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※ハープを奏でるダヴィデ王(ル・ドミニカン作)

ハープの起源
ハープの起源は狩人の弓ではないかと考えられている。最も古いハープの記録は紀元前4000年のエジプトと紀元前3000年のメソポタミアのものではないかと言われている。 古代の叙事詩やエジプトの壁画に現れ、世界中の多くの音楽文化で発展し独自の展開を遂げた。聖書にもハープは登場し、ダビデ王が最も著名なミュージシャンであるが、実際にはその「ハープ」はkinnorと呼ばれる、十弦の一種のリラであった。 レバーハープlever harpは演奏中にキーチェンジを可能にするもので、17世紀の後半に生まれた。これが発展し、近代的なコンサートハープが生まれた。(Wikipedia)

 聖書にはハープ奏者のダビデが、その演奏によって悪霊に悩まされていたサウル王を救ったことで、その功績から王になった話が有名のようですが、これはまた、古代において音楽が療法的に使われた1つの例を表しているとも言われています。

近代においても20年以上も前から“サウンドヒーリング”という言葉が使われているように、音の持つ癒し効果というものが以前から注目されていましたが、近年になって“周波数”の真実が少しずつ明らかになって来る中で、改めて“音の持つ周波数”というものが話題となっており、従来のリラクゼーションから本格的な治療にまで音が活用できることが世界中で注目されています。

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※古代の遺跡には“音叉”の石絵が次々に見つかっている

また世界中の古代文明の遺跡からは、次々に石絵に書かれた“音叉”が見つかっており、古代において音は人間の治療用としてだけでなく、巨石を切断したり、空中浮遊させる装置として使われていたことも明らかになってきています。

そんな中、近年においては“愛の調律”と呼ばれる「528hz」の周波数が最も有名ともなっています。

528hzは、生物学者が壊れたDNAの修復に使っている周波数であり、またスピリットが物質と交流する地点の周波数とも言われています。

この528hzは、古代ソルフェジオ音階の“ミの音”でもあるようです。

現代の音楽のベースになっている「国際標準音」の周波数は、A音(ドレミファソラシドの“ラ”の音)=440hzに決められてしまっていますが、古代ソルフェジオ音階というのは、歴史に埋もれた音階であり、私達のDNAに秘められた力を引き出してくれる古代の音階(周波数)と言われています。

特に愛と調和の周波数である528hzは、ハートのチャクラや脳の機能を開き、DNAを修復するだけでなく人間を洗脳から開放して覚醒へと導くようです。

この音の持つ力を脅威に感じたのは、時の権力者達であり、そこで1908年にロックフェラー財団が「国際標準音A=440」に制定しました。

440hzの周波数は、人間の脳の機能を抑制するだけでなく、人々に恐怖や不安の感情を抱かせるようであり、また競争なども意識させる周波数のようです。

ミツバチの巣の前で440hzを鳴らすとハチが攻撃的になるとも言われており、人々をマインドコントロールして世界戦争へと導くためには音楽の世界だけでなく、テレビを含めた日常のあらゆる場面において440hzの音は使われ続けています。

もちろん、その中には医療の利権も絡んでおり、良い音や音楽で人々が健康のまま病気にならないのも困るし、おまけに病気の治療まで可能となると、病院や薬の必要性もなくなってしまうので、医学会からの圧力によって多くの音研究者達は潰されてしまったようです。

いずれにしても、食なども人間を健康にする古代からの自然食が見直されて来ているように、音の世界も大きな転換期で、再び古代の音を使うことで、脳を本来の状態へと戻すだけでなく、さらなる人間としての進化が求められているタイミングに来ています。

現代において人類が抱えているあらゆる問題は、もはや人間の脳が3%〜4%しか機能していないだけでは解決することが非常に困難な段階にまで来ており、今こそ脳を本来の状態に戻して人間も本来の人間に戻り、新しい思考や創造から世の中の問題解決と本来の地球へと戻すことが重要になります。

最近の研究の中では、人間の脳内エネルギーは血液などからは10%程度で、残りの90%以上の脳内エネルギーは音から得ているというデータもあります。脳の機能を向上させるのは音が最も早く、視覚よりダイレクトに奥に入って来るようです。

特に高周波の音がエネルギーになるようで、テレビの音は中音のみの再生のため老化が進みボケやすくなるとも言われています。なるべくテレビを見ない生活、テレビを置かない生活というのも心がけると良いのかもしれません。

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※昨年河口で開催した映画「祈り」の上映会とハープ演奏会

21日の東京セミナーでは、ゲストにハープ・セラピストの中野智香子さんをお招きしてのミニコンサート付き講演となりました。連休初日にも関わらず、多くの方々にご参加頂き本当にありがとうございました。

中野智香子さんとは、昨年にミッション・ナビゲーターの長谷川章子さんのご紹介で知り合い、今回のように直接コラボしたのは、昨年11月に開催した河口湖のイベント以来でした。

そして、実は今年3月に中野さんと一緒に周波数の専門家である増川いづみ博士のところへ伺い、ハープを古代の調律にして様々な実験をやったことがありました。

すると驚くことに、ハープの1つの弦をある古代の音階に調律すると、47弦のすべてが宇宙の周波数などと同調するようになり、まるでヒーリング用の音叉が47個セットでつまった楽器のようにハープが変化してしまったのです。

それだけでなく、今までも十分に素晴らしかったハープの音色が、さらに次元を超えて進化したように感じ、まさにハープという楽器が本来の姿に戻って輝きを取り戻した瞬間でもありました。

その時から個人的に「これは、どこかで多くの人々にも聞いて頂きたい」という想いがあり、そして今回のイベントにおいてその念願が叶ったのです。

とはいえ、どんな楽器であろうと、どんな調律であろうと、やはり音楽は演奏する人の意識や波動がすべての根源であり、その部分においてずれていると、いくら良い楽器や調律に変えても人々の魂にまで響く演奏は出来ないと思います。

その意味でも中野さんは、常に向上心を持って精進している音楽家であり、それが故に一切誤摩化しのきかないハープという楽器を自在に扱え、そして古代の音階で人々の魂までも魅了する演奏ができるのだと思います。

太鼓は心臓の鼓動、パイプオルガンは呼吸器系を司る臓器や気道、ハープは神経系に作用したりと、楽器というものは、人間の身体の延長線上に生まれたとも言われ、楽器を演奏することは楽器と一体化することでもあるようです。

だから、反対にどんな楽器であろうと、また国際標準音の調律であろうと、まずは演奏する人が意識を高めて心を込めて演奏した場合には、実際に届く波動は人々を癒し、魂を震わせる音楽を奏でることができると思います。
    
中野さんは、今後も音楽家として益々活動の領域を広げていかれると思いますが、個人的にとても期待しているのが、新しい調律にしたハープの“胎教”への効果です。

水の中は空気中の4倍のスピードで音が伝わるため、胎児の赤ちゃんにはダイレクトに音の振動が伝わるそうです。

これから新しい時代に生まれて来る子供達、新しい地球で育つ子供達には、食事や生活環境も含めてなるべく自然なもの、人間にとって良いものを与えたいですが、その中で音や音楽の持つ役割は、非常に重要だと思っています。

ハープは、楽器として聴き心地が大変良く、誰もが自然な形で音楽を楽しみながら良い周波数をたっぷりと吸収できるような気がします。

また、子供達だけでなく、大人達も含めて全員が新たな次元に進むためには、やはり国際標準音を改めたり、テレビやラジオなどの洗脳ツールが、真逆の作用として人々を覚醒に導くツールとして利用されることも願います。