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※標高4200mを超えるマウナ・ケア山頂

~雪の女神「ポリアフ」の伝説~
ハワイ島の雪が降る「マウナ・ケア」には、昔、白いマントを着た四人の雪の女神が住んでいました。その中でも、”ポリアフ”という女神は、とても美しい女神でした。

ある日、ホルア(山の傾斜をスキーのように、草で滑る遊び)の好きな火山の女神ペレが、美しい女性に化けてマウナ・ケアの傾斜を滑っていました。

マウナ・ケアの山頂から降りてきたポリアフは、火山の女神ペレとも知らずに、歓迎して、ホルアの遊びに加わりました。

以前よりポリアフを敵対視していましたペレは、自分より美しいポリアフを見ると、本性を現しました。怒りによって、地震を起こし、山を震動させました。

そして、マウナ・ケアの東部から、大噴火をおこし、日夜、灼熱の溶岩をラパホエホエ、オノメアの沿岸に流しました。

溶岩は、ポリアフの白いマントをも焼き始めましたが、ポリアフはやっとの思いで山頂に逃れ、空から雪雲を呼び、冷たい雪を降らせてペレの溶岩を止める事ができました。

ラパホエホエ、オノメアの険しい断崖は、このときにできたと思われます。

雪の女神ポリアフに敗れたペレは、キラウエアへ帰っていきました。

その後、何度となくペレは、ポリアフと争いましたが、ハワイ島北部を征服することができず、島の南部だけを自分の領土として火山の活動を続けました。

日本列島は、形から「世界の縮図」とも言われていますが、ハワイ諸島の中でもハワイ島は「地球の縮図」とも言われています。

ハワイ島には、地球上の13ある気候帯のうち11の気候帯があり、熱帯環境から事実上世界で最も高いマウナ・ケアの高山帯環境など多様な環境が混在しています。

今、世界で最も活発な火山であるキラウエア火山があるのもハワイ島。

「世界は広い」と思っていても、我々人類が住んでいる地表というのは、地球全体の中ではお饅頭の薄皮部分のようなエリアであり、地球自体は内部にもっともっと深い世界があります。

地球のコア、それを取り巻く地球の生命の源であるマグマ。

地表の世界の海が繋がっているように、地球内部ではマグマの海が世界と繋がっていて、マグマの現在の状況がわかると、これから先に地表でどんなことが起こるかがわかるといいます。

その最先端のマグマ情報が集まっているのが、ハワイ島であり、そこにはキラウエア火山に鎮座する火の女神ペレがいます。

ハワイ島に伝わる神話では、とても美しくも嫉妬深い女神であり、ペレの永遠のライバルと言われるのが、海底まで裾野が伸びて世界一高い山のマウナ・ケアに鎮座する雪(水)の女神ポリアフでありました。

自分よりも美しいポリアフにペレは幾度となく戦いを挑むものの、ペレの火はポリアフの雪(水)の力によって鎮められ、今も自分が与えられたハワイ島の南部にあるキラウエア火山にて、ふつふつと火山活動をして鎮座しています。

世界の縮図であるハワイ島において、ここで起こること、ここで生まれたことは世界全体にも波及することであり、それは目に見える次元から目に見えない次元においても同じで、統合の時代を迎えた今、相反する2つの存在が1つに和合・統合・調和する時。

マウナ・ケアに鎮座する水の女神であるポリアフとキラウエアに鎮座する火の女神であるペレの統合。

世界一高い山であるのは、もっとも宇宙の「天」と近い山でもあり、世界一活発な火山であるのは、もっとも地球のコア「地」と繋がっている火山でもあり、ポリアフとペレの統合は水と火の横の陰陽統合であるだけでなく、上下の「天地一体」も意味することになります。

上下左右、クロスの統合。

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本来のクロスとは、八芒星が四方に分かれた状態であり、統合の時代である八芒星がハワイの地で始まろうとしています。

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ムーのシンボルである八芒星とクロス。

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マウナ・ケアの山頂手前、標高3970mのところには「ワイアウ湖」というアメリカでもっとも高い位置にある湖があり、ここはかつて太平洋の底に沈んだムー大陸の水が今も沈まずに湖として残っているとも言われています。

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今回、水の女神、天の女神であるポリアフへの祈りは、この標高4000m地点であるワイアウ湖で執り行いました。

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ご神事終了後、湖の上空には巨大な鱗雲が発生したので、ここに住まうポリアフ、白龍もまた反応を示してくれたものかと思います。

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マウナ・ケアには、日の出前の未明に訪れましたが、とても穏やか雰囲気の山であり、そして日の出の瞬間の僅かな時間だけ、この山は真っ赤に染まります。

自分たちが到着すると、山の山頂から巨大な龍のような雲が出現し、その雲が赤く染まって非常に幻想的な姿を見せてくれました。

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ご神事が終わると、ここもまた姿を変えて鱗雲となり、自然界は人々の祈りに対してとてもわかりやすく応えてくれるようにも思います。

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陰陽統合、天地一体のハワイ島の旅はまだ続き、いよいよ最後は火の女神ペレとの和合となります。

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ハワイ島へ到着してから、すぐにご挨拶に伺ったものの、その日はボルケーノがもっとも寒い日であり、また強風に煽られて祭壇もすべて倒され、お供え物も吹き飛ばされてしまい、かなり強烈な歓迎のような洗礼でもありました。

今晩より、再びボルケーノへと入ります。