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臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」(著・木内鶴彦) [扶桑社 2016/11/13]
1万5000年前に起きた大洪水が人類を変えた

臨死によって、私は宇宙や地球の歴史だけでなく、人類の歴史も見てきました。するとどうもいままで教書で習ったものとは違う事実が出てくるのです。
歴史はときに権力者や後世の人々によって都合よく書き換えられてしまいます。私たちが真実だと思っているものも、本当は誰かによって書き換えられたフィクションかもしれません。
歴史の新解釈がつねに話題になるように、後世の人間には検証できないところもあります。私はここで私の体験で得てきた知識の一つとして、自分が臨死体験で見てきた歴史をそのまま明らかにしたいと思います。

まず私が臨死体験で見てきたのは、1万5000年ほど前に起きた大洪水です。当時、地球はまだいまのような五大陸にわかれておらず、1つの大きな大陸のように見えました。
しかしあるとき巨大彗星が太陽に近づくという、とんでもないことが起きてしまったのです。彗星の内部は氷や水分が結晶になって固まっています。そしてそれらが太陽の熱によって一気に蒸発してしまったようです。
地球が太陽の軌道に近づいたとき、周辺にあった大量の水蒸気は、地球の引力に引っ張られて膨大な量の雨となり、地上に降り注ぎました。
その量は大陸のほとんどを水没させ、地球全体の3分の2をおおうほどの広大な海を出現させてしまうほどでした。
それによって大きな陸地は、5つの大陸に分断されてしまいました。ほかの生き物同様、人類も多くが滅びてしまい、助かったのは現在の北アフリカ周辺の高台に逃れたわずかな人たちだけでした。
そこから人類の苦難の歴史が始まるのです。
それまで人類は高度な文明を築いているように私には見えました。現在エジプトやマヤの遺跡に見られる、UFOや宇宙人だといわれている絵は、恐らく大洪水前の人間たちの様子を描いたものだと思われます。当時の人たちは、互いにテレパシーで交信し合っていたので、1つにつながっていて、争いもありませんでした。地球の生態系を守るという役割に基づいて、平等で平和な世界を築いていたのです。
しかし大洪水が世界を一変させてしまいました。少ない食料をめぐって奪い合いが起きたのです。人間はテレパシーの回路を閉じてしまいました。なぜならテレパシーでつながっていると、他人に食料がある場所を悟られてしまうからです。
自分だけが食料を独り占めしたいという欲望が、敵対心や猜疑心を生み、やがて差別や偏見へと変わっていったのです。
戦いに敗れた人々は、アフリカから新しい新天地を求めて世界各地に散らばっていきました。そして五大陸のさまざまな場所に住みつき、それぞれの気候や環境に合った進化を遂げていくのです。


体内時計が25時間なのは月不在時代の証?

大洪水が起きる前の人間は、いまよりずっと身長が大きくて、男性で3メートルくらい、女性だと約2メートル50センチくらいあるように私には見えました。寿命も300歳くらいあったと推定されます。
これはまだ、月が存在していなかったために、月によるストレスを受けていなかったからだと私には思えます。大洪水が起きる前、月はまだありませんでした。
「そんなばかなことはない」と科学者や天文学の専門家からは指摘されてしまいますが、私が見てきた過去の地球には、確かに月が存在していなかったのですから、しかたありません。
月は太陽に近づきすぎたために蒸発してしまった巨大彗星のなれの果ての姿なのです。巨大彗星は、水分をすべて蒸発させて軽石のようになり、地球が近づいたときに地球の引力に引っ張られて、地球の周囲をまわる衛星になったのです。
月が現れると、月の引力が地球にも影響を与えるようになりました。その1つが潮の満ち引きです。月が現れる以前の海は静かで波がありませんでした。けれども地球をまわるようになった月の引力によって、海はかきまわされるようになったのです。

また、月は地球の自転に影響を与えました。それまで地球は1日が25時間の単位で自転をしていました。しかし月の引力によって地軸がわずかにずれたため、自転の時間が1日24時間になってしまいました。
人間の体内時計が25時間というのをご存知ですか?私は若いころからずっと、私たち人間の体内時計がなぜ25時間なのか不思議でたまりませんでした。でも月の引力を計算してみて、初めて納得できる答えがわかったのです。月が存在しない場合を想定して地球の自転時間を計算してみると、25時間ぴったりだったからです。
私たちがいまだに25時間の体内時計を保持しているのは、月がなかった時代の名残にほかならないのです。

また、地球の重力も重くなりました。これは広大な海の出現によって地球の質量が重くなり、質量に比例する重力が大きくなったからです。大洪水前までは人間も3メートルほどありましたが、このような巨大な体では、重くなった重力のもとで自由に動くことができません。
人間は3メートルの体を維持するのが難しくなり、小型化していきました。巨大な恐竜が滅びたのも同じ理由だと私は思います。彼らが滅亡した理由は、大きな隕石が落下したせいでも、気温が下がったせいでもありません。地球の重力が変化したからにほかならない、と私は考えています。
さらに人類は月の引力に引っ張られるストレスで、寿命が短くなりました。その危機感から子孫を残そうという生殖本能が働いて、本来なら1年に1回だった女性の生理が毎月1回訪れるようになったのです。
大洪水とその後の月の出現が、地球の生き物と人類に、はかり知れないほどの影響を与えたわけです。




