00

 本日は、東京の中野にて五井野博士の講演会がありました。様々なゲストが講演されての4時間超の長丁場だったので詳細は書きませんが、一言で言えば「良くも悪くもこれからが本番」ということだったかと思います。

良い意味での「これからが本番」のニュースで言えば、なんと言っても近い将来「ナノテクノロジーの時代」が本格的にやってくることであり、これは以前の記事「ドラえもんの世界が現実に」でお伝えしたとおり、これから先は経済も社会もいよいよSFの世界へと突入する予感を感じさせます。

特に五井野博士が世界で初めて大量生産を実現させた「ナノホーン」という炭素は、エネルギーから医療、あらゆる製品までをもまったく新しい次元へとシフトさせると思います。

まさに新時代にふさわしい素材といっても良いですが、一方で、これが当たり前に普及してくると旧時代の素材はことごとく消えていってしまうので、それらに依存している企業は、いくら大手の企業であろうとも、うかうかしていると自分達の会社、産業自体があっという間に消えてしまう可能性もあるので注意が必要かと思います。これから急速に時代は変わっていきますので、こういった知識や情報には常にアンテナを張っておかないと時代の変化のスピードについていけなくなるでしょう。

さて、逆に悪い意味での「これからが本番」というのは、やはり天変地異に関する部分が中心です。ただ、悪い意味というはあくまでも人間都合の話であり、地球(自然)にとったら真逆の意味かもしれませんが…いずれにしろ、もはや大きな天災が起こるのを回避不可能の崖っぷちに近い状態にまで、人類は追い込まれているようです。

具体的に「いつ、どこで」とは言いませんでしたが、早ければ今年や来年、遅くとも数年以内に首都直下型地震(関東大震災)南海トラフ地震(東海・南海・東南海地震)が発生する危険性が高いということでした。

その中でも五井野博士が話題の中心として説明したのが「津波」に関する情報。

現在、政府や各都道府県で出しているハザードマップ(津波浸水予測図)での津波の高さより、本来はさらに1.5倍〜2倍ほどの高さを想定しておかないといけないようです。

それは、現在使われているハザードマップには「遡上高(そじょうこう)」が入っていないから。

0
※現在予想されている津波の高さには「遡上高」が入っていない

「遡上高(そじょうこう)」とは、海岸から内陸へ津波がかけ上がる高さのことです。

そもそも、気象庁などが伝えている「津波の高さ」というのは、あくまでも海岸線での高さであり、場所によっては津波が内陸へとかけ上がってきて、予報よりも何倍も高くなる場合もあるようです。

その点については、気象庁のホームページでも津波に関するQ&A方式で記載があります。


津波について(気象庁)
Q. 津波の高さ○mと予報される場合、どこの地点で言うのですか?例えば、海岸線ですか?内陸部100m地点等のことですか?

A. 津波情報の中で発表している「予想される津波の高さ」は、海岸線での値であり、津波予報区における平均的な値です。場所によっては予想された高さよりも高い津波が押し寄せることがあり、その旨を津波情報に記載することでお伝えしています。また、現在の津波予測技術では、「予想される津波の高さ」の予想精度は、1/2~2倍程度です。

なお、「津波の高さ」とは、津波がない場合の潮位(平常潮位)から、津波によって海面が上昇したその高さの差を言います。

さらに、海岸から内陸へ津波がかけ上がる高さを「遡上高(そじょうこう)」と呼んでいますが、「遡上高」は気象庁から発表される「予想される津波の高さ」と同程度から、高い場合には4倍程度までになることが知られています。

どの地域が津波により浸水するおそれがあるかについては、自治体では津波ハザードマップ(津波浸水予測図)を作成しているところもありますので、自治体にお問い合わせ下さい。

津波注意報が発表された際には海岸や河口から離れ、津波警報が発表された際には、自治体が指定した避難場所や高台に、可能な限り早く避難することをお願いいたします。

また、津波警報・津波注意報が発表されていなくても、沿岸付近で強い揺れを感じた時や弱い揺れでも長い時間ゆっくりとした揺れを感じた時はすぐに避難してください。(転載終了)

 とにかく、現在出されているハザードマップには、この「遡上高(そじょうこう)」が想定されていないので、より内陸部までもが浸水する可能性を考えておかないといけないようです。

