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できない理由を考える前に、できる方法を考えてくれ(「市村清 」リコー創設者)
市村は「人の行く裏に道あり花の山」を座右の銘とし、その考えを実践してきた人物であった。

たとえば、昭和25(1950)年に発売した「リコーフレックスIII」というカメラは、はじめに「いままでの10分の1以下の価格で売る」という目標を掲げ、その価格で売るにはどのような方法で生産すればいいのかを考えた、いわば“逆転の発想”から生まれたカメラだった。

(中略)

ときとして、人は「できない」「無理だ」と相手に伝えるため、頭をひねってその理由や言い訳のほうをあれこれ考えることがある。だが、これは後ろ向きの努力だ。

どうせ努力するなら、前向きの努力、どうすればできるかを考えるべきではないか。

市村は、営業マン時代には努力という方法で、そして会社の社長になってからは逆転の発想という方法によって、次々と「できない」を「できる」に変えていったのだ。(「心に響く名経営者の言葉」より転載)

我が母校である中央大学が輩出した偉人の1人「市村清」

“経営の神様”とも呼ばれ、大企業リコーの創設者としても知られる人物ですが、この市村さんの名言の中に「できない理由を考える前に、できる方法を考えてくれ」という言葉があります。

この言葉は、ビジネスの世界だけに限らず、人の人生の行方を大きく左右するほど重要な言葉であり、人のタイプを大きく二分すると、必ずこのどちらかのタイプに分かれます。

「できない理由を考えるタイプ」「できる方法を考えるタイプ」

同じ問題や課題、同じ場面や出来事に遭遇しても、人によって瞬時に前者のタイプと後者のタイプへとはっきり分かれます。

市村さんは、このできない理由を考えるタイプを「後ろ向きの努力をする人」、できる方法を考えるタイプを「前向きの努力をする人」と位置づけています。

「そんなことできるわけがない。なぜならば・・・」
「自分には無理だ。だって・・・」


理由は人それぞれであっても、できない理由を考えるタイプは、最初から「できない」ことが前提となっており、自分に都合の良い言い訳を一生懸命考えて行動に起こせないか、行動に起こしても自分の予想通りに失敗します。

それは「できない」が前提条件となっているので、当然の結果ですが、そこでまた「やっぱりできなかった・・・」と自信喪失の悪循環の思考回路へと陥ってしまいます。

大きなビジネスプロジェクトを任せられるのでも、小さな仕事を依頼されることでも、常に「できない理由」「できる方法」を探すタイプに分かれますが、これは仕事上だけでなく、人生のすべての「選択」において同じです。

瞬間瞬間の選択の連続によって「道」ができる人生ですが、その選択が「愛(ワクワク)の選択」「怖れ(ドキドキ)の選択」によって、進む方向性、待ち受ける結果は180度変わってきます。

何事に対してもできない理由を考えるよりも先にできる方法を考える人は、人生の選択においても愛の選択をする人。

自分はもちろん、誰かや全体もすべてが調和する選択であり、その根底には「自己愛」が満たされており、自分のことよりも全体をバランス良く見れる視点があります。

逆にできる方法を考えるよりも先にできない理由を考える人は、どちらかといえば怖れの選択をする人。

常に「うまくいくはずがない」「失敗するのではないか?」という不安や恐怖の感情にとらわれており、自分自身にも自信がなく、深い部分で自己愛にも欠けている部分があったりもします。

自分に方向性が向いている限りは、自分以外との調和を図ろうにも、潜在意識は常に自分の欲、不足している愛を満たそうと動き、やることなすことすべてが自分のため、エゴの選択へと進むこともあります。

自分の中ではっきりしていることは、実績を上げているビジネスマン、成功している実業家やフリーランスの人を見ても、ほぼ100%と言って良いほど「できる方法を考える前向きな努力家」であり、人生をとても豊かに幸せに、自分の思い通りに展開している人は、ビジネスマンに限らず皆こちらの方向性、回転運動をしています。

だからといって「皆ができる方法を考えられる人になりましょう!」と安易に推奨するわけでなく、今は自己愛の欠落、怖れの選択者にとっては、大きく感情が揺さぶられる期間であるので、その点だけ、本人もはじめ周囲もちょっと注意するタイミングだと思っています。

今は、新しい時代が本格的に始まる春分を目前にした最後の浄化期間。

地球全体の周波数が大きく変わっていく中、人それぞれ奥深くに眠っていた感情やカルマが浮き彫りになってきているケースもあると思います。

「あんな人でなかったのに?」
「あの人どうしちゃったのかな?」


急に人格が変わったり、感情が不安定になっている人も多くいることかと思います。

その中で何か問題を起こす人がいたり、誰かと衝突してしまうこともあるかと思います。もしかすると、自分自身がそういった不安定な状態になっている人であるかもしれません。

でも、きっとその流れは春分までには落ち着くと思います。少なくとも春分以降には様々な問題も良い方向へと解決に導かれるように感じております。

これから「統合の時代」が本格的に始まると思いますが、その中でキーワードとなるのが、やはり「調和」であります。

ただ「調和」で気をつけなければいけないのは、人間の浅はかな頭で考える「調和」と宇宙の方向性の「調和」は決して同じではないこと。

例えば人間関係1つとってもそうです。

誰とでも仲良くする、無理にでもうまくやっていこうとするのは、とても表面的な調和であり、それは「調和の皮を被った不調和」であります。

本当の調和とは、宇宙(全体)にとっての調和であり、それは「1人ひとりが調和していること」が最低条件であり、人間関係であれば、誰か1人でも無理して不調和の中で調和を取ろうとしていたら、その関係は不調和となります。

無理しないこと、無理に合わせようとせず、自分は自分、その意思をはっきり示し、その上で割り切って付き合っていくことが人間関係でも大事なところです。

「主人は現実主義で、精神的世界のことは理解せず、今まで私が無理に合わせてきたけど、きっとこれからは調和の時代、お互い分かり合えるはず」

そう思っていても、現実は厳しく、変わらない人はいつまで経っても変わりません。

相手を変えること、強引に上へ引き上げようとしても難しく、自分が無理におりていって波長を合わせるのも不調和なので、身内だろうとも相手は相手、私は私として、お互いにとって無理のない状態をキープすることから、はじめて宇宙が動き、本当の調和の形に向かい始めます。

そうすると、意外な形で理解し合えなかった夫婦が、思いもよらない展開で良い関係になったりもします。

エゴではない、自己愛を深める形での自分の中の調和から始まり、他人との調和、全体の調和が始まります。

そのためには、何よりも無理しない、自分が自分らしくいられることを最優先の上で自己愛に満たされたら、無意識に愛の選択、できる方法を考え、行動できるタイプへと変わっていくと思います。

いろいろな意味でマイペースが一番なのかもしれませんね。