまろ】の別荘兼自宅(本拠地)がありました。かなりのご近所だったんですね。
それにしても、河口湖といえば観光のイメージが強かったですが、今いる地域は割と農地が多くあるように周囲を歩いていて感じました。

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※第一回田んぼ塾(河口湖)

 そして、こちらは先週に開催された第一回目の田んぼ塾の様子です。毎年10数名前後の定員ですが、昨今の社会情勢や人々の意識が変わってきた影響もあってか、今年は20名を超える大人数での開催となったそうです。

自分は、農業についてはお手伝い程度でしかやったことのないド素人なので、もちろん他の塾生の皆さんと一緒で一から学ばせて頂く立場です。ただ、学ぶと同時に農業の実践も同じ河口湖でやっていくので、その点だけちょっと他の塾生の皆さんとは違うかもしれません。

それにしても、デスクワークしかやったことのない自分が、まさか農業に携わるとは夢にも思っていませんでしたが、そんなド素人で農業とも縁がなかった人間でも、もしも簡単に質の高いお米や野菜などが生産できるのであれば、それは他のド素人の方々にも大きな希望になると思っています。

農業従事者が年々激減していき、今いる農家の人の平均年齢も70歳近くである日本なので、あと10年もしたら農業という産業がどうなってしまうのかわかりません。先日にエネルギー革命やナノ革命の話をしましたが、農業もまったく新しい産業へと生まれ変わるタイミングに来ていると思います。

今更、土を作るのに5年、10年かけたり、農法をマスターするのに20年、30年もかけている時間もありませんので、かなりの短期間のうちに、ド素人クラスの人でも自力で現在のプロを超える農業のノウハウを身につける必要があります。ただ、現在のプロと呼ばれる人々は化学肥料や農薬を使う「プロ」となっているので、それを使わない自然農法と最低限の生産の流れさえ身につけたら良い訳ですが。

これから先は、都市型社会から農村型社会へと必然的に時間をかけて移行してくると思いますので、その中で農業という存在も産業から家業のようになってくると思います。
つまり、誰もが生活の一部の時間を農業へと関わるようになってくるので、ある意味「農家(専業)」という職業はなくなるかもしれません。もちろん、そこまでの世界はまだだいぶ先だとは思いますが・・・。

「日本で生産する人がいないのであれば、外国から食料を輸入すれば良いし、なんなら外国人を呼んで日本で農業をやってもらえば良いのでは?」

という意見もあるかもしれませんが、そもそも現在世界の食料を牛耳っているのは、当然ながら闇の勢力とも呼ばれる権力者達であり、彼らの計画によって作られた食料を取り入れる(輸入する)ことに、どんなリスクがあるのかは、今更説明する必要もないかと思います。

また、ただ「空腹を満たす」というだけの生産であれば、大規模な機械を導入したり、外国人労働者に手伝ってもらうのも良いのかもしれませんが、本来の農業の意味とは、生産物だけが重要ではなく、その生産活動全体に人間にとって必要な学びが詰め込まれていると思います。

自然と触れ、自然の厳しさや有り難さを感じ、命をつくる活動を通して、決して学校や普通の仕事では学ばない宇宙の真理をたくさん学べると思います。それを「空腹を満たす」だけと合理的に考えて日本人の生活から切り離して外国人へとプレゼントしてしまうのは、ちょっともったいない気がします。

ということで、とにかく誰にでも簡単にお米や野菜が作れるノウハウをド素人の自分が何とか研究していきますので、これが上手くいった場合には是非とも皆さん勝手に真似して下さい。そして、勝手にどんどん生産をしていって下さい。

最低限自分で食べる分は自分で生産、余ったら近所や知り合いに分け合えるような状態を早めに作っておいた方がよいと思います・・・。経済が崩壊してお金の価値がなくなった瞬間に食料へとすべての問題はやってくると思いますので。この日本において食料の争奪戦は起こさせないようにしましょう。

ちなみに初回の田んぼ塾では、種の選別から芽が出るまでの一連の流れを勉強しました。中でも、今年に植える種モミの大きさを選別する「塩水選(えんすいせん)」をみんなで実践したのは面白かったです。「塩水選」とは、中身がぎっしり詰まった重い種モミとスカスカの軽い種モミを塩水を使って選別する方法であり、濃度の濃い塩水に種モミを浸けて沈んだものだけを今年に撒く種として残しておきます。

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※塩水選(えんすいせん)

田んぼって、田植えをしている光景と収穫をしている光景しかイメージがなかったので、初期の段階で農家の人々が何をしているかが良くわかって、とても充実した勉強会でした。農業の話題は、また定期的に情報をお伝えしていきます。