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最新の台風19号の進路図を見ると、予報円は伊豆半島か神奈川から上陸し、東京の西部を通過して三陸沖に抜ける進路予想となっています。

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これは1958年に発生し、1200名以上の死者を出した狩野川台風とほぼ同じ進路。

台風19号の気圧も、現時点で935hPaまで少し弱まりましたが、狩野川台風も上陸前は935hPaとまったく同じ流れ。

狩野川台風は神奈川に上陸し、上陸後はさらに勢力は衰えて960hPaとなりましたが、秋雨前線を刺激し、大量の雨をもたらしたことから大災害となった台風でありました。

伊豆半島では総雨量が750mmを超えて狩野川が決壊し、深さ12mにもなる大洪水となって大勢の死者を出し、また東京も390mmを超えるいまだかつて破られていない記録的な豪雨となり、下町だけでなく山の手も浸水し、当時で33万戸が浸水家屋となったそうです。

東京でも50名近くの死者が出ています。

今回の台風19号も暴風もさることながら、狩野川台風と同じく大量の雨の方が心配されており、同じ規模で同じような進路を辿ると東京に記録的な豪雨をもたらすかもしれません。

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まさに映画「天気の子」のような。。。

狩野川台風は午前0時に神奈川に上陸、午前1時に東京の西を通過、午前6時に三陸沖を抜け、午前9時には宮城県沖で温帯低気圧に変わったそうです。

上陸から抜けるまでは6時間ほど。

今晩、くれぐれも河川近くの方や都会の方々も水害に注意くださいませ。

少しでも東にそれて、東海や首都圏、関東の被害が軽減されることを祈っております。