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先週末は札幌講演会。

日本統合医療学会北海道支部長であり、代替医療に精通している響きの杜クリニックの西谷雅史院長とのコラボセミナーでした。

真冬の寒い中にも関わらず、たくさんの方々にご参加いただき、誠にありがとうございます。

西谷先生の話は、やはり専門である医療のお話。

統合医療とは何か、代替医療とは何かを素人でもとってもわかりやすく説明してくれました。

そして、話はガン細胞のことも。

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今となっては、2人に1人がガンという時代。

周囲の知人でも、年々ガンとの闘病生活を強いられている人は増えており、また命を落とすケースも少なくはありません。

健康な人でも、毎日3000個〜5000個ほどガン細胞が出来ていると言いますが、それでも元気でいられるのは、免疫細胞がパトロールをしており、ガン細胞を見つけてはやっつけているので、ガン細胞は増えない。

昨日は3000勝0敗。今日は5000勝0敗。

とはいえ免疫細胞もいつも完璧ではなく、免疫力が落ちてくると、ついつい見逃してしまうガン細胞も出てきてしまいます。

その1つのガン細胞が2つとなって分裂し、2つが4つ、4つが8つと倍々ゲームで増殖していきます。

1個10μmで生まれたガンも、1000個まで増えたら100μm。

それでもまだ発見されませんが、これが5年間(60ヶ月)もすれば10億個にも増殖しており、大きさは約1cm、重さも約1gにまで成長します。

ここまでくると、一般的にガンが早期で発見される大きさであり、1つの分岐点。

西洋医療にしても統合医療にしても、早い段階で気づき、意識も切り替えて治療に専念すれば、比較的治癒しやすいようですが、1cm10億個からの倍々ゲームの増殖量は急ピッチであり、それまで年単位で推移していたガン細胞の量が、ここから先は月単位で急増します。

すると気づくと、数cm、10cm以上のガン細胞となっており、末期ガンとして治療の選択肢も時間も限られたものになってきます。

1cmのガンも、つい昨日や先月に出来たものではなく、そのきっかけは5年前、10年前の小さな小さなガン細胞であったりするので、その頃にまで意識は遡り、何が原因でガン細胞が出来てしまったのか、なぜ増えてしまったのか、ストレスとなったきっかけや生活習慣を見直すことも大事だと思います。

過去を振り返らず、今だけを見て、切ったり(手術)、焼いたり(放射線)、殺したり(抗がん剤)するだけでは、あくまでも対処療法であり、根本的な部分が変わらないと、また再発してしまいます。

人間の60兆個もある細胞は、毎日1%ほど新陳代謝をして古いものから新しいものに生まれ変わっているようで、一般的には3ヶ月もすると細胞の多くは入れ替わると言われています。

3ヶ月の間に食べたものが、今の私。

3ヶ月間の意識で出来たのが、今の私。

逆にいえば、今から3ヶ月間のあり方と行動によって、3ヶ月後の自分はあり、その気になれば別人のようにも生まれ変わることが出来ます。

「死を忘れた細胞」

とも呼ばれるガン細胞は、本来であれば自然に死んで入れ替わる細胞なのに、死ぬことを忘れて増殖していく細胞のようです。

ガン細胞に、再びアポトーシス(細胞の自殺)を思い出させたり、または外からではなく、ガン細胞を自分自身の内側から攻撃できるように免疫細胞の力を高めたり、今は様々な治療法があるので、1人ひとりにあったケースの治療法が重要となってきます。

西谷先生は、今でも毎日100人以上の患者さんを診療しており、西洋医学の知識と経験も豊富なだけでなく、専門である代替医療においても世界中を飛び回って日々最先端の技術を学んでおり、その方にあった適切な治療法を判断できる貴重な医師の1人だと思います。

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西谷先生のお話は、今後の日本の未来の医療の状況についても。

未来で懸念されているのは「2025年問題」

これは、1947年から1949年生まれの「団塊の世代」が75歳以上になっている2025年ごろに起こると予測されるさまざまな問題であり、現在の後期高齢者1,500万人と合わせると2025年は2,200万人が後期高齢者の超高齢社会が到来するといわれています。

労働力の低下など、様々な問題が懸念される中、もっとも深刻な状況に陥るのが医療現場。

病院と医師の数よりも、高齢者の数が圧倒的に多く、特に北海道もほぼ全域が過疎化(グラフの黄色)であり、北海道に限らず、ただでさえ崩壊している日本の医療ですが、近い将来は完全に成り立たないものとなります。

それでいて、国民の2人に1人がガンであり、一体この先の日本はどうなってしまうのでしょうか。

もちろん、病院に行くことだけがすべてではなく、病院が潰れる、行けなくなることで、逆に健康になる人も中にはいると思いますが、それでも何かの際に病院が近くにあったり、信頼できる医師が側にいるのは、とても心強いことです。

西谷先生は、医師だけでなく、今後は様々な分野のセラピストが、ある程度の治療ができるほどスキルアップし、そしてコミュニティの中で、そういった医師やセラピストが活動していくことも良いと仰ってました。

そのコミュニティの中では、病気や治療のことだけでなく、死生観なども共有し、死は終わりではなく、新たな始まりでもあり、治療を最後まで諦めずに皆で見守りながらも、旅立った時にはあたたかく送り出すと。

また、近年は通信テクノロジーも大幅に発達しており、直接に希望する病院や医師の元を訪れなくとも、遠隔で診療なども出来ます。

何よりも大事なのは、その人1人ひとりにあった治療法を適切に判断できるスキルであり、対面はベストではありますが、遠隔でもある程度の判断や相談に乗ることは可能です。

今後はコミュニティ内にも医師がいれば理想ですが、すぐに内部にいない場合でも、どこかの地域の信頼できる医師とネットワークで繋がっておくことも大事であり、そうすると必要に応じて遠隔でコミュニティメンバーも適切なアドバイスを受けることが出来ます。

コミュニティに必要不可欠の医療。

少しずつ八ヶ岳もネットワークを築いて行き、この地域にあった形の医療を確立できればと思います。

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西谷先生のセミナーでは、人口の推移グラフも登場してました。

日本は少子高齢化が進む中。世界を見れば人口は増える一方。

1人ひとりが地球人としての自覚を持って活動していかないと、もう地球も人類を支えきれないほど負荷がかかっています。

このグラフを見て、自分の中ではガン細胞の増殖グラフを思い出してしまいました。

今の地球にとって、人間がガン細胞のように増殖し続けたら、いつか本体そのものである地球がダメになってしまうか、それともその前に自然治癒力が働き、人類は自然淘汰されてしまうのか。

地球にとって有益な細胞の1つとなるように、地球人は1人ひとりが大きく転換するタイミングに来ていると思います。