本日、11月13日は木内鶴彦さんの新刊『臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」』の発売日。

大きな書店などでは、もう数日前より並んでいたかもしれませんが、是非ともAmazonなどで注文していない方は、来週にでもお近くの本屋さんで探して手にとって頂けたらと思います。

木内さんの集大成の1つとも言える本であり、臨死体験そのもののエピソードから、臨死体験でみてきた世界の真実を多く語っている本であると思います。

その中の1つ、木内さんが見てきた地球と人類の歴史の大きな節目となった1万5000年前。

明日は「68年ぶりのスーパームーン」と騒がれていますが、この月が地球の衛星となったのは今から僅か1万5000年前だと木内さんは伝えています。

地球の歴史は46億年以上、人類の歴史も何十万年、数百万年とも言われていますが、そんな歴史に比べたら地球にとっても人類にとっても月との付き合いは、ごくごく最近の出来事にすぎないことになります。

つまり、月が地球にあることが地球にも人類にもイレギュラーなことであり、月がない地球の方が元の自然の地球の状態であるということです。

旧約聖書の「ノアの方舟」でも有名な大洪水。

その正体は、太陽に近づいた彗星の水分であり、ここでもまた最近「君の名は。」で話題となっている彗星が地球と人類にとっての大きな変化のテーマとなっています。

それまで海と陸地が5:5の均等な割合であった地球は、大洪水によって水太りとともに7:3に海の割合が増えて膨張することになり、パンゲアとも呼ばれた1つの大陸が5つに分断され、地球の重力も上がって身長も急激に縮むことになりました。

大洪水前にいた人類は、身長3メートル以上。

巨人伝説が世界各地に残されており、その中でも有名なのがネフィリム、アヌンナキとも呼ばれる異星人やハイブリッド人類であり、猿人類と彼ら旧地球人類、その他の惑星の種族などが当時は共生して地球に存在していたように思えます。

大洪水後、円盤に乗って金星に逃げた種族もいれば、地下世界へと潜った種族もいたり、歴史の舞台から旧地球人は姿を消すことになりましたが、その後もシュメール文明やシュメール人をはじめ、現在の人類が成長して文明を築き上げていくのに彼らは陰でサポートをしていたようです。時に自らを「神」と称して・・・。

その「神」の名残とも言えるのが、日本の古代天皇でもあり、いくつもの古文書の中には決まって神武天皇などは身長2.5メートルや3メートルとも書かれており、角や尻尾が生えていたり、鱗があったような記述もあります。

この今我々がいる世界は、マイナスの電荷によって作られている世界であり、この世界とまったく同じ質量を持つ鏡の向こうのようなプラスの電荷のパラレルワールドが存在していると木内さんは伝えています。

古代の天皇は、このマイナスの電荷とプラスの電荷の世界を行き来できる存在であり、それこそが天皇の持つ特別な力と役割であって、この力によって長い間日本も守られてきたのですが、これが「君の名は。」のモデルともなった535年の隕石落下によって都が滅び、この時に天皇も入れ替わって、それ以来より日本の天皇はプラスマイナスの移動が出来なくなっているとも言います。

それはさておき、人類にとって大きな変化をもたらした月の出現。

前文明を終焉へと導き、また今回の文明にも月は大きな影響を地球にも人類にも与えています。

フリーエネルギー装置の開発がなぜ進まないのか。それもまた、地軸の傾きなどの月の影響をモーターなどにしっかり組み込む必要があるのですが、その辺を多くの研究者はまだ気づいていないようです・・・。

明日はスーパームーン。当たり前にある月は、実は当たり前の存在ではなく、僅か1万5000年前の地球で起こった想像を絶する大激変の出来事で誕生したものであり、また同じように、明日にでも、近い将来にでも、再び地球そのものが大きく変わってしまうような大激変がいつ起こってもおかしくはないのです。

1つの大陸が5つに分かれたように、今の五大陸がこのまま何万年、何千年どころか、何百年も先に今のままの姿であるとは限りません。

海だった場所に陸地ができたり、はたまた陸地だった場所が海に沈むこともまた十分に考えられることであります。

決してネガティブな意味でもなく、それだけ今の当たり前は当たり前でなく、まだまだ無限の可能性が未来にはあり、同じく人類も地球も、はたまた宇宙には無限の可能性が満ち溢れていることを本書を通して少しでもイメージしてもらえたらと思います。

これから遮断されたDNAの回復と意識の修正が行われることより、人類も再びテレパシー能力が開花していくだけでなく、円盤技術も復活するものと思われます。もちろん電荷の世界の移動もまた・・・。

いずれにしても、太古の昔に存在していた楽園世界を再び地上にもたらすことができるようになると信じております。