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※サバイバルの必需品「ロケットストーブ」

 さて、本日はイベントのお知らせです。
今月23日(土)に、ここ河口湖で2つのミニイベントを急遽開催致します。

1つは「ロケットストーブ制作ワークショップ」と、もう1つは「テンプラカー改造ワークショップ」です。

ロケットストーブは、材料さえあれば誰にでも簡単に手作りで制作できる一斗缶などを使用した自家製ストーブ(またはコンロ)です。このストーブのポイントは、なんといっても燃料です。

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※燃料はその辺に落ちている小枝

灯油でもガスでも薪でもなく、その辺に転がっている小枝だけで燃焼します。それも特殊な構造によって非常に効率の良い完全燃焼をするので、火力も中華料理が作れるほど強力です。

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※火力は中華料理も作れるほど強い

このロケットストーブですが、以前にブログで一度紹介したことで、東日本大震災の被災地の一部の地域でかなり普及したとも聞いています。

これから先の夏のキャンプ、はたまたサバイバル生活の世の中には必需品となるかもしれないので、作り方を覚えておくと何かに役立つかもしれません。

今回は、日本でもかなり初期にロケットストーブを普及させた、富士河口湖農園の平田さんが講師となってくれるので、誰でも最後まで完成できるように制作のサポートをしてくれます。


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※平田さんはメディアでも何度も掲載実績あるほど、この道のプロ

ただし、一度に教えられる人数に限界があるため、今回のイベントは最大で10名限定となります。
後ほど詳細の案内を致しますが、定員になり次第締切りますので、興味のある方はお早めにお申込下さい。尚、見学は自由です。

※追記:定員に至ったため募集は終了しました。


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※天ぷら油(廃油)で走るトラクター

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※天ぷらカーでもメディアから取材される平田さん

続いては、昨年にも一度開催した「テンプラカー改造ワークショップ」です。
上記の平田さんのトラクターは、ガソリンや軽油などの化石燃料ではなく、使用済みの「天ぷら油」の植物燃料で走るテンプラトラクターです。

こういった植物燃料のことをSVO(Strate Vegetable Oil=ストレート ベジタブル オイル=そのまんま食用油)WVO(Waste Vgetable Oil=ウェイスト ベジタブル オイル=使用済食用油)と呼ぶそうで、これを使用した通称「天ぷらカー」は、石油に依存しない、化石燃料を使用しないエコカーとして最近とても注目されています。まだ、国内ではほとんど走っていない貴重な車です。



※天ぷらカーはメディアでも放映されるほど注目されている

「テンプラカー改造ワークショップ」は、特に参加される方が手を動かすのではなく、あくまでも改造の対象の車を参加者で見学して不明点などがあれば質問するイベントです。

今回は、天ぷらカーの改造専門のプロを関西からお呼びします。しかも、この方は車屋もやっているので、興味の湧いた方は、そのまま自分用の天ぷらカーを注文することも出来ます(たぶん)。

そして今回改造される車は、なんと自分の車です。いよいよ天ぷらカーデビューです。

通常であれば、このワークショップも有料でやっているものなのですが、今回はデビューを記念して無料の見学会として解放しておきます。

ちなみに改造の対象となる車の車種は、10年以上昔にアウトドア好きの人々の間でブームとなったマツダのボンゴフレンディという車。

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※手頃なキャンピングカーのボンゴフレンディ

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※大人二人が余裕で寝れるテント

この車は、なんと二階建て仕様でテントが標準装備されています。
これは、これから先のサバイバル時代を切り抜けるためには、ぴったりだと思って一発で決めました。

しかも、このボンゴフレンディが天ぷらカーの改造には相性抜群なのだそうです。

ちなみに現物はまだ見ていませんが、この画像の写真ほどキレイなボンゴフレンディではありません。さすがに古い車であって10万km以上は余裕で走っていると思います。

ディーゼル車しか改造できないのがネックですが、改造費はおよそ15万程度が相場で、軽油でも天ぷら油でも両方使えるようになります。天ぷら油は、街のレストランなどで廃油をいくらでも調達できるので、これを濾す装置(これも簡単に手作り可能)さえあれば、あとはガソリン代は無料です。

