03-8

2017年01月21日諏訪湖の表面に「謎の白い輪」が発生、付近で発生するかもしれない地震とは
諏訪湖の表面に謎の白い輪が無数に現れたと1月20日にテレビ朝日がニュースで報じている(画像はニュース映像より)

輪の大きさは直径5~15mにも達しているといい、原因は湖底から発生する天然ガスだとされている。ニュースに寄せられているコメントの中には「初めて知った」「初めて見た」という書き込みが相次いでおり、「地元民だが初めて」という声もあることから珍しい現象であるようだ。

「謎の白い輪」との関連は定かではないが知っておきたいのは2016年の夏、諏訪湖でワカサギやコイなどが大量死していたことである。7月下旬に全国紙が相次いで伝えていたこの話題では酸欠が原因ではないかとされてはいたものの、10月になっても酸欠が発生した原因は特定されていないとして改めて新聞が取り上げていたほどの話題となっていたのを覚えている人も多いかもしれない。

今回の「謎の白い輪」が湖底からの天然ガスであるとすれば気になるのは地下で何らかの異変が起きているのではないかという点だろう。特に諏訪湖は2016年4月の熊本地震以降度々注目を集めている中央構造線にも近い場所に位置しているため、不気味さは拭えないと言える。

諏訪湖の近くで近々強い地震が発生する可能性があるという指摘もある。2016年9月11日に放送されたNHKスペシャル「MEGA CRISIS 巨大危機」で触れられていたが、「次はどこで起きるのか」と題されていたこの番組では、過去の地震を分析した専門家が現在の日本列島で見つかったという2箇所の「火種」の場所を紹介。その一つが諏訪湖付近だったのであり、最大でM7~8の地震が発生する可能性があるとされていた(関連記事参照)。

番組では糸魚川-静岡構造線断層帯の一部で牛伏寺断層の名前が出ていたが、この断層はまさに諏訪湖と松本を結ぶ場所に位置しているのだ。また諏訪湖付近における地震の危険性については政府の地震本部の予測からも明らかである。糸静線断層帯の中南部(諏訪湖北方-下蔦木)においてはM7.4程度の地震が今後30年で1~8%と高い確率で予測されており、中北部(明科-諏訪湖南方)ではM7.6程度の地震が何と30年確率13~30%という高率だと指摘されているのである。

こうした背景からは、夏の大量死と冬になってからの白い輪と異変が長期に渡っている諏訪湖付近は注意が必要と言って良いだろう。(転載終了)

何かと話題の諏訪湖に何か異変が起こっているということで、先日テレビのニュースで報道されたようです。

10

謎の「白い輪」の出現。

巨大な白龍が眠ると言われる湖として、白い輪はまるで龍の目でもあるような不思議な軌跡ですが、一応この白い輪が出来上がった原因となっているのは湖底から湧き出す天然ガスの影響だとか。

54

その真相はわかりませんが、仮に天然ガスであったとしても、なぜ今このタイミングで諏訪湖の湖底から天然ガスは目立って湧き上がってくるかが注目でもあります。

天然ガスが湧き出すとなれば、湖底に何か異変が起こっており、それは地下に眠る火山エネルギーが動いている可能性もあり、それこそ諏訪湖に眠る「赤龍」がいよいよ目を覚ましたのかもしれません。

155afb84e155d762ddf46d4ae4e012ed

日本を東西に流れる巨大な断層「中央構造線」と南北に縦断する「フォッサマグナ」がクロスする諏訪湖は、南は熊本(阿蘇)の火山エネルギーとも繋がり、東は日本でも有数の地震地方である茨城(鹿島神宮)方面の太平洋とも繋がっています。

2d21e283-s

去年、春に熊本で大地震が発生しましたが、あの時はずっと離れた日本の中央にある諏訪湖方面が、なぜか震度1という揺れを観測して話題にもなりました。

これは中央構造線の地下の世界で物理的にもエネルギー的にも九州と繋がっているからであります。

20170127205925-20170127210211-large
44

20170128050211-20170128050520-large
51

ここ最近、大阪湾と徳島県北部で中規模の地震が発生していますが、いずれも中央構造線上か付近での震源であり、やはり今もなお中央構造線が大きく動いているのは間違いありません。

そして、その火山エネルギーの影響が繋がっている先である諏訪湖にも届いており、今回の「白い輪」の天然ガスの発生を及ぼしている可能性もあります。

いずれにしても、今は日本全体から世界の行方の鍵を握っているのが諏訪湖。引き続き注目したいところです。

_IGP324601

ところで、諏訪湖といえば花火大会も有名ですが、もう1つ有名なのは「御神渡り(おみわたり)」と呼ばれる自然現象です。

諏訪の七不思議の1つに数えられている「御神渡り」とは、冬の自然現象で湖が全面結氷し、その一部がせり上がり筋になる現象のことを呼んでいます。

まるで龍の通り道とも言える不思議で壮大な現象ですが、これには民話が伝わっており、諏訪大社上社(諏訪市)の男神「建御名方命(たけみなかたのみこと)」が下社(下諏訪町)の女神「八坂刀売命(やさかとめのみこと)」に会いに行った足跡であるとも言われています。

koi

諏訪の民話「御神渡り」
むかしむかしの諏訪の地は、いちめんの薮原に毒へびやけものがのさばって、とてもとても人の住めるようなところではありませんでした。そんな荒れ地をゆたかな美しい国にしたのが、諏訪のお明神さま、諏訪大社のタケミナカタノミコトでした。

