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週末は、東京の広尾にある「ニュー山王ホテル」にて、元イスラエル大使のエリ・コーヘンとのコラボ講演会でした。

ここは、日本の中のアメリカ。

ニュー山王ホテルは、アメリカ軍が管理しているホテルであり、大使館やアメリカ軍関係者でないと宿泊どころか、気軽に入ることもできません。

入り口ですでに厳重なセキュリティがあり、今回のイベントもパスポートなどの身分証明書を提示して名簿と照合しないと入れず、いわゆる日本でありながらも一歩敷地に入るとアメリカ、治外法権のエリアとなります。

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実際にアメリカにも行かずとも、アメリカの敷地で、イスラエルと日本を含めた三者の和合・統合・調和の祭典。

それぞれのトークショーの前に、その祈りを込めたケーキカットのセレモニーがありました。

「なんだなかぁ、この景色。どこか夢で見たような過去に約束したような・・・」

コーヘンさんとのケーキカットは、意識がフッとそんな不思議な感覚に満ちる時間でありました。

いずれにしても、アメリカ、イスラエル、日本の雛形統合は、これにてひと段落した感覚があります。

三位一体、3は安定した完成形でありながらも、すべてが始まるスタートの数秘でもあり、ここからまた何かが新たに始まる予感もあります。

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日本とイスラエル、そしてアメリカ。

この三ヶ国のキーワードを聞いた時に、ふと頭に浮かんだのは、日本最大の霊能者であった出口王仁三郎氏の霊界物語でありました。

今から100年近くも昔、まだイスラエルが再建される前から近代イスラエルの誕生、エルサレムの街の風景、ホテルの部屋の様子までもぴったり一致に予言していた霊界物語ですが、その中にアメリカと日本、そしてイスラエル(ユダヤ)の三者の話が出てきます。

出口王仁三郎氏の霊界物語が伝えるには、以下のとおり。

やがて、世界は救世主によって平和な世の中に治めてくれる。ただ、その前に大峠を超える必要がある。

ハルマゲドンの戦争は勃発する。

世界は二大勢力が対立しており、その一方はアメリカ、一方は日本である。

双方は相反する国家であり、アメリカは極西の大陸、日本は極東の孤島、アメリカは最新の国、日本は最古の国、アメリカは民国、日本は万世一系の皇国、あらゆる面において相反する国だから、対立して当然である。

「そして、このどちらか一方が世界を一旦は治めるのなら、どちらか?」

霊界物語の中で、この出口王仁三郎本人とも思われる主人公は問われます。

その答えは、

「アメリカではない」

とのこと。すると日本が治めるのか?というと、それもちょっと違うというのが霊界物語の予言(?)の深いところ・・・。

出口王仁三郎氏は、この日本とアメリカの二大勢力とは違った大きな奥の大勢力が世界を統一すると言います。

それが、陰陽関係でありながらも、元は1つであるユダヤ人と日本人であると。

今から2700年前の紀元前721年。

北のイスラエル王国はアッシリアに滅ぼされましたが、その時に捕虜となったのは2万7000人だけであり、数十万人いたはずの北イスラエルの10支族は歴史から突如、姿を消して行方不明となりました。

これが「Ten Lost Tribes(イスラエルの失われた10支族)」

やがて、西暦73年には完全に国を失ったイスラエルは、1948年に再び独立するまで、1900年近く世界を彷徨う流浪の民となりました。

国を取り戻したユダヤの民は、自分たちの先祖が一体どこに消えてしまったのか、国家プロジェクトを組んで世界中を徹底的に調査しました。

世界各地に、失われた10支族の足跡は残っていましたが、その中でも圧倒的に色濃く足跡が残っていたのが、ここ日本。

日本の文化・風習、言葉から細部に至るまで、祖先である古代ユダヤ人の叡智が至るところに組み込まれていたのです。

国を失った民が、新たに求めた新天地。約束の地カナン。

まもなく5度目となるイスラエルへの里帰り。

この調和のエネルギーを聖地エルサレムに届けてきたいと思います。