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 以前に【半年経っても腐らないハンバーガー】という「外食産業」の食の安全性に関わる記事をご紹介しましたが、今回は第2段として、多くの日本人にとって馴染み深い「コンビニ」についてを少し取りあげたいと思います。

こんな田舎方面に住んでいるとコンビニを探すのも一苦労する場合もありますが、都内になると常に視界のどこかにはコンビニの存在があり、恐らく多くの方々が日常様々な場面で活用されていると思います。

それこそ名前の通り「便利な店」ということで、現代人にとってはなくてはならない存在の1つになっているかもしれませんが、一方で注意しなければならない点も当然ながらあり、それはコンビニで販売されている「お弁当」などの食品です。

マクドナルドのハンバーガーは、ゴキブリさえも目もくれない食べ物(?)でしたが、このコンビニのお弁当なども似たり寄ったりであり、やはり真実を知ると食べられなくなる食品の1つです。

先日、あるコンビニチェーンのオーナーの方とお話をした際に、興味深いお話を聞きました。

コンビニのオーナーともなると、やはり自身のお店のことなので、仕事熱心の方は日頃から様々なコンビニ食を自分で食べて研究することも仕事の1つであり、その方も毎日の食事のすべてが「コンビニ食」の時期があったそうです。

すると、ある時から原因不明の強烈な頭痛が起こるようになり、みるみるうちに体調不良となって何をしても良くならず、仕方なしに病院にいってCTスキャンなどで頭の中からすべてを精密検査したそうです。

その結果、医師から伝えられたのは、なんとも驚きの言葉でした。

「あなた何を食べていますか?栄養失調ですよ」という思いがけない診断結果だったようです。

これはコンビニ食にまったく栄養がないというわけではなく、恐らくは防腐剤や添加物などの危険物が大量に入ったコンビニ食を体がこれ以上受け入れることを拒否したために、栄養が行き渡らなかった可能性が高いようですが、実際は本当に栄養がない食品も多くあったようにも思えます。

なぜなら、コンビニ食の中には、見た目は食品でも本当に食べ物と呼べるかどうかギリギリのラインの食品も多くあるからです。

いずれにしても、食べ続けると体調を壊すというコンビニ食(お弁当やおにぎり)とは、一体どのようなモノなのでしょうか?

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※2004年5月31日発行「食卓の向こう側〈2〉」

これについて参考になるのが、最近フェイスブックなどでも話題になっている「食卓の向こう側〈2〉」という一冊の本です。今から9年程前に発刊されたので、データ自体は古いものではありますが、ここには、普段食卓に並んでいる様々な食品の真実が暴露されているようです。



その中で最も注目されているのが、賞味期限の切れたコンビニのお弁当やおにぎりを豚のエサとして食べさせたところ、一気に死産や奇形の子豚が増えた事件のことです。

詳細は以下に転載させて頂きますが、ご存知の方も多いように、豚は類人猿以上に体重や皮膚の状態、内臓の大きさなどが人間に近い動物として有名です。つまり、豚に起こることは人間にも起こりやすいということです。

現在は放射能の影響だけでなく、やたらと不妊症や流産、それに羊水の水が濁ったりする症状や現象が人間の中でも発生していますが、その要因はもしかすると日常生活の中に何か大きな原因があるのかもしれません…。

食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために<3>中食 ラベルを見ていますか―連載(20040319付 朝刊掲載 )
 二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。
 母豚のお産で死産が相次いだのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。
 「えさだ」。ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
 母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。期限切れとはいえ、腐っているわけではない。「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。
 肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
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※福岡市内のコンビニで売られていた「おにぎり弁当」のラベル

 原因はわからない。だが、予兆はあった。与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。すぐに量を減らした。
 豚の体の構造は人間に近い。「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
 一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。毎食これで済ませたら…。
 家庭にはない食品添加物も入っている。「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。例えば、おにぎりを「夏場 で製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることが できるのだ。
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 二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパンの販売構成比を見ると、弁当、 総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の台所」化しているのは、決して若 者だけではない。
 同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。
 「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」
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 平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。
 「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(転載終了)

