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※太陽でXクラスの巨大フレアが2回発生

 さて、連休明けから太陽活動が活発化しているのが気になっていましたが、昨日にメルマガで配信したように、昨日は今年初めてとなるXクラス(X1.7)の太陽フレアが発生しました。

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※太陽の東端にて最初のフレアが発生

それ自体は決して珍しいことではありませんが、驚くことに本日にもX2.8の巨大フレアが続けて発生しました。

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※短い時間で立て続けにXクラスのフレアが発生

ただ、Xクラスが連続するのは珍しいですが、昨年の3月にも連続したことがあり、その時は3月5日にX1.1、3月7日にX5.4のフレアが発生しました。幸いにもこの時には大きな被害はありませんでしたが、太陽フレアは時に地球環境に大きな影響を与える場合があります。

中規模から大規模の太陽フレアが発生すると、そのフレアによって放射された荷電粒子が地球に到達し、衛星に被害を与えたり、電波通信に障害をもたらす可能性があります。

特に携帯電話などの通信機器の基地などに影響が出ることも多く、日本でも原因不明で携帯が使えない事態が突然発生したりして、よくニュースでも話題になりました。

また、発電所や変電所などの電力施設が破壊されて大規模な停電が発生することもあります。停電に関しては、以前に伝えたようにテレビが見れなくなることは喜ばしいことですが、一方で原発が停電になった場合は非常に危険ではあります。

さらに、一般的なニュースでは一切関連性が報じられませんが、太陽フレアによって放射された荷電粒子は、太陽風に乗って地球のマントルへと吸い込まれていき、地球内部のマグマが活発になって地殻変動が起こり、火山の噴火や大きな地震が発生するきっかけにもなります。

すでに何度もご説明していますが、久しぶりにXクラスの太陽フレアが発生したということもあって、以下に太陽フレアの説明と311直前の太陽フレアの活動を紹介しておきます。

<太陽フレアについて>
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※3.11直前のフレアの状況

フレアの規模はX線の強度(規模)により分類されます。
低い方からA、B、C、M、Xの5段階のクラス(等級)があって、Cクラスで小規模、Mクラスで中規模、Xクラスで大規模のフレアとされています。5段階評価の通知表みたいですね。

さらに地震の「マグニチュード」みたいに、各クラスの規模は、1~9の番号で細かく数値で分類されています。5段階評価の中に、さらに10段階評価があるといった感じです。「中の下」とか言ったりするみたいな・・・。

規模の大きさの比較は、単純な計算です。

例えば、A4のフレアは、A2のフレアの2倍の規模であり、フレアの規模が10倍になると、フレアのクラスも1段階アップすることになります。A10はB1になり、B10はC1・・・と表記します。

ただし、Xを超えるクラスは設定されていないため、Xのクラスでは10以上の数字も使用します。
X1の10倍のフレアはX10、20倍のフレアはX20となります。

画像は、東日本大震災直前(3/8-3/10)のフレアの状況です。
大震災直前はいかに太陽が激しいことになっていたかわかるかと思います。

太陽のフレアは、磁気エネルギーを放出し、地球に飛んできます。太陽のフレアが起こると地球の電波系に障害を与えるとニュースでも言っています。

この磁気エネルギーは電波障害だけでなく、地球内部まで入り込み、マントルやマグマを活発化させます。これが、地震や火山の噴火のきっかけとなるのです。ただし、磁気エネルギーの方向が地球に向いてなければ、Xクラスのフレアでも影響がない場合もあります。

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※黒点数も連日100個を超えている

今回の太陽フレアは、恐らく地球方向には向いていないと思うので、100%モロに影響を受けることはないと思いますが、太陽黒点は連日100個を超えており、黒点からフレアが発生しやすいので、今後も大規模なフレアが発生する可能性はあります。

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※NASA発表のデータでは今回の2つのフレアは地球への影響はないと

特に2013年は「キルショット」と呼ばれる、かつてないほどの大規模フレアが発生することが懸念されており、今回のように巨大フレアが立て続けに発生した場合は、さらなる巨大フレアが発生することもあるので、しばらく太陽活動は注視しておきたいと思います。

▶2013年5月14日11時7分追記
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※案の定、さらに一発X3.2のフレアが発生

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※5月のシャク歴

5月のシャク歴を見ると、本日も含めて明後日(16日)までが地震や噴火の注意日となっています。その後は、20日から26日までが連続トリガー日となっているので、来週は丸々一週間、要注意期間となります。

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最近1週間の日本の地震分布図

4月は、震度4以上の地震が9回も発生していたのに、今月は5月2日に群馬で発生した地震のみで、中規模な地震が非常に少なくなっています。

これは地震活動が一段落したというよりは、エネルギーをたくさん溜めて一気に吐き出そうとしている傾向のように思えますので、この辺で震度4〜5程度の地震を出してもらわないと、ちょっと嫌な感じではあります。でも、そろそろガス抜きとして、どこかが揺れると思います。

個人的には、太陽フレアで注意しなければならないのは、地震や噴火ではなく、やはり大規模な停電であり、特に原発の停電です。

地震や噴火の発生は、ある程度防ぎようがありませんが、停電に関しては今から早急に対策を立てれば未然に防げることなので、国や電力会社は、地震や津波だけでなく、太陽フレアによる停電という事態も想定した対策を立ててほしいと思います。

また、もっと個人的なことをいえば、太陽フレアの影響を身体で感じる体質なので、強烈な眠気や頭痛がやってくるのがちょっと嫌ですね。