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今晩から日本を飛び出して、イスタンブール経由でイスラエルへと向かいます。

5年連続5度目のイスラエル。

日本をはじめ、多くの国々は、2000年前にイスラエルで生まれて昇天したと言われる1人のユダヤ人、イエス・キリストの誕生年から始まる西暦カレンダーで生きていますが、イスラエルのカレンダーは、ユダヤ暦(聖書暦=天地創造元年)に基づいているので、今はユダヤ暦5778年の年末です。

ユダヤ暦は新月ともリンクしており、2018年9月9日の日没から、ヘブライ語で「ローシュ・ハシャナ」と呼ばれる新年の日を迎えます。

2016年からは、毎年ユダヤ暦の大晦日にイスラエルに入り、ユダヤ新年を現地で迎えることにしています。

年末年始の魂の帰省です。

国際空港もある近代都市テルアビブに明日の朝に到着し、そこから一気に砂漠の荒野を駆け巡って最南端まで南下。

紅海の海岸に出て右を向けば目の前はエジプト、左を向けばヨルダンという、矛の先の頂点にある砂漠の港都市エイラットで新年ととともに、総勢34名のイスラエルツアーが始まります。

世界の宗教の原点とも言われるユダヤ教。

キリスト教は21億人、イスラム教は16億人、世界人口の半分以上が二大宗教の信奉者であるのが地球人ですが、どちらの宗教も元はユダヤ教から派生したもの。

キリスト教の救世主は、ご存知の通り西暦の基準にもなっているイエス・キリスト。

ナザレという町のイエスさんが、キリスト(救世主)と後に崇められたのであり、キリストはイエスさんの名字ではなく

「キリストであるイエス」



「イエスはキリスト」

という意味のイエス・キリストです。

もちろん、イエスも現代風に言い換えられた名前であり、実際はヨシュア(ジョシュア)やイサヤなど、いくつか別の呼び名があったと言われています。

キリスト教はイエス、イスラム教はムハンマド、世界中の宗教は今も世界を救うキリスト(救世主=メシア=メサイア)が再びこの世界に舞い戻ってくる“再臨”を待ち望んでいますが、ユダヤ教の中では未だに救世主は降り立っていないので、再臨ではなく初の降臨を待ち望んでいます。

ユダヤ教では、イエス・キリストは救世主として認められてはなく、ただの1人のユダヤ人であり、だからこそ西暦ではなくユダヤ暦であり、また新約聖書ではなく、旧約聖書をただ「聖書」と呼び、2000年前に至っては、ユダヤ教の律法を脅かす危険人物として捉えられており、それゆえに磔の処刑にあったのでした。

キリスト教からすれば、救世主であるイエス・キリストを殺したのは、ユダヤ教でありユダヤ人。

この2000年間は、教会支配のキリスト文明の時代であり、あらゆる国家のバックにはバチカンが陰を潜めて権力を持ち、宗教によって世界のコントロールをしてきました。

キリスト文明の中において、救世主を殺し、救世主を認めないユダヤの立場は非常に悪いもの。

ユダヤ人が迫害の歴史をたどって来たのも、これが大きな理由の1つとも言われています。

一方でまた、イエスの名を使い、聖戦と称して戦争を繰り返し、多くの人々の命を奪ったのもキリスト教。

そんなキリスト教徒の総本山であるバチカンの嘘や悪行が暴かれ始め、ローマ法王も危機に陥っていますが、これは今に始まったことではなく、そもそもイエスを何としてでもキリストにすることから、バチカンの長い世界コントロールの計画プランは始まっていました。

イエスを神にするには、彼の奇跡の物語が必要であり、神の子である出産ストーリー、妻子もいるラブストーリーはもちろんNG、死んでなくても生き返った究極の奇跡のストーリー。

ただ、それも近い将来に訪れると言われるバチカンの崩壊によって、偽りで塗り固められた歴史も終止符を打つことになるのかもしれません。

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「20世紀最大の発見」とも言われた死海文書。

これは、1947年にイスラエルにある死海近郊の洞窟で発見された、今から2000年も前の古文書です。

その内容の大半が、旧約聖書の紀元前3世紀から後1世紀ごろの古写本であり、今も世界一のベストセラー本である聖書の内容は、この頃とほとんど変わっていないことも確かめられたようです。