例えば、今の予想では南海トラフ地震でも、東京湾に2mほどの津波が押し寄せてくる可能性が高いようですが、五井野博士が作った首都圏のハザードマップは、その場合でも4m規模の倍の津波を想定したマップになっています。

4mの規模になってくると、地下鉄も水に浸かってしまうようなので、もしも東京で地下鉄に乗っているうちに太平洋側で大地震が発生した場合には要注意です。もちろん状況を冷静に判断しての行動が大事ですが、地下鉄は一度止まってしまうと何かと安全が確認されるまで動き出さないので、そうこうしているうちに水が地下鉄にまで押し寄せてくる可能性もあります。すぐに地上に逃げ出すことが必ずしも安全とは言い切れませんが、このことは頭のどこかに入れておいた方が良いと思います。

政府も五井野博士の助言もあって、現在は慌てて地下鉄も水没する可能性を視野に入れた防災シュミレーションを再計算しているようです。

尚、今回の博士の講演の他の大部分は原発と放射能に関することでした。放射能についても、以前に伝えたように「これからが本番」の可能性が強いようです。それは、今の放射能がだだ漏れの状況でさえ深刻な事態ではありますが、これから大きな地震や津波が各地で発生すると、他の原発も事故が発生したり、現在の福島原発も完全に倒壊する可能性があるということです。

特にブログでも何度も伝えているように福島原発の4号機は倒壊寸前であり、今後に震度5強、もしくは震度6以上の地震が発生した場合は、建物ごと潰れて燃料プールが爆発し、それによって福島第二原発も含めてすべてが爆発してとんでもない事態になると。

そうなると恐らく原発から250km以内は完全に避難対象となると思われますが、ここで大事なのはやはり「風向き」です。

2
※ノルウェーの大気研究所 (NILU) の放射能拡散予想データー(4月2日解析 4/2-4/6の予想)

これは、昨年の4月にノルウェーの大気研究所が発表した気流の流れによる放射能拡散予想データですが、これをみると、実は関西や四国、はたまた九州地方にまで放射性物質が拡散されています。

事実、五井野博士がこれらの地域の放射線量をはかったところ、関東よりも数値が高い地域もあったそうです。

もちろん、この映像は一時的な流れであって常にこのような状態ではないと思いますが、日本列島を取り巻くおおまかな気流の流れは決まっているので、その点を見極めて避難、移住をされた方がよいみたいです。遠くに逃げたら必ずしも安全とは言い切れないようです。

その点、これも以前から当ブログでも紹介している八ヶ岳周辺は、ユーラシア大陸からの気流の流れ、さらには八ヶ岳、南アルプスから東に流れていく風の勢いが強いため、逆に関東方面から風の影響を受けることはほとんどないようです。

他にも日本でも安全地帯は複数あるとは思いますが、やはり個人的には八ヶ岳周辺は、地震や津波、そして放射能に対しても今のところ安全性が最も高い地域だと思われます。ちなみに、以前に少し伝えた五井野博士の関連企業(ギャラリー)も実は八ヶ岳周辺の山梨へと本部を移されます。

ということで、明日から5月に入り、色々な意味で本番の時期へと入って来ると思います。何かとバタバタしており、最近は避難者、移住者向けの情報量が不足していますが、まずは八ヶ岳の中でも小淵沢周辺を中心に、今後は不動産会社等とも連携をとりながら、ブログやホームページでも土地情報や物件情報を出来る限り伝えていきますので、興味のある人は積極的に動いてみて下さい。

必要があれば、小淵沢あたりで移住(避難)希望者に向けて説明会等も開催します。気づけば5月なので、ちょっと急がないといけませんね。

でも、物理的な準備が間に合わなくとも、心の準備だけはいつでもしておいて下さい。何があっても大丈夫だという心構えと生きる意志があれば、どこで何をしていようがきっと大丈夫…。それでも死んだらお役目だったと死んだ後に自分で自分を褒めればいいと思います。少なくとも自分はそう思いながら、死ぬ直前までは生きる希望を持って生き続けたいと思います。

それでは、5月もよろしくです。

<5/1 追記>
04
※左上のちょうど方位マークあたりが小淵沢

「小淵沢は富士山噴火の影響は?」というご質問がありました。忘れてましたが、五井野博士の講演でも上記のマップが出ており、小淵沢あたりは今のところの予想では火山灰の影響も受けません。ただ、富士山と八ヶ岳はエネルギーで繋がっているので何か異変があるかもしれませんけどね。