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インド2日目は、シャカ族の王子「ゴータマ・シッダールタ」が悟りを開いた場所「大菩提寺」へやってきました。

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まさに、この菩提樹の下でシッダールタは悟りを得て「ブッダ(悟りを開いた者)」となったのです。

ここには金剛宝座という悟った聖地ポイントがあり、今は柵があって誰もが気軽に入れなくなっています。

その理由は、ある1人の日本人が、まだ柵がなかったころに勝手に金剛宝座に座り、地元の高僧に下りるように言われたが従わなかったため、警官に引き摺り下ろされるという大問題となり、それ以降は柵が立てられて立ち入り禁止になったとか。

その日本人は、かの有名なオウム真理教の教祖の麻原彰晃氏であったそうです・・・。

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良くも悪くも、世界中いろいろな仏教徒から観光客、珍客も含めて訪れるインド最大の聖地の1つ。

エルサレムとはまた違ったカオス感もありますが、アジアだからか、まだ日本人にはオドロオドロしい宗教色はなく、どこか平穏で神秘的な雰囲気を持った聖地であったと思います。

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空にはたくさんの龍が飛び交っているような感じであり、歓迎されたのかどうか、まだパワースポットとして、強烈な磁場を放っている場所でありました。

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悟りを開いたものを総称してブッダ(覚者)という。

カミを追い求めたり、カミに救いを求めたりするのではなく、今は1人ひとりがダイレクトにカミと繋がり、カミとなる・・・カミと気づく時代。

それはDNAの物質的ルーツだけでなく、肉体を超えた霊魂、意識といえる存在が、いったいどこから来て、どこに還るのか、ワタシという存在のルーツを自分の中でたどれば、そこにカミなる存在と自分の関係性が、それぞれ見えてくると思います。

誰もがブッダになれる、誰もがブッダ(覚者)でありキリスト(救世主)。

救い主は、カミでも誰でもない自分自身であることに、多くの人々が気づき、地球人としての自覚が芽生えた時に地球もまた新たなステージへ進むと言われていますが、そんなタイミングが少しずつ差し迫っているように思えます。

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世界に比べたら、事実上は無宗教といっても良い日本にいると、宗教はどこか別世界の文化のように感じて現実感や当事者感覚もありませんが、世界的な規模で見たら、人類は宗教によって存在し、今の社会、それこそ文明は宗教によって成り立っているといっても過言ではありません。

お酒を飲んではいけない、お肉を食べてはいけない、あれはしたほうが良い、あれはしてはいけない・・・あれこれ宗教によってルールは様々ですが、そのルール(教え)によって、その人のアイデンティティーは出来上がっており、その集合意識が国となり、この人類文明の基準を生み出しているので、アイデンティティーにまで作用する宗教・信仰というものは、この三次元世界においては絶対的な力を持っています。

法律や憲法といった、権力者や国家が定めたルールは破られても、宗教の教えに背くことは、信じる神を裏切り、自分自身の存在を否定することにもなり、よほどのことでない限り、そこで決められたルールを破ることはしません。

だからこそ、時に信仰は、その国のその時の権力者によって、都合よく使われる時代もあったでしょうし、長い目でみて、今の文明の発祥から、信仰は世界をコントロールするツールとして上手に使われていました。

誰が?なんの目的で?

そのシナリオも最終章を迎えた今、そこまでは言及しませんが・・・。

どんな価値観、どんな哲学、どんな意識を持っているかによって、その時の人類が創っていく現実や世界は変わっていきます。

多くの宗教は平和を望んでいるはずであり、人の救いのためにあるはずが、歴史を振り返ると信仰する神の違い、宗教が原因によって人々は争ったり、戦争にまで発展しています。

これに加えて、宗教の有無に関わらず、多くの人々が今はカミが紙(紙幣)となり、お金の信仰心によって社会も成り立っています。

信じていたカミにも救われず、信じていた紙もただの紙切れであることに多くの人々が気づいた時、この世界はかつてないほどの混沌の時代へと入ると言われています。

宗教と金融世界の崩壊。

ファティマ第三の予言もまた似たようなものだという見解もありますが、ただ、今のままの文明運営をする限りでは、もう人類も地球も先がなく、どこかで大きな方向転換は必ず必要となりそうです。

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その中で、これからの新しい時代、宗教は新たな形に変わっていくと言われていますが、世界が1つになっていくように、宗教もまた1つに集約されていくのか、それとも今までの宗教がなくなることで1つになるのか、それはわかりません。

ただ、自然と信仰の形が変わって、1人ひとりの意識の目覚め、自立が始まればよいのでしょうが、そう簡単には今の宗教文明がひっくり返ることもなく、よほどのインパクトがない限りは地球人として意識が1つにまとまるのは難しいかもしれません。

その、よほどのインパクトが何となるのか・・・。

宇宙人?世界最終戦争?大災害?それとも・・・??

今の人類が思いもよらない展開が待っているのかもしれません。

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インド3日目は、未明より登山。

「霊鷲山(りょうじゅせん)」と呼ばれる、釈迦が修行したり、説法をした山の聖地です。

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ここで日の出前に小鼓の奉納演奏。また山頂の寺院で献茶もありました。

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これからコルカタに向けて移動します。