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イスラエル軍、ガザへの空爆を続行 死者100人に
【7月11日 AFP】イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に対する空爆を続行し、2人が死亡した。医療関係者によると、イスラエル軍がガザ地区からのロケット弾による攻撃を封じ込めるために作戦を開始して以来、4日間で死者は100人に達した。
 パレスチナの保健省報道官によると、死亡したのはガザ地区を自治政府の車両で走行していた男性3人のうちの2人で、残る1人は重傷だという。(転載終了)

 今年4月に行ったばかりのイスラエルが何だか騒がしくなっています。イスラエル軍によるパレスチナ自治区に対する空爆が続いており、女性や子どもを含む多くの犠牲者が出ていると報道されています。

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パレスチナ人は飛行機を持っていません
パレスチナ人は海軍を持っていません
パレスチナ人は陸軍を持っていません
ガザにあるのは戦争ではなく大量虐殺です

「ガザにあるのは戦争ではなく大量虐殺」のかけ声と共にイスラエルは世界中から非難されており、日本でも7月11日の夕方からイスラエル大使館の前で150人もの人が集まってイスラエルの軍事行動に対するデモ活動があったようです。

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※山本太郎議員もデモに参加

いつも近隣諸国と揉めているように見えるイスラエルですが、今回の紛争については、以下のようにちょうど1ヶ月前、イスラエル人少年3人が誘拐・殺害されたことを発端にイスラエル側の報復として始まった経緯があります。

憎悪の連鎖。イスラエルが大変なことになってる…(「NEVERまとめ」)
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自分の子どもが誘拐・殺害されたからといって、犯人と思われる隣の親の子どもを誘拐・殺害する・・・これと同じようなことがイスラエルとパレスチナの間で起こって完全に負の連鎖の終わりなき報復仕合の戦いとなっていますが、これらが事実とすれば、どっちが正義だとかは関係なく、大人の勝手な争いごとに罪のない子ども達が巻き込まれて犠牲になるという戦争の最悪の部分が浮き彫りとなった出来事だと思います。

今でこそ日本もまた戦争の兆しが高まってきていますが、それでも中東などの紛争地に比べたら平和ボケしている部分は否めなく、今回のガザの攻撃についても「戦争なんて誰も得をしないのだから、早くこんなバカげた戦いはやめればいいのに」と誰もが他人事のように思っていると思います。

ただ「やられたらやり返す」「俺は悪くない、あいつが悪い」という感情から生まれる小競り合いは、この戦争のない今の日本でも家庭や学校、職場のあらゆる場面でも日常的に発生していることであり、その小競り合いが民族同士、国家同士となったのが戦争であって、規模の大小に関わらず、人類全体の意識変化が起こらない限りは、テロ国家が壊滅しても、はたまた兵器を使っての戦争がなくなろうとも、本当の意味での世界平和は訪れないのかもしれません。

しかし、一方で「戦争なんて誰も特をしない」というのは言葉としては正しいようでも現実は違っており、今日まで起こった世界中の戦争の多くは、単なる民族や国家同士の感情のぶつかり合いだけでなく、戦争によって特をしたい人々によって意図的に引き起こされたものでもあると思います。

この資本主義経済においては、戦争は最大のビジネスの1つであり、特にアメリカは10年に1度戦争をしないと経済がもたない国家で、2001年の自作自演テロから2003年のイラク戦争が始まり、あれから10年以上経過した今、再びお金に困った戦争屋が大仕事に動き出しています。

ウクライナ情勢にしろ今回のイスラエル情勢にしろ、ニュースで話題なっている当事国よりも、その背後に潜んで何かを企んでいる国の動きを察することが重要であり、その国というか民族(偽ユダヤ)や一族(ロスチャイルドやロックフェラー)の思惑に世界中が騙されないように注意しないといけません。

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※ドイツの雑誌に掲載された写真(上)、オリジナルは子どもを抱えた親が平和な街を歩いている風景

2011年から続いているシリアの政府軍と反政府軍の内戦が激化し、昨年の夏過ぎには日本を含めて世界中でも多く「シリア内戦」のことが報道されましたが、この時もまた、巧みな情報戦によって、政府軍を“世界の敵”と仕向ける動きがあり、画像を加工するフォトショップやCG技術などによって、現地の写真や映像は真実とは大きくねじ曲げられて世界中に発信されていたようです。

特に今回のガザ地区の攻撃でも小さな子どもが犠牲となっている写真がネット上では多く出回っていますが、こういった写真の多くは過去の戦争によって犠牲となった子どもの写真を使い回しているケースが多く、これらを意図的に使って流すのは、戦争の悲惨さをアピールするというより“イスラエルという国は凶悪なテロ国家だ”と世界中に意識づけている可能性があります。

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※シリアでは化学兵器の犠牲者とされる少女が3回も登場する

昨年のシリアに至っては、政府軍が「化学兵器を使用した」として世界中から大バッシングをされ、これによって、それまで軍事介入に消極的だったオバマ政権も「一線を越えた」として、シリアに対する軍事行動を示唆しましたが、これもまた反政府軍を使ったアメリカの“自作自演”であることが判明し、その証拠の1つに化学兵器の犠牲者とされた少女が3回も“遺体役”として登場するなど、子どもの犠牲を演出する非道極まりない何でもありの“やらせ”は大きな問題ともなりました。

実際に空爆をしているイスラエルを“安全な国”とまでは言えませんが、ただ日本に入ってくる情報はかなりねじ曲げられている可能性もあり、毎度のことながらも、新聞やテレビのニュースで入ってくる海外情報もそのまま鵜呑みにすると、思わぬところで戦争屋の思惑にはめられてしまうかもしれないので注意が必要です。

《マサダ、ユダヤ人最期の時》という記事でもお伝えしたように、ユダヤ人という民族は、単純に国を失って2000年近くもさまよい続けた時間の長さだけでなく、国を失った最期の状況があまりにも壮絶であり、現代にまで残り続けるユダヤ人の強固な団結力と民族魂は、こういった過去の犠牲によって繋がっており、この気持ちは長い間弾圧と迫害を受け続けたユダヤ人にしかわからないものなのかもしれません。

ただ、近代イスラエル国家は、この悲劇の民族の歴史と想いを巧みに操って意図的に造られた部分もあり、これから先にユダヤ人が世界戦争へと導く輩の単なる駒とならないことだけを願います。

彼らの目的は「第三次世界大戦」「大イスラエル帝国」の建国であり、前文明から引き継いだ脚本通り、今も歴史が動いています。