また、この本の表紙にもなっており、コンビニのお弁当にも入っている「ゆで卵(もどき)」などの通称「フェイク(もどき)食品」などについても、この本を出版した新聞社がホームーページで情報を公開しています。

もちろん、これらはコンビニだけに限らず、スーパーなどで格安に販売されている惣菜や外食産業のメニューの中にも同じような加工がされた食品が多く入っています。

食卓の向こう側・第2部 「命」つなぐために<1>もどき 安さの裏にあるものは
 多様な食べ物があふれる中、私たちはどのような基準で選んでいるのでしょう。企画「食卓の向こう側 第二部」では、知ってそうで知らない「食」、そして体との関係、暮らしのありように迫ります。

 コロッケ一個二十円。「なんでこんな値段でできると?」。福岡市内のスーパーの総菜コーナーで、主婦の副島智美(43)は驚きの声を上げた。
 副島はパートで、きんぴらごぼうなど家庭料理を提供する総菜店で働く。そこで作るコロッケはジャガイモをゆで、いためたタマネギ、ひき肉などを入れる手作り。一個百三十円。材料費や自分の時給を計算すると、ぎりぎりの値段だ。
 「外国で作るから安いのか。どうやったら、この価格になるんだろ」。疑問が膨らむ。

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 「要望に合わせ、それなりの商品をつくる。それがプロの技」。かつて食品添加物を扱う商社のトップセールスマンとして、さまざまな食品の開発に携わった安部司(52)=北九州市=は言う。
 安部が明かすテクニック。あるスーパーから特売用の肉団子(いわゆるミートボール)を頼まれたケースでは…。
 普通のミンチは使えないから、牛の骨部分についている肉を削り取った端肉(はにく)をもとに、大豆たんぱく(人造肉)で増量し、欠ける風味は香料(フレーバー)で補う。
 次に歯触りを滑らかにする加工でんぷんや油を加えるが、それと引き換えに失う粘りは結着剤でカバー。油をなじませる乳化剤、色あせを防ぐ酸化防止剤、さらに着色料、保存料、肉エキス、うま味調味料…。
 肉団子にからめるソースは氷酢酸やグルタミン酸ソーダなどで、ケチャップはトマトペーストや酸味料などでこしらえ、真空パックで加熱殺菌。二十種以上の添加物を使い、子どもが喜ぶ味(軟らかくて味が濃く、三口でのみ込める)で、常温保存が利く商品に仕上げる。

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 「もちろん、まじめなメーカーもある。でも、あなたがコーヒーに入れた小カップのミルク。植物油に添加物を加えて白く乳化させたものかもしれません」と安部。
 便利だが、どこか奇妙な「フェイク(もどき)食品」。

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※金太郎あめのゆで卵版「ロングエッグ」

 筒状のゆで卵、通称「ロングエッグ」も、その仲間。輪切りすると、金太郎あめのようにどれも黄身と白身が均等。ピザや、外食・中食の野菜サラダの付け合わせなど、「見栄えのいい」ゆで卵の中央部分だけが欲しい業者用に開発された。生卵の黄身と白身を分離して加工。学校給食でも、メニューに生野菜があったころはよく使われたという。
 こうした食品は、消費者を喜ばせたいメーカーの思惑から生まれたのか、それとも消費者のニーズがメーカーを動かしたのか。それはまさに、卵が先か鶏が先か、の関係のように見える。
 「自分は業界と消費者の救いの神」と信じていた安部は、開発した肉団子を「おいしい」と食べるわが子の姿に衝撃を受けた。「おれんとこのは食べるなよ」。そう忠告する取引先の食品加工工場長と自分が同じことに気付き、会社を辞めた。
 今、国産の自然塩を扱う傍ら、無添加食品を広める活動をしている安部は問いかける。「なぜその値段でできるのか、なぜカット野菜の切り口は茶色くならないのか…。消費者が素朴な疑問を持たなければ、いい食品は生まれない」(転載終了)

さて、コーヒーに入れるミルクなどの話も出て来たところで、ついでに誰もが一度は利用したことのある、ファミレスなどの「ドリンクバー」についても少しお伝えしておきます。

