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※箱根山(大涌谷)=気象庁のウェブカメラより

箱根山:噴火警戒レベル3に引き上げ
 気象庁は30日、箱根山(神奈川・静岡県境)の大涌谷周辺でごく小規模な噴火が発生したと見られると発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。箱根山で噴火が確認されたのは12〜13世紀以来、約800年ぶり。レベル3への引き上げにより、大涌谷周辺の入山規制は範囲が拡大されるとみられる。

 神奈川県箱根町は火口から約1キロの住民ら約30人に避難指示を出した。箱根山では29日午前7時半過ぎから約5分間、噴火の兆候を示す火山性微動が初めて観測された。午後0時45分には、気象庁の職員が大涌谷の北約1.2キロで降下物を確認していた。

 さらに、30日午前、有感地震が相次いだ。午前6時56分と午前10時32分には、神奈川県箱根町湯本で震度3を観測した。同日、気象庁職員が火山灰が積もっているのを確認し、噴火と判断した。(「毎日新聞 2015年06月30日 12時40分」より転載)

先日、ついに箱根山で噴火が起こりました。箱根山の噴火は、小規模とはいえ実に800年ぶりの噴火ということであり、気象庁も噴火警戒レベルを2から3へと引き上げ、急に緊迫したムードになっています。

「箱根山は噴火することはない」
「風評被害で困っている」


などなど、明らかに噴火の前兆が始まったのにも関わらず、お金に目が眩んだ御用学者や観光業者は、つい最近まで散々好き勝手なことを言っていましたが、さすがにここまで来たら、政府からの命令でも「安全」とは口が滑っても言えないことでしょう。

原発事故も自然災害もすべて政府やメディアの見解というのは同じ仕組みであり、彼らが「安全」と言った時には、実際には反対の意味で捉えた方が正しいケースが多いので、そういった意味では、有事が起こった際の彼らの反応はわかりやすい指針となるかもしれません。

いずれにしても、最終的に我が身を守るのは自分自身であり、外の情報に翻弄されずにいざとなった時は自分の直感を信じて動くことが一番だと思います。

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個人的には、もう今の日本全体は火山活動が収束することを願うよりも、どこかでスッキリとエネルギーの解放として噴火してもらった方が周囲の住民も一安心だと思っています。

いつ爆発するかわからない風船を耳元におかれているような日々はストレスになるだけであり、火山周辺にいる人々がいつでも避難できるような準備が整っているのであれば、人的被害が最小となる多少の噴火は歓迎でもあります。

世界遺産となって大量の観光客が押し寄せてゴミ問題や自然環境が破壊されている富士山も、少しくらいプシュッと吹き出す程度なら、良い人払いとなって本当の意味で富士山も守られるかもしれません。

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※箱根山の火山性地震の発生回数

箱根山では、昨日から火山性地震の発生回数が大幅に増えており、7月に入った今も新たな噴火や地震に警戒が必要となります。

ということで、月初でもあるので地震や火山の注意日を予測する「シャク暦」の7月のカレンダーをご紹介しておきます。

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今月は月初と月末に2回も満月があり、その前後はトリガー日(▲)となっていますが、それ以外は中旬を除いては極端に天体も騒がしくない月であると思います。

ただ、七夕の日である7日は「EF」という記号が入っており、これは1年で1番地球が太陽から遠ざかる「Earth Far(地球遠日点)」という日で、毎年この前後には世界各地で大きな地震が発生しています。そのため、七夕前後は太陽のフレア活動も注視しながら、少し災害への警戒を強めた方がよいかもしれません。

地震や火山の噴火だけでなく、夏は台風を中心とした自然災害も避けられませんし、中でも水害は毎年のように激しくなっているので、大雨などにも十分に注意する必要があると思います。

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またシャク暦とは関係ないのですが、今月7月は「アヴの月9日」と呼ばれる日があります。

これはユダヤの中で大切な日であり、かつてエルサレムの神殿が崩壊したことを喪に服す日で、2015年のユダヤ暦の「アヴの月9日」は7月25日ともなります。

詳しくは、以前の記事でもご紹介させていただきました。

「テトラッド」の皆既月食と第三神殿の復活、イエス・キリストの再臨
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ユダヤ人にとって悲願の「エルサレム第三神殿」の再建。エルサレム旧市街のかつての神殿跡地には、今は7世紀末に建てられたイスラム教の第三の聖地である「岩のドーム」があります。

エルサレムにはかつて、ソロモンが建てた「第一神殿(ソロモンの神殿)」がありましたが、BC586年にバビロンによって破壊され、その後再建された「第二神殿(ゼルバベルの神殿)」も、AD70年にローマによって破壊されてしまいます。

第二神殿の遺構が現在も残る「嘆きの壁(西壁)」では、ユダヤ人たちは何世紀もの間、エルサレムと神殿の再建を願ってこの場所で祈ってきました。

イスラエルには「神殿崩壊記念日(ティシャ・べ・アヴ)」という日がありますが、これはエルサレムの神殿が崩壊し、国が滅亡した歴史を嘆き、喪に服する日であり、多くのユダヤ人たちは、断食をしてこの日を過ごすといいます。

「ティシャ・べ・アヴ」とは「アヴの月9日」という意味であり、これは第一神殿が破壊された日と第二神殿が破壊された日は、奇しくも同じユダヤ暦「アヴの月9日」であったからだそうです。

そして、神殿再建という逆パータンとなっている今回のテトラッドでは、この「アヴの月9日」である神殿崩壊記念日に何かが起こるのではないかと予測されており、今年の「アヴの月9日」西暦2015年7月25日となっています。

この「アヴの月9日」は、テトラッドとも関係なしに、1914年の第一世界大戦の開始、1990年の湾岸戦争の開始の日ともなっているので、以前より何かが起こる要注意日として認識されていました。

果たして今年に第三神殿に関わる何かが起こるのか、それとも戦争のきっかけとなる出来事が発生するのか分かりませんが、今年に限らず、来年以降も「アヴの月9日」は注目しておく必要はあると思います。

過去の歴史上は、様々な大事件があった「アヴの月9日」ですが、今年7月25日は一体何かあるのでしょうか。

それはわかりませんが、この日はマヤの「時間をはずした日」としても有名です。

これは7日を1週間として、1ヶ月を4週間と考え、1年が13ヶ月のカレンダーの中に出てくるのですが、このカレンダーだと「7日×4週×13ヶ月=364日」となって1日足りないので、その1日をうるう日のように足したのが「時間をはずした日」となります。

一般的には春分の日がマヤ暦の元旦となりますが、一部では7月26日が新年のはじまりと考えるマヤカレンダーもあり、その中で新年の前日である7月25日を「時間をはずした日」として、とても大切な日に位置付けられています。

ユダヤ暦では「アヴの月9日」であり、マヤ暦では「時間をはずした日」でもある今年の7月25日は、大事件が起こらずとも、意識の世界で大きなシフトが起こる日となるかもしれません。ちょっとだけ意識して楽しみに過ごすのがいいですね。

それでは、今月もどうぞよろしくお願いいたします。