とはいえ、聖書には記載されていない内容も少なからずあり、特にその内容はバチカンにとっては都合の悪い真実も書かれており、死海文書はすぐには公開されず、バチカンが必死に公表を差しどめしていたと言われています。

解析技術なども進化したことから、今から10年ほど前より、かなり大部分の死海文書の内容が公表されつつありますが、バチカンの根幹を揺るがすような内容は、時期が来たらやがて公開されるのかもしれません。

なお、この死海文書をイスラエルが崩壊する前に、洞窟に隠し、やがて2000年後に発見されることまでも計画していたのが、クムラン教団という組織。

イエス・キリストの師匠であるヨハネもまた、このクムラン教団に所属していたとも言われ、そもそもイエスもクムラン教団で修行していた可能性があるとか。

ここは単なる宗教組織ではなく、本格的な霊的な修行も実行していた、超能力集団であったと言われています。

ヒマラヤ聖者のように、覚醒した能力を持ったクムラン教団は、未来予知をすることができ、そこで2000年先である、今の時代に何が起こり、どうなるかの予言の書も書き残していたのでした。

聖書の分析も進む中、クムラン教団が残した予言の解析をしていくと、イスラエルが崩壊し、そして再び再建される日が来るものの、それは70年間の荒廃が続いた後にまた滅び、光の子と闇の子による大戦争が勃発し、その終末の世に「救世主が2人出現する」とあります。

そう、死海文書、クムラン教団の予言で興味深いとされているのが、どこの宗教も救世主は1人とするのに対して、死海文書では救世主は2人いて

「1人はアロンのメシア(救世主)」

「1人はイスラエルのメシア(救世主)」

と書かれています。

アロンは、モーセの兄であり、古代イスラエルにおける大祭司であり、このアロンのメシアは、アロンの末裔となる聖職者の人物がキーマンではないかと噂されています。

一方のイスラエルのメシアは、古代ユダヤの失われた10支族の末裔であり、その可能性がもっとも高い日本人であると言われています。

これが人物を指すのか、それとも民族なのか、もっと象徴的な何かを指すのか、わかりませんが、いずれにしても古代イスラエルの2つのものが1つになることが、この世界を治める大きなキーになるということが死海文書から読み取れます。



そういえば、

「日本から救世主が誕生する」

という説は、他にもたくさんあり、その中でも近代のエドガー・ケイシーとも呼ばれたほど、トランス状態で数々の未来予知を的中させたポール・ソロモンという人物の予言が有名です。

ソロモンは、1991年に日本のテレビ番組で公開チャネリングによる未来予知をしました。

その中で、将来に世界経済の崩壊や第三次世界大戦の勃発を予言し、厳しい未来の展望を伝えましたが、やはりここでもお馴染みの救世主の出現が語られ、それが日本から誕生すると。

“we have said that a light come from japan, and will help in the enlightenment of the world”

そして、ソロモンは「ヒントだけならよい」として、救世主の特徴を伝えました。

1991年時点ではまだ若い男性
日本の北部で生まれている
アオキ先生という武術の師がいる


この若者が、後に世界的な指導者となって「愛の法則」「すべては1つ」という教えを説き、宗教間の争い鎮めるとソロモンは予言します。

これが、死海文書の言うイスラエルのメシア?となるのかどうかわかりませんが、個人的には1人や2人の特定人物がメシアとなる時代ではなく、メシアという集合意識を皆で生み出し、この現実世界を新たに創造していくことだと思っています。

救世主も三種の神器もアークも、すべて物質的な世界のことばかりで注目されていますが、すべての本質は目に見えない世界と見える世界の融合であり、物質の世界ばかりにとらわれて意識の世界にも目を向けないと、また同じ文明社会を継続してしまうと思います。

絶対神は1つ、救世主は1人とすると、またピラミッド支配の社会構図となってしまうので、これから先、ますます表向きは終末の世の状況に一時的に入るでしょうから、救世主と名乗り出す、担ぎ上げられる人には注意したいところです。

何はともあれ、日本とユダヤの架け橋に少しでもなればと、今年もイスラエルへ旅立ちます。

死海文書の予言する、イスラエル再建から70年目の今年。

現地でもレポートしますので、一緒に旅を楽しんでくださいね。