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昨晩(19日)、ドームハウスが突然の停電ですべての電気が使えない状態に・・・。

とりあえず主幹のブレーカが上がらない状態で「異常」の表示も出ていたので、マニュアルに書いてある通りに東電の緊急連絡へ電話。

「今から向かいますが、ちょっと遠くからなのでお待ちください」

そう言われて作業員がやってきたのは、停電から2時間後の夜中。

その2時間の間、我が家において電気がすべて使えないと何がどうなるかの異常事態を経験できました。
まず、この真冬の八ヶ岳の極寒の夜に停電となると、何はともあれ暖がとれないと生命の危険にも晒されます。

現代は、暖をとるのも電気の力が必要であり、エアコンも電気、石油ファンヒーターも電気、床暖房やホットカーペット、コタツも含めてほとんどの暖房機器は電気によって機能しています。

幸いにも、ドームには最強のストーブ「メイソンリーストーブ」があるため、停電だろうとも、これはお構いなしに煌々と燃え盛り、異常事態の間も家全体を暖かくずっと守ってくれました。

また燃え盛る炎の光は、照明代わりにもなり、すべての電気が消えてもこの自然の光がなんとも言えない安心感を与えてくれました。

それにしても、もしもエアコンと電気のストーブしかなかったらと考えるとゾッとしました。

続いて確認したのはトイレ。

「停電した時ってトイレは使えるのかな?」と思ってトイレを確認すると、ドームのトイレはすべて最新型のタンクレスのタイプで水を流すのもフックもなくリモコンのボタンのみ。

もちろんすべて停止して使えない状態でした。

とはいえ、現代は当然ながら停電時のリスクも考えて商品も作られており、トイレのサイドカバーを外すと手動で引っ張れるレバーがあって、それを30秒ほど引っ張ると水が溜まって流れるという説明書きがありました。

ところが、そのレバーを引っ張っても一向に水が動きません。

「あれ?おかしいな?もしかして・・・」

そう思って水道の蛇口をひねると水が出ない。

うちは井戸水から水をひいてますが、地中から地上までは自噴して湧き水となっているものの、その出てきた水を家の内部に送り込むのは電気のポンプを使っています。

なので、電気関係に加えて家中の水関係も使えない状態であり、トイレの手動レバーも機能せず。

とはいえ、これまた幸いにもドームハウス敷地内には、前述した自噴(ポンプなしに地下から湧き出す)している水源があるため、飲み水にしろ、トイレに水を入れるにしても、水そのものは外に出たら豊富にあるので大きくは困りませんでした。

「結局、この非常事態で機能しているのは“火”と“水”のみ」

火と水を電気なしに確保できることが、生命を守ることにもっとも必要な第一条件であり、逆にこの2つを自給できていることは、どんな環境にあっても生き延びていける絶対的な安心感があることを実感しました。

ちなみにキッチンはガスコンロですが、システムキッチンになって電気で作動するのでコンロも使えず・・・最近の電気システムは便利なようで非常に脆いものです。

結局作業員が来てチェックしたところ、キッチンの食洗機が漏電していたのが原因で、その部分だけを切り離したらすべての電気はすぐに復旧しました。

ドームハウスでは初めての停電でしたが、恐ろしいことに、停電となる1時間くらい前に「今年は電気も自給してオフグリッドにしようか」と家族で話していた矢先だったので、思わず「電気が嫉妬したのかな(笑)」と笑ってしまいました。

でも、この出来事はとても大事なメッセージであり、大きな気づきとなりました。

真っ暗闇のドームハウスからは、綺麗な満天の星空が見えており、火も水も食料も豊富にある中では星空観測の余裕もありましたが、これが都会で災害による停電や断水となると、そうは言ってられません。

水、食料の確保はもちろんですが、やはりエネルギー自給も今後は視野に入れることが大事であり、寒い地域は特に電気なしで暖を取れる状況が必須になります。

まずは今回の経験で電気エネルギー自給に向けてのスイッチが完全に入ったので、ドームハウスもオフグリッドに向けて動き出そうと思います。