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RING OF FIRE(環太平洋火山帯)

9月6日に発生したスーパーフレアの影響による磁気嵐が地球で発生し、早速世界各地で大規模な地震がいくつも発生しました。

日本時間9月8日午後、メキシコでは「過去100年で最高」と言われているM8.2の巨大地震が発生。

まだまだ犠牲者も増えており、被害の全貌も明らかになっていませんが、まずは被害にあった方々のご冥福をお祈りします。

このメキシコ大地震は、いわゆる環太平洋火山帯に沿った地震であり、太平洋を取り巻く火山帯のマグマが活性化しています。

環太平洋火山帯には、全部で452個の火山があり、それは世界の火山の75%にも及び、世界の地震の約90%が環太平洋火山帯に沿って発生しています。

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続いて、環太平洋火山帯のグルッと反対側にある日本でも昨晩に震度5強の大きな揺れを伴う地震が秋田で発生しました。

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北緯39.5度、東経140.4度。秋田県大仙市が震源地です。

秋田県大仙市といえば、この夏全国のニュースでも話題になったところ。

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秋田県大仙市の雄物川上流で氾濫

7月の下旬、8月の下旬と立て続けに秋田県では記録的な豪雨に見舞われ、特に大仙市は被害が大きく、市内を流れる一級河川の「雄物川(おものがわ)」が氾濫して大きな被害をもたらしました。

記録的な豪雨の次は大地震。7月、8月、9月となんでこう続くのかと地元の方は落胆しているかもしれませんが、豪雨と地震は一見関係ないようで密接に関係しており、実は豪雨のあった地域は、後日大きな地震に警戒する必要があります。

地震エネルギーが地殻に溜まっているエリアには、台風を引き寄せたり雨雲が発生しやすく、エネルギーが解放される前に豪雨や季節によって大雪に見舞われることがあります。

今回の地震で地殻のエネルギーが大きく解放されたとは思いますが、まだ余震もあり、さらなる大きな地震の前震である場合もあるので、1週間ほどは要注意だとは思います。

今回の震源地付近でもあり、また夏に大氾濫を起こした雄物川(おものがわ)。

神社巡りをしている人の中には、この名前を聞いてピンと来る方もいるかもしれませんが、この雄物川は、別名「大物主川」とも呼ばれ、いわゆる奈良県の三輪山に祀られている大物主(おおものぬし)と関係があると言われています。

なぜ、三輪山の大物主が秋田と関係するのか。

最近になって広く知れ渡ってきましたが、三輪山の大物主という神は、実は封印された出雲神であるニギハヤヒであることがわかり、三輪山=ニギハヤヒ=大物主となっています。

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千と千尋の神隠しに登場するハクは「ニギハヤミコハクヌシ」という白龍であり、これは名前を奪われ、封印されたニギハヤヒを意味していますが、この雄物川もまたニギハヤヒと関係が深い河川となります。

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雄物川の近くには、大仙市が全国に誇る名物神社があり、それはSF映画の舞台のような丸石が数十万個も敷き詰められた唐松神社です。

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物部宮司が管理する唐松神社は、日本で唯一ニギハヤヒの肖像画が蔵から出てきた神社であり、ニギハヤヒは祭神でありながらも先祖であると主張する全国でもニギハヤヒにもっとも関係深い神社の1つです。

この神社にある古文献の物部文書によると、ニギハヤヒは太古の昔に山形県と秋田県の県境にある霊山の鳥海山に降臨し、そこからこの唐松神社の裏山(唐松岳)に拠点を移して過ごし、原住民と融和した後、より豊かな大和(奈良県)を目指して移動したとあります。

鳥海山。

この麓には、やはり大物忌神社(おおものいみじんじゃ)という神社があり、ここでも大物主=ニギハヤヒが祀られています。

秋田県大仙市で起こっている水の氾濫と大地震。

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最近、四国のダムと河川が龍そのものに見えることが話題になっていますが、この地に眠る龍神が目覚め、今大きく動き出しているのでしょうか。

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ちなみに秋田県秋田市が本籍の滝沢泰平。

この泰平という名前は、唐松神社の真北にある太平山(たいへいざん)から取って名付けられており、生まれる直前まで太平という漢字であったのが、生まれた直後に原因不明の病気で死にかけて復活したのをきっかけに安泰でありますようにと「泰平」に変わり、このブログの名前にもなっているのでした。

水害に地震、秋田の平穏を祈ってます。