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《“やつは”メールマガジン(NO.256)》( 2017年11月13日 号 )
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本日の一言 「来年は八ヶ岳で学校」
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週末は八ヶ岳ピースファーム自給農園講座でした。

講座自体は、今回を含めてあと2回。

12月の講座で最後であり、あとは年明け以降に味噌作りイベントがあって完全終了となります。

今年は土日講座で合計30組、40名近くの方が農園へと毎月通って頂きました。

まだ今年の講座が残っているものの、八ヶ岳ピースファームでは、そろそろ来年の講座計画も進んでいます。

約3000坪の畑と1500坪の田んぼ。まだまだ今後も農地は増えていく予定もあります。

これらを舞台に来年はどういった展開をしていくのか・・・。

ここで、やはり参考となってくるのが、イスラエルの農村コミュニティー「キブツ」です。

ロシアの家庭菜園付き別荘「ダーチャ」も最近話題になっていますが、キブツは個人の家庭菜園ではなく、あくまでもコミュニティー全体の農地をキブツのメンバーが共同で作業をして運営しています。

これまで自給農園講座では、参加する方1組に対して1区画の自分専用農地を準備して実践の場として活用してましたが、来年はこういった従来の形を大きく変更して、全体の畑を全員で運営していくキブツのスタイルを検討しています。

田んぼはすでにシェア田んぼという形で全体を全員で共同管理していますが、畑もこれに近い形になります。

そして、専門的な農業や家庭菜園を知識から学ぶ講座と、ただ畑や田んぼの作業を実践を通しながら体で学んでいき、自然に触れることや仲間との繋がりに重点を置く講座とタイプを2つに分けていこうと思います。

主に八ヶ岳ピースファームでは、後者の「体験講座」をメインに運営し、計画では一泊二日をベースとした合宿形式をとろうと思います。

これが、以前にブログでも紹介した「八ヶ岳宇宙学校」の前段となると思います。

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「八ヶ岳宇宙学校」


生徒を募集して、メインは畑と田んぼを舞台に年間を通して自然、食、農、八ヶ岳、そして仲間との繋がりを学んでいくもの。

生徒は、年間を通して畑も田んぼも出入り自由。普段はピースファームスタッフが管理しているので、それを現場で一緒に手伝いながら、農作業も学び、そして自然の中に身を置いて自分自身を取り戻していきます。

月に1度は全体合宿が土日にあって、初日は午前中から夕方まで、畑や田んぼの現場作業がメイン、夕方には温泉に入ってくつろぎ、夜は八ヶ岳宇宙学校の校舎にて懇親会。

希望者は学校にも宿泊したり、または近隣の貸別荘施設と提携して一棟を複数人で借りて、また親睦を深めてもらおうと思います。

翌日は午前中から教室などを使ってお勉強。といっても、農業の勉強ではなく、これまでの学校では教えてもらえなかった様々な真理。

さすがにブログで出てくるような豪華講師陣を一気に揃えることはできませんが、まずは八ヶ岳在住の偉人の方々などにご協力頂き、毎回ゲスト講師を招いて授業風の講演会やワークショップなどを開催したいと思います。

お馴染みの方から隠れ名人の方も含めて、八ヶ岳にはまだまだ多くの素晴らしい大先生がいらっしゃるので、そんな方々との交流や繋がりも今回の大きなテーマです。

午後は自由解散か残った方々で自由時間。

せっかくの八ヶ岳滞在なので、自分が気になるお店、聖地、自然の中に行ったり、ここで繋がった仲間と談笑したり、温泉行ったり・・・。

ここまでくると農業講座とは大きくかけ離れてきますが、来年の大事なテーマは、ただ農業を学ぶだけでなく、また誰か先生の講義を聴くだけでなく、仲間と出会い、繋がり、そして農を通して自然に触れながら、本来の自分を取り戻していくことであります。

畑も田んぼも、学校も講師メンバーも、そのために必要なきっかけの1つであり、大事なのは頭で学ぶことでなく、ただ体で体験するだけでもなく、ハートで感じて自分らしくワクワク生きていく感性を身につけていくことです。

八ヶ岳は、確かにいるだけで誰もが皆、自分自身を取り戻していく特殊な磁場があり、そこに1人ではなく仲間、そして農を通して生きることも学ぶと、この流れはより一層加速すると思います。

これまでの自給農園講座や貸し農園に加え、ここ3年やってきた八ヶ岳合宿の要素も入り、また昨年に新サービスとなった野菜クラブもすべてが入り混じった集大成の新サービスになると思います。

自分自身、来年の活動は、あまり各地への講演会やイベントには出ず、八ヶ岳の地で、この学校運営に注力して、1人ひとりを丁寧にサポートしていきたいと思っています。

参加者の起業サポートや就職斡旋はもちろん、参加者同士の婚活サポートも希望があれば積極的にします・・・。

現時点の計画では、入学金+農業基本講座(年12回の全体合宿の参加、年間農地利用や収穫物の分配)で15万円、ゲスト講師による授業料は、その都度興味あるものだけの参加で、1回の授業料は2000円程度の特別価格を考えています。

現地までの交通費、宿泊費、食事代や温泉代などは別途必要となりますが、宿泊費などは学校泊や別荘泊となれば、数千から5千円ほどで泊まれたらと思っています。

4月に入学で卒業は翌年3月の1年間。

基本的な舞台は、八ヶ岳南麓のピースファーム田んぼ(1500坪)、ピースファーム畑(3000坪)、八ヶ岳宇宙学校の3箇所であり、途中にドームハウスを利用したり、オプションツアーで山登りや別の地域への修学旅行なども計画したいと思います。

来年1月から3月頃に生徒募集をすると思いますので、ご興味のある方は是非ともご検討くださいませ。

なお、先ほどから伝えている八ヶ岳宇宙学校と仮称している場所は、正式には「八ヶ岳文化村」という名前の旧小泉小学校跡地の施設となります。


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八ヶ岳文化村


数年前、廃校となった八ヶ岳南麓の小さな小学校をリノベーションして、八ヶ岳を盛り上げていく文化施設として運営され始めたところです。

そこにやつはも参画して、教室の一室を利用させて頂いており、まずは八ヶ岳に移住希望をしている人や移住済みの人々のコミュニティーセンターとして機能させる準備に入っています。

移住サポートサービス「やつナビ」のメイン事務所ともなり、また就職斡旋も今後はこちらのスペースをメインに相談会場とする予定です。

誰でも気軽に立ち寄れる場所として整備していきますので、また正式オープンとなった際には是非とも遊びにいらして頂けたらと思います。


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