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※車内で軽油と天ぷら油と切り替えが出来る

万が一、これから石油が高騰、もしくは輸入がストップしても、これなら特に問題なく車を使用することができます。まさに万が一の時に寝泊まりできる最強のサバイバルカーとなるのです。

ちなみに何度も伝えていますが、化石燃料のように地下に埋まっている資源を燃やしてエネルギーにするのは、天の理(ルール)では御法度です。高濃度の放射能や二酸化炭素が充満していた太古の地球を気が遠くなるような長い年月をかけて今の地球環境に変えていったのが、地下に埋まって化石となった動植物達です。

彼らの犠牲があって、人間はようやく地球に誕生できるようになったのに、それを再び掘り返して火をつけるとどうなるかといえば、単純に太古の昔の地球環境に戻るということです。つまりは、人間が生息できない地球環境に再びなるということです。地下資源は、どんなものであっても掘り返してはいけないものです。

我々人間は、自ら破滅の道へと進んでいることを自覚して方向を変えていかなければ、自然が強制的に自浄作用を発動して方向転換します。それが天変地異となります。

…と難しい話をしても、今はすべてのエネルギーを放棄するのは難しいので、少しずつですが、こういったロケットストーブや天ぷらカーで方向性を変えていけたらと思っています。

エネルギー問題を考える良いきっかけとなると思いますので、是非とも興味のある方は23日に河口湖へとお越し下さい。自分の畑の目の前のスペースで両方ともやりますので、畑の場所を確認する機会にもなります。

両方とも自分が主催のため一日中会場におりますので、他にも聞きたいことがあったら自然の中でゆっくりとお話でもしましょう。ただ、駐車場の用意がないので、ちょっと歩いたりするかもしれません。駐車場が確保できたら、また直前にお知らせします。


「ロケットストーブ制作ワークショップ」&「テンプラカー改造ワークショップ」
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■日時:2012年6月23日(土) 
①「ロケットストーブ制作ワークショップ」13時~16時頃まで
②「テンプラカー改造ワークショップ」10時~16時頃まで

■場所:富士河口湖農園&スバルランド農業拠点
   〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1916-3(こちらは会場に隣接する宿「オレンジキャビン」の住所)

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※青いビニールハウスの前の車がある辺りが会場。右の建物がオレンジキャビン。手前はうちの畑。

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※緑のポイントが両イベントをやる会場
※一番左の「P」がイベント会場の裏の雑草空き地。会場まで徒歩0分だが駐車利用は交渉中。
※真ん中の「P」は河口小学校の砂利の駐車場。会場まで徒歩10分。スペースがあれば利用可。
※一番右の「P」が河口浅間神社の駐車場。会場まで徒歩15分。一番確実に駐車可能。
※河口湖駅からバスでお越しになる場合
「富士急大石ペンション村行き」バスで「猿回し劇場前」で下車。もしくは周遊レトロバスで「河口湖自然生活館行き」に乗り「河口湖猿まわし劇場前」で下車。会場まで徒歩10分ほど。


■ 参加費用:一台3,000円(材料費、指導料込、持ち帰り可能)
※追記:定員に至ったため募集は終了しました。

※両イベントとも見学は自由となります。昼食場所は近くにありませんので、長時間いる方はご持参されることをおすすめします。

<注意点>
※ロケットストーブは、車でないと持ち帰れません。
※10名以上になった場合は、閉め切らせて頂きます。
※今回見学は特別に無料とします。ご家族で一台の申込であれば3,000円となります。
※雨天決行予定

せっかくなら、すぐ隣に素泊まりの宿(3,000円)もありますし、歩いて5分の丘には貸別荘もありますので、観光がてら宿泊されてもいいかもしれません。ただ、梅雨の時期なので天候だけがちょっと心配です。

それでは皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。