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2015年5月にスペイン・ポルトガルからは始まった鳴海周平さんと長典男さんとの巡礼の旅、そして全国各地の講演会も昨日12月8日の東京セミナーを持って無事に終了となりました。

1年半にもおよぶ旅のレポートについては、また書籍などにしてまとめてお伝え出来ればと考えておりますので、どうぞ楽しみに出版をお待ち頂けたらと思います。

「2017年をどのように過ごしたら良いですか?」

昨日のセミナーでは、そんなテーマに対して三者がそれぞれの見解をお伝えしましたが、自分から伝えたことは2つ、1つは「人との繋がりを大切にすること」であり、もう1つは「パズルのピースとしての輝き」についてです。

今年9月9日の「くくりの日」は、ラッキースター木星が乙女座から天秤座入りをしたことで話題となりました。

自分だけの1人の「個人」の世界から2人以上の「他者」の世界へと切り替わる天秤座木星期は、これまで単独や孤独に活動していた人々が、自分以外の他者、全体との繋がりの中で活動を深めていく時期となります。

その中の1つに男女のパートナーシップなども含まれると思いますが、男女間に限らず、約束した魂の仲間達が数千年、数万年の時を経て今再び巡り会い、共に今生に約束を果たすタイミングでもあると思います。

2017年は、そういった出会い気づきが多く生まれると思うので、是非とも縁のある人との出会いを1つひとつ大切にして、繋がりを持って動いていくと良いかと思われます。

もう1つ「パズルのピースとしての輝き」について。

「誰かや世の中の役に立ちたいと気持ちはあっても何をやって良いのかわからない」
「自分の使命はどうやったら見つかるのでしょうか?」


こういった悩みを相談されるケースが多々あります。

まず、誰かのためや世の中のためにと、自分を犠牲にしてまで外へと目を向けている人がいたら、それは一旦はストップして、何よりも第一に自分自身を大切にして頂けたらと思います。

もちろん現実的には子供がいたりしたら子供最優先にはなると思いますが、緊急時ではない限りは、それでも自分を最も大事にすることが結果的に子供を含めて、他者や世の中のためにプラスに働くことが多いと思います。

まず、自己犠牲ではなく自己愛を満たすというスタンスを前提でありながら、次に何をするではなく、どうあるべきかという「DoingよりもBeingの行動よりも在り方」が大事だと思います。

なぜ、自己愛を満たし、在り方が大事であるかといえば、結局のところこの世界というのは1人であり全体であり、全体であり個でもあるという「集合意識の団体戦」によって現実も成り立っているからであります。

つまり、どんなに仲間がいなくとも、友達も家族もいない人であろうとも個人戦ではなく、深い意識では皆が繋がっている運命共同体であり、1人ひとりがパズルのピースで大きな全体のパズルを作り上げている参加者(プレイヤー)であります。

その人のポジションは、その人でなければ形もデザインも合わず、そのピース1つが欠けたら全体も成り立ちません。

良い人も悪い人も、正義の味方も泥棒もすべて必要・必然で不可欠な存在であり、誰かのピースに憧れてもそのピースにはなれないし、誰かが自分のピースに憧れても代役をお願いすることはできません。

大統領のピースも一般人のピースも同じピースとしては平等でどちらも必要不可欠な尊い欠片でありながらも、その1つひとつは他にはないオンリーワンの色形をしています。

潜在意識では、そのことをよくわかっていますが、顕在意識はついついそのことを忘れ、自分のポジションの役割を忘れ、自分ではない誰かになろうと一生懸命自分探しの旅を続けます。

「私の使命は・・・?」

その答えをあえてするなら、その人がその人のポジションについて自分のピースを輝かせることが最大の使命、ミッションだと思います。

それは何をすることでもなく、何かを成し遂げることでもなく、そのピースが綺麗に美しくただ輝くだけであり、つまりは誰が何と言おうとも、周りからどう見られようとも、その人がその人らしく生きて、楽しみ、自分なりの幸せを100%感じられることが大切であります。

どんなに社会に貢献しても、どんなに名誉なことを成し遂げても、その人が自分の中で幸せを感じられず、どこか満たされていない部分があるとすれば、そのピースは曇り、1つのピースが曇ると全体のパズルも曇って影響を与えてしまいます。

サラリーマンや主婦であろうとも、立場や行動が大切ではなく、自分が今幸せか幸せでないかがもっとも大事であり、意識を常に「今ココ」に集中して、今を幸せに生きることが使命をまっとうする最大の秘訣だと思います。

2017年。すでに夜明けの晩も過ぎ、新たな時代が始まったと思いますが、それは自分の中でも新たな自分の始まりであり、これまでにないワタシが頭角を現してくると思います。

古い自分と新しい自分の共生する過渡期がしばらく続くと思いますが、古い自分も引き続き大切にしながら、また新しい自分も受け入れて融合させ、古くて新しい中庸の自分でバランス良くいることが2017年を乗り切るポイントかもしれません。