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1月2日、本日の八ヶ岳も晴天。

八ヶ岳から見た富士山上空には、なんとも怪しい円盤雲(クラウドシップ)がプカプカ浮いていました。

さて、そんな本日は2017年の初詣へと行きました。

行き先は大きな神社でもなく、まず最初に向かったのはドームハウスの拠点のある北杜市大泉町(旧大泉村)の湧き水の源泉のある「泉神社」へ。

ここは地元の氏神様を祀る大事なポイントの1つです。

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神社と名があっても、小さな祠が2つあるだけで、その間に「立ち入り禁止」と厳重にフェンスで守られた、この地域一帯の湧き水の源泉が湧き出している場所があります。

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ここは、古くから地元の人々に「いずみさん」の愛称で呼ばれて親しまれており、湧水は大泉町の生活用水の他、下流域の農業用水として利用されております。

やつはで自給している田んぼもこの湧水の真下にあり、まずは昨年に豊作だったお礼と今年も田んぼをやらせて頂くご挨拶に参拝しました。

この泉神社の大湧水誕生は、古来より不思議な民話が伝わっています。

昔に隣の谷戸村(現北杜市大泉町谷戸)の清助爺様が狩りに出たところ、岩角に腰を下ろし煙草を吸っていると大きな白蛇がこちらを見ていたそうです。

爺様は持っていた銃を取り、狙いを定めて引き金を引こうとしましたが指が動かず、そのうちに白蛇は銃に絡みつき爺様を一呑みにしようとしたそうです。

驚いた爺様は、その場で気を失ってしまいました。

長い時間気を失っていた爺様は、夜露でふと我に返ると、急いで村に戻り、このことを村人に話しました。

そして、村人達が大挙して爺様が腰を下ろしたと言う岩のあるところへ行って見ると、そこには清冽な水が噴水の様に湧出していたと言うことです。

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白蛇、白龍とも言える伝説のある大泉村の大湧水。

よくも悪くも、今はフェンスで囲われて荒らされないようになっていますが、一方でほぼ誰も参拝することもなくひっそりと白龍も潜んでいます。

大泉町に移住をされた方やこれから移住を希望される方は、是非一度は訪れることをお勧めしますが、湧水地一帯は国有地ではあるものの、現在は東京海洋大学の淡水魚養殖の研究施設の敷地となっており、もし参拝するには事務所へ許可が必要となりますのでご注意くださいませ。

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もう1つ大泉町のドームハウス近郊には不思議な神社である「白旗神社(しらはたじんじゃ)」があります。

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長い立派な参道を抜けた先に参拝場所がありますが、ここもまた泉神社と一緒で大きなお社などは存在せず、小さな祠が1つ、その後ろに巨大な磐座が鎮座しており、その上に自然石を五段の層に積み上げた2つの石のタワーがあります。

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この形状の神社は極めて珍しいようで、八ヶ岳ならではの縄文祭祀を彷彿させる造りですが、ここの祭神は武甕槌命(タケミカヅチ)、倉稲魂命(ウカノミタマ)、天宇須女命(アメノウズメ)であり、かなり濃い神々が祀られています。

タケミカヅチ(武甕槌)は、茨城県の鹿島神宮に祀られている有名な神であり、出雲でオオクニヌシに剣を突き立てて国譲りを迫り、また諏訪の神であるタケミナカタにとっては宿敵でもあります。

相撲の起源となったのは、この二神の力くらべで諏訪に逃げた出雲のタケミナカタがタケミカヅチに負けたことで知られています。

ウカノミタマは、全国3万2千社以上もある稲荷神社の総本山である伏見稲荷大社の主祭神であり、またアメノウズメはかの有名な「岩戸開き」においてダンスを踊った神で、今の世の中はアメノウズメと夫の神であるサルタヒコが動かしており、アメノウズメは今はとても重要な神でもあります。

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そんな横綱クラスの神々を祀る、一風変わった見た目の白旗神社。過去に大きな地震に見舞われても、不思議とこの石積みは崩れるに今の形をキープしたままであるそうです。

神社の創建は不明で奈良時代との予測もありますが、祠には見たこともない20菊花紋の紋章もあり、また“白旗”は源氏のシンボルでもあって、ここは甲斐源氏の末裔が白旗を地面に埋めて、源氏の繁栄を祈願した場所とも言われています。

いずれにしても、様々な時代において重要な場所として祀られた地であり、古くは縄文時代にも信仰は遡る聖地であったと思います。

ドームハウスからは、ここが一番近い神社であり、初詣はここで参拝。いつ来ても人っ子一人もいません。

泉神社も白蛇で、この神社も白旗であり、いずれにしても「白」がテーマとなっている大泉町の八ヶ岳らしい2つの小さな神社。

長い間、自分をここまで導いている存在も白龍であり、白龍にご縁ある方は是非とも八ヶ岳にお越しの際は両方の神社をご参拝くださいませ。

八ヶ岳の神々と繋がると自然と八ヶ岳へ呼び寄せられるようになったりもします。