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本日は3月31日。早いもので2015年も4分の1が過ぎ、明日から入学・入社などのイベントも控えた本格的な春である4月が始まります。

今年2015年は激動も予想される年となっていますが、今のところは国内外で大きな混乱は発生しておらず、平和までいかずとも平穏な日常が過ぎていますが、来月4月は一体どんな1ヶ月となるでしょうか。

太陽の近くを彗星が通る(彗星近日点)と太陽が活性化し、その影響が地球まで届くことを予想するカレンダー「シャク暦」によると、4月は今年で2番目に彗星近日点が多い月であり、また4月4日には皆既月食もあったりするので、宇宙の動きとしてはかなり騒がしい月となるそうです。少し大きめの地震や火山の噴火に日本も注意する必要はあると思います。

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太陽は生命を生み出す力、月は生命を育む力。地球も大宇宙パズルのワンピースであり、地球というワンビースも、小さなワンビースである人類1人ひとり、あらゆる生命体の集合体パズルであり、どの存在1つが欠けても「今ココ」の大宇宙を形成することはできません。

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ついつい、この肉体に意識を納め、三次元的な社会の中で目に見えるものだけがすべてだと思って生きていると、神様の存在とか関係なしに自分達が「生かされている」ことも忘れ、地球上の世界と空の向こうの宇宙の世界が切り離されて、それぞれが「別世界」と認識してしまいがちですが、少し意識を肉体から離れ、宇宙から地球、自分自身を見つめると、宇宙空間を含めたすべての世界が1つであり、すべてが生きている、生かされている存在であることに気づきます。

すべての天体も生きており、また各々が独自の周波数を発信していて、現在の宇宙の惑星の配列による絶妙な周波数の融合によって地球も存在し、また地球上の生命体も現在の種族、形が形成されているのだと思います。

太陽が少しクシャミをして太陽フレアが発生しただけでも、地球で大きな噴火や大地震が発生したり、また大停電や人々の体調に至るまで大きな変化を与えますし、月の満ち欠けが、潮の満ち引きや、出産率、人の生死のタイミング、犯罪率などの社会的な動きにまで影響を及ぼすとなると、毎日のように当たり前に空に浮かんでいる太陽や月は、単なる空のキャンパスに描かれた飾りではなく、我々を「生かしている」大切な存在であることが分かります。

もちろん目に見える太陽や月、星々に限らず、目には見えない遠く離れた星々、小さな彗星や隕石に至るまで、この大宇宙のフィールドで起こるあらゆる変化は、地球上の人間1人ひとりの肉体や意識の小宇宙にまで影響を及ぼし、一方で小宇宙である人間が変化していくことで、この大宇宙も大きく変化、進化の道を歩んでいくものだと思います。

北極星や北斗七星を中心に、八百万の星々を信仰し、八百万の神々を祀っていた「妙見(みょうけん)信仰」の真髄が、一体どういったものなのか分かりませんが、きっと古代の人々は、自分達が「生かされている」ことや「生命の秘密」を、こういった大宇宙と小宇宙の仕組みから知っていたのかもしれません。

太陽がすべて、太陽神が絶対的な存在であるとした「一神教」から、太陽も含めたすべての天体や存在を神なるものとした多神教へと大きくシフトしている現在、信仰=社会そのものとも言えるので、これから先に人々の意識が変化する中、信仰の対象も自然と変わってくると、現在の宗教の在り方にも変化し、同時に社会全体が大きく変化してくると思います。

太陽信仰と妙見信仰の融合が始まる2015年。その合図である皆既月食4回と皆既(部分)日蝕2回の全6回天体ショーが、昨年4月の皆既月食から始まりましたが、いよいよ今週末に3度目となる皆既月食が発生します。

「破壊と再生」の年とも言われる2015年ですが、どちらも表裏一体であり、大きな災害も社会的な混乱事件もまた、すべては再生のための破壊であることが多く、人間にとって一見悪い出来事であっても、宇宙全体では進化の方向性へ向かっていることだってありえます。

来月も世間のニュースでは騒がしい出来事が飛び交うかもしれませんが、それらの情報に左右されて、いちいち一喜一憂していては心身ともに大変なので、あまり世間や周囲で起こっていることに感情を左右されず、マイペースに「今ココ」を自分の出来る範囲で生きることを大切にしたいものです。