諏訪のお明神さまは、それはそれは立派なごようすをしておられました。背は見上げるように高く、お顔は澄みき って、そのおおしく美しいお姿にはだれもが見惚れたということです。

さて、お明神さまには、ヤサカトメノミコトというおきさきがいました。この女神さまもほんとうに息をのむほど美しいかたでした。そよ風のようなお声、野いちごのような唇、肌は雪のように白く、長い黒髪にいつも野の花をさしておられました。

このおふたりの神さまが、力をあわせて荒れた諏訪の地を切りひらかれたのです。そればかりでなく、おふたりは村の人たちに田や畑のしごとや馬を飼うこと、湖に出て漁をすること、そしてお蚕さんのマユから糸をつむぐことなどを教えました。 おふたりの神さまは、こうして村の人たちといっしょに、とても幸せに暮らしておりました。

でも、ある年のことです。おふたりはささいなことで大げんかをしてしまいました。そして、おきさきが湖の向こうの下諏訪にひとりで引っ越してしまわれたのです。

さて、お明神さまはひとりになったさびしさにたえられず、毎日のように下諏訪におきさきをたずねるようになりました。でもタケミナカタは神さまなので、自分のさびしがりやを村の人たちに知られたくありませんでした。「見つかったら笑われてしまう」と、暗くなってから湖に舟を出し、夜明け前にこっそりと帰ってくるのでした。

そんなある夜のこと、いつものように夜の明ける前に帰ろうと岸に出ると、湖に氷が張りつめて舟が出せなくなっているのです。 さてこまった。もうすぐ夜明けです。「こうなったら走っていこう!」お明神さまは氷の上を、だ、だあんと走り出しました。

その足音はまるで地鳴りのようにひびきわたり、氷はバリバリと音をたててひび割れました。お明神さまの走り去ったあとには、さけた氷がまるで山脈のようにもりあがりました。夜が明けて、村人たちは氷の山脈に気づきました。

「ははあん!」お明神さまが女神さまのところにおわたりになったのは一目瞭然。なぜならば、氷の山脈は、お明神さまのお住まいの諏訪の神宮寺から、おきさきのヤサカトメノミコトがいらっしゃる下諏訪まで、ずうんときれいにつづいているのですから。

でも、おふたりのいさかいをこころから心配していた村の人たちは、タケミナカタを笑うどころか、とても喜び、感激しました。

「見ろや、お明神さまがおきさきさまにあいにいらっしゃったで。おらとこの神さまはおきさき思いのほんとにやさしい神さまだ」

お明神さまはずっと下諏訪にかよいつづけ、毎年のように立派な氷の山脈ができました。村の人たちは、この氷の山脈を『御神渡り』と呼んでおがみました。

「あの大きなお明神さまがおわたりになったのだから、おらあたちが氷にのってもだいじょうぶずら」

御神渡りがすむと、村人たちはこぞって氷の上に出ました。氷を割って魚も取りました。御神渡りのできかたで農作物のできぐあいをうらなうようにもなりました。

もちろんいまでも湖がいちめんにこおると、お明神さまの『御神渡り』が見られます。

恋愛成就を含め、縁結びの男女神を祀ることで人気ともなっている諏訪大社ですが、まさに映画「君の名は。」の舞台モデルとなった諏訪湖に限らず、神の世界でも男女統合の恋愛物語の由縁がある聖地であります。

e42a0c0843563db43ce1a8a249915fb0

御神渡りの筋の両端については、諏訪湖の南側(上社側・上図の右下)を建御名方命が下り立ったところということで「下座(くだりまし)」と呼び、北側(下社側・上図の左上)を上がったところを「上座(あがりまし)」と古くから呼ばれているそうです。

最初に出現した南北方向に走る御神渡りを「一の御渡り」、その数日後同方向に出現したものを「二の御渡り」と呼んでおり、また、東岸からできて一の御渡り、二の御渡りに直交するものを「佐久の御渡り」と呼んでいるそうです。

ここ20年間では、1991年、1998年、2003年、2004年、2006年、2008年、2012年、2013年に出現しており、2014年から2016年までの3年間は出現せず、今年は冷え込んでいるので4季ぶりに「御神渡り」が観測できることが期待されています。

gishiki-walkwater

「神が湖の上を歩いた跡」と言われる御神渡り。

ガリラヤ湖

諏訪湖とリンクするイスラエルのガリラヤ湖にも同じ伝説が残っており、そこは“神の子”と呼ばれたイエス・キリストが湖の上を歩いたことで世界中の人々に知られています。

ガリラヤ湖と諏訪湖、イエス・キリストとマグダラのマリアをテーマにした「君の名は。」。すべては偶然ではなく、目に見えない世界で繋がっている大きな神仕掛けが動いています。