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X8.2、再びスーパーフレア発生

9月6日の夜に発生した11年ぶりの規模のX9.3のスーパーフレアに続き、日本時間9月11日の深夜0時過ぎにもX8.2の大規模フレアが発生しました。

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X10にも迫る超巨大規模フレアが、この1週間足らずの短期間で2度も発生したのは、おそらく観測史上初めてか極めて稀なことだと思います。

幸いにも太陽の西の端、地球からは見えなくなる寸前で発生したフレアのため、太陽フレアからの磁気エネルギーの影響は少ないようですが、それでも規模が大きいだけに本日中に太陽風に乗って磁気エネルギーが到達することが見込まれています。

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太陽フレアの影響が地球に到達すると、太陽風が500km/s以上の高速に乱れ、南北磁場がマイナスへと傾くと地震や火山の噴火が発生しやすくなります。

昨晩より太陽風が高速になっていますが、まだ南北磁場がマイナスへはなっていないようなので、11日に発生した太陽フレアの影響はこれからやってくるものと思われます。

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Xクラスのスーパーフレアをバンバン爆発させた太陽黒点2673群は地球から反対側へと消えていきましたが、また太陽の北半球東から新たな太陽黒点2680群も姿を現しています。

何かと要注意の9月。引き続き太陽活動には注目しておきたいところです。

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9月8日にはメキシコのM8.2の巨大地震、日本でも秋田で震度5強の大きな地震が発生しましたが、宇宙の動きから地球の地震や火山活動の活発化を予想するシャク暦では、9月8日はノーマークの安全日でありました。

シャク暦のカレンダーでは「彗星近日点(青い★)」が重要視されており、これは宇宙を飛んでいる彗星が太陽に近づく日をマークしています。

彗星が太陽に近づくと、その影響によって太陽黒点数や太陽フレアの数も変動し、太陽は彗星などの動く宇宙的外因によって活動が変化することが知られています。

今回の最初のスーパーフレアは彗星の動きとは関係なしに突如起こったことなので予測不能でありましたが、本来は明日の下弦の月から16日、長く見ると20日の新月までが地震や火山噴火のトリガー期間であります。

すでにM8以上の大きな地震によって地殻エネルギーの解放が起こっているので中規模地震や噴火で収まる可能性もありますが、これから1週間は防災意識を高めて万が一の事態にどう備えるか身内の間でも定期的にすり合わせしておくことは大事かもしれません。

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ところで、彗星といえばもっとも有名な彗星の1つがハレー彗星。約76年周期で太陽系に近づく彗星であり、直近では1986年に接近して次回は2061年に再び回帰することが予想されています。

太陽活動もこのハレー彗星の周期に同調して黒点数が変動しており、今はハレー彗星がもっとも太陽からも遠い地点に到達する時期なので、現在の太陽活動の全体的な低下などはハレー彗星の影響も少なからず受けているのかもしれません。

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そして、太陽といえば、今はJAXAをはじめ、世界の宇宙研究の専門家達が首を傾げている現象が四極磁場という異常状態。

太陽も地球と同じように北半球と南半球があり、同じように北極と南極があります。

この両極の磁場が黒点数の11年周期に伴って反転しており、太陽は11年ごとに南北の磁極が逆に切り替わります。

それが現在の第24太陽周期は、2012年にいつも通りS極だった北極はN極へと磁極転換がはじまったのに対し、N極だった南極はまったく変化せず、そのまま北極も南極もN極という異例の事態となりました。

太陽の磁極転換は南北同時に起こらず、少しタイミングがずれて起こるので、決して珍しいことではないのですが、通常はマイナスが少しずつゼロになりプラスになり、またプラスが少しずつゼロになってマイナスになったり、変化のスピードは違ってもどちらも動きが出るはずです。

今回のようにまったく変化せずに両極が同じになるのは異例であり、そして結果的に太陽の中心にS極ができ、北半球でN極とS極、南半球でもN極とS極ができる四極磁場となったのでした。

この四極磁場について、地球や人類に与える影響も未だに不明となっており、また原因そのものも解明されていませんが、おそらくはマウンダー極小期のように、地球が寒冷化、小氷河期に向かう前兆現象で起こっているものと理解されています。

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確かに地球はこれから300年ぶり、もっと大きな周期の寒冷化、異常気候へとなるかもしれませんが、この四極磁場が起こっている真相について、1つ無視できない見解もあります。

それは惑星X(ニビル)が太陽に何か影響を及ぼしているのではないかと。

太陽の伴星ニビル。古代文献や古代遺跡に、その存在は刻まれており、人類最古のシュメール文明を生み出した異星人アヌンナキの故郷とも言われる惑星です。

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公転周期3600年のニビルが、今は再び近づいている時期であり、太陽の四極磁場は彗星よりも大きな影響を与える伴星ニビルの影響によって変化したのではないかと。

今は人間も目に見える物質世界だけでなく、目に見えない世界が同時に重なって存在しているように、もっと不可思議な世界である宇宙には目には見えない惑星が存在してもおかしくはありません。

見えないけど存在しており、着実に近づいている惑星ニビル。

トンデモ情報として扱われることが多いニビルですが、世界の科学アカデミーに属している研究者の中では、ニビルの存在は常識であり、その影響は太陽系全体をはじめ、地球にもよくも悪くも大きな影響を与えると述べています。

いずれにしても、今は宇宙始まって以来、太陽系や地球、人類にとっても大きな転機の節目にいるのは間違いないようです。

どんな未来がこの先待ち受けているにせよ、この貴重なタイミングにこの世界にいるだけでもラッキーなのかもしれませんね。