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 快晴の空となった本日、ここ山梨県の河口湖でやっている雑穀畑で最初の収穫がありました。

雑穀は種蒔きをしたのが5月末〜6月頭だったので、ヘンプと同様にわずか100日〜110日ほどで収穫ができる非常に効率の良い作物です。

今回、収穫をしたのは畑の卵でもある「もちキビ」という雑穀です。

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※見た目は稲のような「もちキビ」

もちキビは、小キビ、イナキビとも呼ばれ、アワやヒエより少し大きめの粒で、コレステロールを抑制する働きが注目されている雑穀です。

炊くと鮮やかな黄色となり、卵風味のふんわり感のあるとろみとコクが出るため、卵を使わずにオムレツなどの卵風料理が作れます。

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※収穫後の雑穀畑の様子

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※収穫直後は水分が多過ぎるので、乾燥させるために「はざ掛け」で10日〜2週間ほど天日干しをする。

この雑穀畑も微生物の液肥とピラミッド堆肥を使っただけであり、もちろん無農薬・無化学肥料で育てました。育てたといっても種蒔きをしてからやったのは、数回の雑草取りと土寄せだけであり、あとは基本的に3ヶ月間放置したままです。

それでもグングン育っていき、周囲の人々から鳥に狙われることも心配されていましたが、初年度ということもあってか一切獣害にもあわず、無事に実をたくさんつけて収穫できました。ここも草木一つ生えないほどの不毛地帯であったので、今のところ微生物を使った土壌改良の実験は上手くいっているようです。
 
次回は、畑の肉と呼ばれる「高キビ」を中心とした残りの雑穀を収穫します。

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※挽肉に見立てて、ハンバーグやミートボールが作れる「高キビ」。ドロドロにするとチョコレートみたいにもなってデザートにも大活躍。

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※畑のチーズと呼ばれる「もちアワ」。チーズみたいに炊きあがるため、ピザやクリームグラタンなどが作れます。

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※畑のタラコと呼ばれる「アマランサス」。パスタと混ぜるとタラコスパゲティになります。見た目も美しいので観賞用として庭で育てても楽しめます。

このように雑穀は「畑の●●」というように、現代の動物性のほとんどの食材の代用になることが大きな魅力です。調理の方法次第で、肉や魚、卵や乳製品にまでそっくりに化けます。それも従来の動物性食材よりも美味しく、安全性も栄養価も非常に高い料理が出来ます。

お伝えしているとおり、雑穀は育てるのも難しくもないので初心者でも取りかかりやすい作物ではありますが、ただ唯一のネックは収穫後の処理が難しい点です。実を取り出すのが非常に手間暇がかかるので、専用の機械や人手が多くいないと苦労する場合があります。

それでも古代より日本人は日常的に食していた作物なので、手作業でもやり方次第では十分に処理することができると思います。

ヘンプの栽培とも似たところがあるので、ある程度規模のある畑をこれからやれそうな方は、この雑穀の栽培もオススメしたいところです。

これから先は天変地異や戦争だけに限らず、異常気象や経済崩壊やらで最終的には食料危機がやってくる可能性が非常に高いと思います。もちろん意図的な策略による食料危機の演出もあるかと思います。

食料危機の危険性や今後の農業の在り方については、10月号の「ザ・フナイ」で詳細を書いておりますので、また発売されたら是非ともご一読頂けたらと思います。

とにかく「ザ・フナイ」でも書きましたが、何か危機が始まってからでは遅いので、可能な限り今から田畑に関わることを始めた方がよいかと思います。

自分で生産できる人はそれが一番ですが、それが難しい方は何かしらの形で農家と繋がっておくことがベストです。

ちょうど今は収穫の時期となってきましたし、河口湖でも富士河口湖農園さんが来月上旬より稲刈りが始まります。

今年も稲刈り体験者を募集するようなので、是非とも稲刈りに興味のある方、農家と一切関わりがない方などは、一度は体験に訪れてみて下さい。

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【富士河口湖農園】
http://fuji-k-farm.holy.jp/

稲の状態にもよりますが、今のところ10月8日頃〜毎日のように稲刈りをするようなので、日帰りでも良いでしょうし、時間のある方は一泊や二泊で集中的に稲刈りを体験するのも良い経験になるかと思います。

自分もここでの稲刈り体験がきっかけで畑を貸しもらえる機会が生まれ、農業に関わる一歩が踏み出せました。

まだ正式な募集はしていないかもしれませんが、10月8日以降は毎日収穫をやっているかと思いますので、また直前にでもお問い合わせすれば稲刈り体験に関する詳細を教えてもらえると思います。

来年の今頃は、都市近郊の田畑が荒らされてしまうような事態もありえるかもしれません。動けるうちに是非とも動いて下さいね。