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ハワイ島に10日間滞在して、今日から向かった先はハワイ最大の大都市ホノルルのあるオアフ島。
滞在先の目の前には、ハワイの象徴ダイヤモンドヘッドがそびえ立っています。

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ハワイ島ご神事からハワイ島ツアーを経て、ハワイの旅の「第3章」の始まりは、ここオアフ島にある自治国(独立主権国家)への表敬訪問。

ワイキキから車で30分以上走らせると、大きな山の麓のセキュリティゲートを越えた先は、アメリカ合衆国ではないハワイ自治国「ランド・オブ・アロハ」であり、ここはハワイ州の警察、アメリカの軍隊さえも許可なく入ることが出来ません。

ランド・オブ・アロハは、アメリカから独立した1つの国家として、今このタイミングにアメリカを相手に世界へその名を轟かさせようとしています。

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ハワイといえば、現在こそはアメリカ領土ではありますが、もとはネイティブハワイアンのハワイ王国であり、先住民族の領土でありました。

それをアメリカが奪ったのは、今から100年以上も前の1893年。

その後もアメリカ人による先住民族への迫害はエスカレートし、1980年代の後半にはその怒りは頂点に達して、やがてネイティブハワイアン達のデモなどの抵抗が始まりました。

この騒動はアメリカの特殊部隊SWATまで出動するほど大きくなり、何十人ものハワイアンが逮捕されて刑務所にも送られたそうですが、それでもハワイアンの人々は諦めず、ついに1993年、クリントン大統領の時代にこのオアフ島の一部、55エーカー(約67000坪)がネイティブハワイアンへと返還されるという歴史的な出来事がありました。

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それを実現したのは1人の男性であり、カメハメハ大王7代目の末裔であるバンピーさんという方です。

天皇の末裔として皇族を名乗る人も多々いますが、ハワイも同じくカメハメハ大王の末裔を名乗る人はごまんといるようです。

ただ、その中でバンピーさんは唯一ホワイトハウスと直接やり取りをし、正式にアメリカからカメハメハ大王の末裔として認められているハワイアンであります。

先住民族に領土が返還されるのは、これが世界初の出来事であったそうです。

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「アメリカの中にあるのにアメリカでない国」

時代が時代となり、今はトランプ旋風もあってアメリカ国家自体に不安を抱える人が増える中、この自治国はアメリカ社会に新たな風を吹き込む存在として注目されており、今はハリウッドが全面支援をしてランド・オブ・アロハに関する映画まで作り、全米で人気のドラマにも舞台としてランド・オブ・アロハが登場して一躍バンピーさんも有名人となっています。

キューバの英雄であるチェ・ゲバラを彷彿させるような現代に生きる革命家のバンピーさんとの初対面。

アメリカの侵略という意味においては、ハワイアンも日本人も同じ歴史と体験をしており、今、このタイミングに日本とハワイが結ばれることが必要であるとバンビーさんは語っていました。

ただ、アメリカと対立するのではなく、和合・調和で平和的に歩んでいく道を模索しており、また自給自足の自立した国家コミュニティの構築を目指すバンビーさんとは大きな方向性では意気投合し、八ヶ岳での活動のこと、なぜ自分自身が今日本で村づくりを進めているかなどを説明し、今後お互い助け合って協力しあうことで合意しました。

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もとは先住民が3500人以上も住んでいたエリアをアメリカが奪い、今となっては外来種の植生となってしまったランド・オブ・アロハの原生林。

今回の訪問では、植林によって、大地からもとの姿へと戻す活動を少しお手伝いさせて頂きました。

ちなみにここはアメリカの法律も関係ないので、大麻栽培も自由であり、ランド・オブ・アロハでは医療大麻を中心にヘンプの有効活用について積極的に研究されています。

日本のヘンプ事情についても説明をし、ヘンプを通しても今後良い形で交流することを話し合うことができました。

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途中、彼らが大切にされている祖先の墓でお祈りもさせて頂き、これから先に日本とハワイがより密な関係で結ばれること、彼らの活動が良い形で世界へと認知されることも祈りました。

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今回のランド・オブ・アロハの訪問では、現地のハワイの人もアメリカ人も知らない驚きの情報も多く知ることができました。

その中の1つ、実は「ハワイは正式にはアメリカ合衆国ではない」ということ。

もちろん、現実的にはアメリカ50州の中のハワイ州に分類されており、合衆国憲法をはじめ、ハワイ州法も適応されていますが、ハワイの歴史の中では、非合法で強引に先住民からアメリカは土地を奪っており、その中で公約の書面として「ハワイはアメリカ合衆国のもの」という契約はなされていないようです。

これはアメリカの視点ではなく、世界の法律の視点からは完全に違法行為であり、多くの国際的な法律家が指摘をして大きな波紋を呼んでいるそうです。

アメリカから見ればアメリカの一部であり、ハワイから見ればアメリカではないハワイ。

国家におけるパラレルワールドが、ハワイの中ではすでに現実的に起こり始めており、その中でランド・オブ・アロハの存在は、今後とても重要な位置付けとなっております。

ランド・オブ・アロハの存在、認知がより広まって影響力を増すと、ますますハワイ全土において、アメリカから独立する動きも強まってきます。

トランプ大統領となり、新たな歴史が始まったアメリカ。

ハワイはもう動き始めていますが、アメリカ全土において、今は大きな変化の流れが始まっています。

その中で日本という存在、日本人の持つ役割やテクノロジーが今後重要な要素を持つと思っております。

日本もいよいよ真の独立に向けて動きが始まり、また一方で各地方の中で自治国を生み出すような流れも始まってくることでしょう。

八ヶ岳は、そういった各地域とも繋がり、また世界各国の新時代のリーダー達とも繋がり、地球規模でこれからの活動は進めていくことになると思います。

日本とハワイ、そしてアメリカ西海岸。環太平洋におけるムー・レムリアの復活と現代文明との統合が今始まろうとしています。