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3月11日は、六甲山にある「六甲比命(ろっこうひめ)神社」へ参拝。

これで何度目の訪問となるのかわかりませんが、2013年6月18日にこの場所を初めて訪れ、ここから八ヶ岳への移住のきっかけと聖地巡礼の旅が始まった原点であります。

それまで神社をはじめ、磐座参拝など興味のなかった自分が、初めて「呼ばれる」ような感覚を受けて訪れることになった六甲比命神社。

ここは「瀬織津姫」という名の水の女神の御神霊の宿る磐座として知られています。

ヲシテ文字という神代文字を使って書かれた古文書「ホツマツタエ」によると、瀬織津姫は太古の昔に静岡県三島市付近で生まれ、富士山麓の安国宮から伊勢の伊雑宮(いぞうぐう)に移られて、そこで長年に渡って天照大神とともに政務を司っていたとあります。

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この天照大神は、現在の女神である天照大神ではなく、男神であったとホツマは伝えており、伊勢にある伊雑宮は、この男神天照大神と女神瀬織津姫の住居であったとも言われています。

本来は、この男女の二神が日本中で一緒に祀られており、伊勢神宮も7世紀以前は女神の天照大神ではなく、男神の天照大神と女神の瀬織津姫が祀られていたようですが、これを藤原不比等が遷宮制度によって、片方の社殿を廃して祭神を抹消することにしたようです。

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この二神の本拠地である伊雑宮もまた、天照大神と瀬織津姫を一緒に祀るのは平安時代に廃止され、1つに減らされた本殿には男神天照大神のみが祀られ、瀬織津姫の御神体は、伊雑宮から直線距離で700mほどの近くにある「佐美長神社(さみながじんじゃ)」のごく小さな摂社として祀られています。

記紀神話よりも古く、真実の日本の歴史を描いていると言われるホツマでは、男神の天照大神と瀬織津姫が登場しますが、記紀神話になると瀬織津姫は姿を消し、そして天照大神も女神として登場します。

これには記紀神話を改ざんした勢力の存在があり、それは渡来系の民族であったと推測されています。

渡来系の民族が、途中から日本の政権を引き継ぐことになり、その中で自分らが正規のルーツでないことを誤魔化すために記紀神話を改ざんし、そして都合の悪い神々を封印したり、男神を女神にしたり、また全国の神社祭神からも名前を消してしまったようです。

その代表格であるのが瀬織津姫であり、その名前を市杵島姫や木花咲耶姫、菊理姫に変えられたりもしたようです。

ただ、今は日本そのものが大きく変化する時であり、様々な意味で本来の姿へと戻り、隠された神々も表に出る動きが始まっています。

瀬織津姫もまた、これからの新時代では中心的な立ち位置となって世の中の変革を進めていくことかと思います。

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311に訪れた六甲比命神社は、珍しく雪景色。

ハワイ島の水(雪)の神であるマウナ・ケア山に鎮座するポリアフを訪れてからの初の参拝は、同じ水の神である瀬織津姫らしく、とても幻想的な景色でお出迎えしてくれました。

2015年の春過ぎ、2度目のイスラエルの旅でガリラヤ湖の山の中で九尾の白狐と出会いました。

それは本当に目を疑う光景であり、目の前に見たことのない生物が姿を現したのです。

その片割れ、金の狐は六甲山にいると言われ、帰国後すぐに六甲山の六甲比命神社へ未明にいくと、そこで頂上から「キューン、キューン」と本当に狐の鳴き声のような音が鳴り響いており、音の鳴る方へ向かうと、一本の木からその音は鳴っていました。

そこでイスラエルから連れて帰った白狐を解き放すと、バラバラだった2つで1つの存在が統合されたような不思議な時間を過ごしました。

いつも節目節目に訪れては、そこから様々な展開が始まる六甲比命神社。

今回は3度目のイスラエル訪問、そしてガリラヤ湖の結婚式後初の参拝であり、この4年近くの自身の活動のお礼参りをしてきました。

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男神天照大神と女神瀬織津姫。

映画「君の名は。」のヒロイン三葉は、瀬織津姫を表現しているものとしたら、主人公の男の子の瀧くんは男神の天照大神となります。

映画の舞台を巡る飛騨高山の聖地巡礼の旅が流行っているようですが、映画の裏の聖地巡礼は諏訪湖であり、さらに裏の裏は六甲山となるのかもしれません。

神戸方面を訪れた際には、是非一度お立ち寄りくださいませ。