4月20日、八ヶ岳にて「八ヶ岳ライフデザイン研究所」の設立記念パーティーが開催されました。
単なるライフデザイン(生活設計)ではなく、これから先の新しい時代の新しい生き方を模索する八ヶ岳の新組織の誕生です。
自分は初代所長ということで、組織と発起人メンバーのご紹介で登壇させて頂きました。
一昔前まで「オカルト」と呼ばれていたことが、今では「スピリチュアル」という言葉に変わり、これらが一部のマニアックな人たちから一般大衆でも日常的に使われるようになるほど、目に見える現実世界と目には見えない世界との距離は縮まりました。
この世とあの世の関係においても、一昔前までは“宗教”というカテゴリーの中でしか語られることもありませんでしたが、今となっては日常会話の中に「あの世」「向こうの世界」という言葉が出たり、医療機関の中でも平気で臨死体験、死後の世界のことが語られるようにもなっています。
五感を超えた、目には見えない世界。
それが確実にあり、それも遥か遠くではなく、見えない空気と同じようように表裏一体で常にこの世界と共にあり、その見える世界と見えない世界の間で人は「人間」として存在しています。
最先端物理学でも、すでに見えない世界へとメスが入った今、民間団体も真剣にこの分野について研究に取り組み、目に見えない世界の「見える化」をしていくことが、あらゆる分野においても求められています。
スピリチュアルの大衆化とスピリチュアルブームによって、見えない世界も“お金儲け”や“詐欺”の格好の餌食となりつつあり、目には見えない、五感では感じられないことを良いことに、似非商法が蔓延して全国的に多くの被害が生まれているようです。
大麻の活動とも似ているところがあり、一部の人々の横行によって、一生懸命、真面目にやっている人までもが、白い目で見られることもあり、八ヶ岳ライフデザイン研究所では、この無法地帯となっているスピリチュアルな世界に、1つの基準となるガイドラインを生み出せたらとも考えております。
「あの団体が言っていること、認めていることなら安心だな」
決してスピリチュアルを否定するわけでもなく、むしろ目には見えない世界がより一般化されることは物質文明から精神文明への移行には必要不可欠で喜ばしいことでもありますが、そんな中で多くの人々にとって役立つ中立的な研究機関となっていくことを目指したいと思います。
そして、この見えないものを見える化する方法の1つとして、まさに「生き方」という形で地に足をつけて生活の中で実践していくことであり、地域全体、コミュニティー全体が、そんな「見えない世界と見える世界の統合された」新しい生き方を体現する実験場となることを八ヶ岳では行っていきたいと思います。
より詳細は、研究所のホームページやイベント活動などを通して具体的にお伝えしていくので、またブログ等で準備ができたらお知らせいたします。
設立記念パーティーでは、モンゴルよりゲストお招きしての歌と踊り、馬頭琴の演奏もありました。
スペシャルゲストは、モンゴルでは知らない人はいない俳優であり英雄の1人である「Dogmid Sosorbaram(ドグミド・ソソルバラム)」さん。
ソ連に続く世界二番目の社会主義国家であったモンゴルですが、1990年頃に民主化運動によって「無血革命」が起こり、現在の新しいモンゴル国家となっています。
その民主化運動の革命を成功させたリーダーの1人であるソソルさんは、30年近く経っている今もモンゴル人の中では知らない人がいないほどの著名人であり、世界でも活躍されているアーティストでもあります。
ソソルさんは、モンゴルのエルベグドルジ現大統領の文化芸術担当顧問でもありますが、この度新たに設立された八ヶ岳ライフデザイン研究所の名誉顧問にも就任して頂き、これをきっかけに八ヶ岳からモンゴルとの交流も深めていけたらと思います。
今、極東アジアが大きく揺れ動いている中、ロシアと中国の間に位置し、南北朝鮮との様々な交流のあるモンゴルは、今後の日本にとって非常に重要なパートナー国であります。
800年前、かつて世界最大の領土を持っていたモンゴル帝国。
そのエネルギーの源は、まだモンゴルの大地に残っており、これからモンゴルの目覚めとともに、アジア諸国にとってモンゴルは大切な役割を果たしていくことになると思います。
そんな中、民間としての国際外交や文化交流を進めていくのも研究所の1つのミッション。
モンゴルご一行は、八ヶ岳のドームハウスも視察に来られて大変気に入ってくださり、モンゴルでもドームハウスの展開を進めていきたいというご意向も頂きました。
八ヶ岳から世界へ、そして世界から八ヶ岳へ。
この地が、これから先の新時代の1つのモデル地域となるように、出来ることをゆっくりと地に足つけて進めていきたいと思います。