まぁ、引き続き外食産業に関わっている人々にとっては営業妨害になるかもしれませんが、外食でファミレスなどを使用するのは避けられなくとも、可能であれば、これから先はドリンクバーは使用しない方がよいと思います。

これらは、とても飲物とはいえるレベルではないです。

詳しくは以下に転載しておきますので、前回のハンバーガーの話、そして今回のコンビニ食の話などと一緒に今後の食生活の参考になればと思います。

ファミレスお代わり自由コーヒーは食品添加物の液体/食品添加物30
■お代わり自由コーヒーはサービスの表れではない

ファミレスなどで「お代わり自由のコーヒー」やドリンクバーのコーヒーを飲むと、サービスの良さを感じたり、何杯も飲んで申し訳なく思ったことはありませんか?今後は、そんな気遣いは一切不要です。逆にお客の立場から、怒らなければいけません。普通、喫茶店ではコーヒー豆100gから、コーヒーカップ10杯分を取るそうです。中には、もっと取る店もあるようですが。ところがお代わり自由のコーヒーは、常識の3倍・30杯分のコーヒーを取ります。だから、飲み放題なのです。お代わり自由コーヒーは、サービスの良さを売りに見せながら、実はお客を騙す“集客液”だったのです。何故、通常の3倍取っても大丈夫かというと、食品添加物のリン酸塩を増量剤として、コーヒーの粉に混ぜます。するとリン酸塩の抽出増量作用で、通常の何倍も多く取り出せるのです。でも薄くなり、苦味やコクがなくなるのではと思われるでしょう。そこで、さらに食品添加物の登場です。酢酸ベンジルなどの合成香料や苦味料を混ぜ、コーヒーと同じような味・香りに仕立てるのです。従って皆様がドリンクバーで飲むコーヒーは?というより、食品添加物を多く注入しコーヒーに似せた液体を飲まされているに過ぎないのです。御代わりは、禁物ですよ。

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■豊富な種類のドリンクバーでもお金を払う価値はない

200~300円台のドリンクバーが、常識化しています。数々の種類の飲み物を選ぶことができるから、安いと思っていませんか? いくら飲み放題とは言え、前述のコーヒーや業務用コーラ・ジュースの価格を考えたら、全くお金を払う価値はないのです。専門家に言わせると、原価は1杯平均10円程度だそうです。従って何杯飲んだところで、元は取れないことを知っておきましょう。店が言うお客様への出血サービスどころか、ドリンクバーは店の儲け頭さえあります。安くて長居できるメリットはあるものの、食品添加物や糖分過剰の飲料ばかりです。身体のために、店を選び本物のコーヒーを飲みましょう。こんな所で何杯もお代わりするより、多少高くついても本物のコーヒーを飲んだほうが健康的です。なおコーヒー関連品として、「コーヒーフレッシュ」は本物の牛乳を使っていると思う方が圧倒的です。ところが…牛乳は1滴も入っておらずに、中身はサラダ油と食品添加物だけでできているのです。原価は極めて安く、取り放題・飲み放題でも耐えられる製品なのです。だからテーブル上のカゴやケースに、無造作に山積みに置かれているのです。私(ブログ者)も真相を知る前は、コーヒーに“サラダ油”を入れて飲んでました(苦)。(転載終了)

残念ながら今の世の中は「人の命(健康)よりもお金」が優先されている社会であり、この価値観が前提となっている社会では、病気にならない方がおかしいと思います。

だから病気で苦しんでいる人は、別に何を責めるわけでもなく、まずは今の社会を普通に生きていたら病気になるのが当たり前であることを踏まえつつ、その上で食を中心とした生活全般を今までと変えていけば良いと思います。

そして、一人暮らしや共働きで外食や買ってきた食品が食卓に並ぶことが多い家庭は、できれば手作りを少しずつやっていき、それが慣れてきたら、より一層体に良い食材などにこだわっていかれると良いと思います。

それでも、どうしてもすぐに改善ができないという方は、自分と同じように外食時や外で買った食材を浄化する方法を考えるしかないです。