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成田空港から直行便で5時間。

モンゴルの首都ウランバートルにあるチンギスハーン国際空港に昨晩無事に到着しました。

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120名乗りの小さな飛行機で国際線でもモニター画面なしのモンゴル航空。

でも、機内食は普通の航空会社と同じような内容で決して悪くはなかったです。

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モンゴル上空にやってくると、あたり一面広い平原のような景色が広がっています。

ところどころにモンゴルの遊牧民の移動式住居である「ゲル」も点在しているのが見えます。

モンゴル人の方々が、我が家のドームハウスにやってきた時に

「モンゴルのゲルに似ている」

と言っていたので、今回の旅では砂漠で実際にゲルに泊まったり、ゲルを研究するのも1つの目的です。

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平原の先に、日本の和歌山県ほどの大きさのある首都ウランバートルの都市が出現してきます。

1990年に民主化されたモンゴル。

28年間で少しずつ経済成長もしてきましが、ここ数年で飛躍的にウランバートルは近代化が進んでいるようです。

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国土は、日本の4倍ほどの大きさ。

それにも関わらず、人口は日本の40分の1ほどの300万人ほどのモンゴル。

茨城県や広島県の人口が約300万人なので、その人口で今の日本の4倍以上の土地に人々が住んでいることをイメージすると、いかに人口密度が低いかわかると思います。

そのうち、首都ウランバートルには半分の150万人が生活しており、残りの人々は草原や砂漠で遊牧民などの生活を送っています。

てっきり、今でも馬文化かと思いきや、ウランバートルは日本車や韓国車をはじめ完全な車社会であり、国全体の人口密度は低くとも首都は人が集中しているので交通渋滞も多くなっています。

それでも、海外の中では、とても落ち着いた車社会であり、世界一のカオス交通のインドに比べたらかなり整然としています。

ちなみに首都ウランバートルで、標高1350mの高現地。

そのため、日中は紫外線が強いものの温度は15℃から18℃、一方で夜になると10℃を下回って冷え込みます。

八ヶ岳とほぼ同じような標高と温度感覚なので、とても過ごしやすいです。

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今の時期はちょうどモンゴルも寒い冬の期間が終わり、春がやってきたばかりで、冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合って、春の嵐のタイミングのようです。

そのため、一年の中でももっとも風が強い時期。

モンゴルの今回のテーマの中に「風」があったので、それも感じて来ようと思います。

火の神、水の神はありますが、風の神を感じる場所は決して多くないと思うので・・・。

それにしても、夕日がとても美しいのが印象的でした。

ただ、緯度が高いので、日が沈むのは夜の9時頃・・・。

ビデオからの写真で画質が悪いですが、映っている塔は火力発電所です。

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モンゴルは、アイマクと呼ばれる日本の県に該当する行政区分でエリアが分けられています。

今回の旅は、半分は首都ウランバートルにいますが、半分は南の砂漠地方のゴビで過ごします。

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そうそう、日本では換金できませんが、モンゴルに来たら早速換金。

こちらはモンゴル紙幣のトゥグルグ。難しい発音です。

1トゥグルグ=0.045円なので、表示されている金額の0を1つ取って半分にした金額が日本円となります。

1000トゥグルグなら、0を取って100にして半分の約50円。

50円もあれば、500mlの水のペットボトルが2つ買えますので、物価は結構安いです。

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昨晩は、空港に到着して早々にモンゴル首脳陣の方々と会食。

前駐日モンゴル大使のソドブジャムツ・フレルバータル氏をはじめ、モンゴル大統領顧問であり、モンゴル民主化革命のリーダーであるソソル・バラム氏、および世界で活躍するモンゴルの著名な方々との集いでした。

モンゴル側のおもてなしで、モンゴル遊牧民の伝統料理などを戴きました。

もちろん羊を使った動物性の食事が中心ですが、使っている素材が極めてナチュラルであり、とても美味しいものばかりでありました。

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今日はウランバートルにて、世界の画家として活躍する新月紫紺大先生の個展のオープニングセレモニーです。

前首相から大統領まで参加する、日本とモンゴルの一大文化交流イベント。

写真は、ホテルから見えるモンゴルの国会議事堂であります。