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発生時刻:2014年5月15日 18時48分頃
震源地 :相模湾
最大震度:震度2
位置  :緯度 北緯 35.1度
経度  :東経 139.4度
震源  :マグニチュード M4.2
深さ  :約130km

 満月となった昨晩、あまり目立つほど大きな震度の地震ではありませんでしたが、M4.2の中規模地震が太平洋の「相模湾」を震源地として発生しました。

最大震度は「2」でありますが、これがまた5日に発生した伊豆大島近海の地震と同じように、この時は最大震度5弱が観測されたのは東京の「千代田区」でしたが、今回の相模湾の地震もまた東京の「千代田区」だけが他の地域よりも大きく揺れる地震となりました。

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発生時刻 :2014年5月5日 5時18分頃
震源地  :伊豆大島近海
最大震度 :震度5弱
位置 緯度:北緯 35.0度
経度   :東経 139.4度
震源   :マグニチュード M6.2
深さ   :約160km

それもそのはずで、昨晩に発生した相模湾の地震は、5日に発生した伊豆大島近海の地震と緯度経度がほとんど同じ場所であり、東経は139.4度と一緒で北緯だけが0.1度だけずれているだけです。

震源の深さも両方とも100km以上と似ており、なぜ今回は「相模湾」で前回は「伊豆大島近海」と表記されたのか不明ですが、いずれにしてもこれらは通常の地震よりはかなり深いエリアでの地震であって、相模湾や伊豆大島近海の海底の奥深く、プレートよりも下の火山帯で何か異変が起こり始めているのかもしれません。

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※関東大震災の震源地(北緯35.1度、東経139.5度)

ちなみに、この付近の地震は日本人にとっては嫌なエリアであり、なぜなら1923年に発生した「関東大震災」は、神奈川県相模湾北西沖の「北緯35.1度、東経139.5度」を震源地としているからです。

● 関東大震災の震源地
北緯35.1度
東経139.5度

● 昨晩(5/15)の震源地
位置 緯度 北緯 35.1度
経度 東経 139.4度

緯度1度あたり111km、経度1度あたり91kmの距離の違いとなるようなので、北緯は一緒で経度が0.1度の違いしかないことから、昨晩の相模湾の地震は関東大震災の震源地から10Km未満の範囲だったということになります。

とはいえ「関東大震災」は、震源の深さが15kmほどであったようなので、昨晩の地震や5日の伊豆大島の地震とは震源地の位置(深さ)は異なっており、根本的には別の地震であると思いますが、ただ深さ「100km-150km」あたりは火山前線の深さであり、5月に入ってから「富士火山帯」のエリア内である相模湾や伊豆大島周辺でのマグマ活動が活発しているのは間違いないと思います。

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※相模湾を震源地とする過去の地震

昨晩のような「相模湾」を震源地とする地震は、2008年からの観測でも10回ほど発生しており、決して昨日や今年から始まった地震活動でもないようですが、昨年頃から回数は増えており、また今回のM4.2というのは、今までの中ではもっとも規模が大きい地震になります。

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発生時刻:2008年11月11日 14時0分頃
震源地 :相模湾
最大震度:震度1
位置  :緯度 北緯 35.1度
経度  :東経 139.4度
震源  :マグニチュード M3.3
深さ  :約110km

そして、昨晩とまったく同じ「北緯35.1度、東経139.4度」の地震は、2008年11月11日に1度だけ発生しており、この時の震源の深さも「110km」と深い地震だったので、恐らく今回とまったく同じ震源地だったと思われます。

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発生時刻:2012年1月25日 13時16分頃
震源地 :相模湾
最大震度:震度1
位置  :緯度 北緯 35.1度
経度  :東経 139.5度
震源  :マグニチュード M2.4
深さ  :約30km

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発生時刻:2009年2月12日 0時59分頃
震源地 :相模湾
最大震度:震度1
位置  :緯度 北緯 35.1度
経度  :東経 139.5度
震源  :マグニチュード M3.1
深さ  :約40km

一方で「相模湾」を震源地とする地震の10回のうち2回は「関東大震災」と同じ「北緯35.1度、東経139.5度」を震源地としており、この時は関東大震災とも震源の深さが近い浅めの「30km-40km」の地震となっています。

つまり、わずか経度で「0.1度」違うだけで震源の深さも一ケタ違う別のタイプの地震となっているので、昨晩の地震は1923年に発生した関東大震災とは直接は関係のない地震だと思いますが、今後に関東大震災と同じ「北緯35.1度、東経139.5度」の震源地で浅い地震が発生してくるようになると少し注意が必要かと思います。

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※注意が必要な3本のライン

それに相模湾や伊豆大島北部は、先日の記事でもご紹介したように、松原照子さんが警告する「3本のライン」「(2)鹿島から千葉を抜け横須賀から伊豆の下田に向かう線」付近でもあり、昨晩の地震も単発の地震というよりは、今後の別の地震や火山活動とも繋がりのある地震であったと思います。

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※月暈(げつうん)

昨晩の満月は、非常にエネルギーが強く、月の周りには虹色の光の輪である「月暈(げつうん)」のようなものも八ヶ岳から観測できましたが、今日は全国的にも晴れの地域も多いようなので、低気圧(雨や曇り)から高気圧(晴れ)となった地域は、地震エネルギーなども解放されやすいのでご注意下さいませ。